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ルイの魔法陣能力①

 

 二つの魔法陣を発動させたのは覚えてる。それにルイが夢中になっているのを見ていたら眠くなってしまった。


 そこまで話してから魔法陣の体力消耗についてルイに説明すると眉を下げてた。


 あまり心配をかけないように疲労感で立てなくなった話しはせずに眠くなったとだけ伝えた。

 「少ししたら一瞬魔法陣が消えかかったから、石版の魔法陣発動する方法を使ってみたら魔法陣継続したんだ。ルカの力使ってたんだね。ごめん」

 

 暗い顔してルイが謝罪した。

 

 今回はそういうのも含めて実験であったし気にするつもりはない。

 「言い訳をするなら魔法陣の発動にルカの体力をつかっていると思わなかっただ。夜だから眠いと安易に考えてしまった」

 「それはいい。けどもう少しルイの魔法陣能力を確認したいね」 

私の提案にすぐに同意した。

ルイは石版魔法陣の発動しかできないと言ってができないのではなくやっていないの間違えではないかと思う。ルイも同じようなを考えていたようでその疑問を口にした。


 さっきの私の身体を気遣い申し訳ないとしていた暗い顔はどこかへ消え、口に手を当てて真剣な表情をしている。


 「僕は魔法陣に興味なかったから最低の事しか知らないだよ」


 そういいながら、上着の胸ポケットか一枚の紙を出した。そこには一切なにも書いていない。私は意味がわからなくその紙を見ていると“失礼”と言って立ち上がり棚からペンとインクそして、白紙を出しサイドテーブルに置く。胸ポケットから出した紙もだ。そして改めて椅子に座ると私を見た。

 そして、胸ポケットから取り出した紙を指差す。 


 「この紙は僕が魔法陣の発動するとき込める力を込めてみた。だけど、特に変化はなく普通の紙に見える」


 私はその紙を見て頷いた。私にも普通の紙と変わらないように見える。

 「で、こっちは今棚から出した紙。これに魔法陣を描いて欲しい」

 ルイの言っている意図は理解できた。本当に、今日が休息の日であり予定が何もなかったから良かった。そうでなれば昨夜、魔法陣の実験などできない。


 ぐ~


 そこまで話している途中でお腹なる音がした。朝から何も食べていない上に魔法陣で体力消耗ので当たり前である。 

 「これ描いておいて。外の衛兵にでも伝えて食事の持ってこさせるから」

 私の様子にバタバタと立ち上がると扉を開けて外の者も話してをしている。食事を持ってきてくれるのは嬉しい。しかし、お腹が空いたと自覚してしまってから、何か食べたいと思いが強くなっていた。それなのに魔法陣を描けというから不愉快になった。


 そもそも、魔法陣を発動しなくても描くのは頭を使う。


 ルカは朝食に行ったのかな。もし行っていたらぶん殴ってやりたい。


 自分の考えに頭をふった。今まで誰に対してもそんな品のない事を思ったことはない。ルイのあの気持ち悪さから彼の扱いが私の中でかなり雑になってしまっている。


 思いは言葉に、言葉は行動にでてしまう。



 気をつけないとルイ本人が気にしなくても周りの反感をかってしまう。ルイの評価は私と天地の差があるのだから。


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