第7話 絶望と歓喜
ジルは地面に崩れ落ちていた。
しばらくアザゼルはその場に呆然と立ち尽くしていた。
本当にこれでよかったかと聞かれれば、よかったはずだ。
人間の思っていたことだろう。
だが。
この心に残る、痛みは何だろう。
どこか切ない。
どこか疲れる。
少し息が乱れる。
本当に正しかったのか?
もういいだろう?
ジルは悪。
だろう?空虚に映る夢幻。
それが今のアザゼルの心を表す言葉。
人間たちの拍手喝采が聞こえる。
神もおそらくこの行動に讃美している。
だけれども。
やはりどこか。
空しい。
ジルの出した血はだんだんと地を伝い、人間どもの足元に着く。
人間は歓喜にあふれ、足元についたその地に気づかない。
気づくはずもない。
ただ目の前に映る。
善行を行った悪魔をただ賞賛するばかり。
だが。
地の底から。
地獄の神は見ていた。
「アザゼル。お前はしてはいけないことをした。」
悪魔に善行は許されない。
サタン。
地獄の神。
第一の悪魔契約。
さぁ。
惨劇の始まりだ。
「なぜ。この私が堕とされたのか。理解ができぬ。我は第一。ジルにつくられたとはいえ。われの力はあのような小童なぞに・・。えぇい。考えただけで腹立たしいわ。」
地獄の玉座にサタンはふんぞり返っていた。
彼の隣には。
使徒が二人。
彼らを護衛していた。
アザゼルはその姿を見て参った。
自分は彼に勝てない。
少なくとも。
勝利の可能性など塵芥。
あるわけがない。
第一位に第八位の悪魔が勝てるわけなどない。
サタンは強い。
一度見ればわかる。
恐怖の塊だ。
絶望はすぐそこに。
いつでも見られるものだということを。
忘れてはいけない。
to be continued
いやぁ・・・。
なんだかんだほぼ毎日投稿になりつつある^q^
まぁでも楽しいので書いちゃいますねぇ。
結構暇人だった。w
というわけで少しずつになってるけどそのうちまとめます。
では^^




