間羅の国編 登場人物
大和プロフィール
基本情報
* 年齢: 28歳
* 性別: 男性
* 一人称: 俺
* 出身: 間羅の国
* 職業: 野菜売り
* 身長: 176cm
* 特徴: 頭にタオルを巻いている
外見
黒髪に濃い茶色の瞳を持つ青年。頭にタオルを巻いているのがトレードマークで、野菜売りの仕事中も剣術の稽古中も、基本的に外すことはない。
普段は間羅の国らしい和装を着用しており、動きやすさを重視した羽織や作務衣風の服装を好む。飾らない、素朴な雰囲気の青年である。
性格
面倒見がよく、お人好し。困っている人を放っておけない性格で、明るく気さくなため、誰とでも自然に打ち解けられる。
周囲をよく観察しており、人の些細な変化にも敏感。努力家でもあり、自分が苦手とすることにも根気強く取り組む。
特に幼馴染の夏芽を昔から気にかけており、彼女が無茶をすると途端に心配性になる。時には本人に説教することもある。
野菜売り
普段は町で野菜売りを営んでいる。
野菜の目利きや扱いに長けており、旬の野菜や鮮度にも詳しい。接客も上手く、町の人々からは気さくで親しみやすい野菜売りとして知られている。
本人も野菜を売る仕事が好きで、実際のところ剣術の稽古をしている時よりも、野菜を売っている時のほうが遥かに生き生きしている。
剣術
夏芽の祖父・鷹司のもとで剣術を学んでいる。
幼い頃から夏芽と一緒に修行してきたが、剣術の才能はほとんどない。夏芽が自然と剣の才能を発揮して上達していく一方、大和は何度稽古を重ねても上達が遅く、同じ技術を身につけるにも人一倍の時間がかかる。
それでも修行をやめることはない。
誰よりも早く稽古場へ来て、誰よりも遅くまで木刀を振る。何度失敗しても諦めず、血の滲むような努力を積み重ねている。
鷹司も大和に剣の才能がないことは認めている。しかし、その努力と決して逃げない姿勢を高く評価している。
鷹司との関係
夏芽の祖父であり、自身の剣術の師匠でもある鷹司を深く尊敬している。
鷹司からは厳しい指導を受けているが、長年にわたる努力を認められている。鷹司は普段、大和を褒めることはほとんどないものの、彼が地道に修行を続けている姿を誰よりもよく見ている。
鷹司にとって大和は、**「才能はない。だが、決して逃げない弟子」**である。
夏芽との関係
夏芽とは幼い頃からの幼馴染。共に鷹司のもとで剣術を学んできた。
大和は夏芽の剣術の才能を認めている一方、昔から彼女の無茶な行動を心配している。夏芽が自分の身体を顧みずに行動すると、放っておけずに注意することもしばしば。
長い付き合いだからこそ、夏芽の性格や変化をよく理解している。
人物の本質: 剣術の才能には恵まれなかったが、努力を続けることだけは誰にも負けない青年。野菜売りとしての日常を大切にしながら、師匠である鷹司を尊敬し、幼馴染の夏芽を気にかけている。
名前の由来:大和桜から
源蔵プロフィール
基本情報
* 年齢: 70歳
* 性別: 男性
* 一人称: わし
* 職業: 元武人
* 立場: 大和の祖父
* 特徴: 頭にタオルを巻いている
外見
完全な禿頭で、白い眉と柔らかな笑みが特徴の老人。
一見すると、どこにでもいる穏やかな「近所の優しいおじいちゃん」。普段は間羅の国らしい和装を着ており、大和と同じく頭にタオルを巻いていることもある。
年齢を感じさせないほど姿勢が良く、何気ない立ち姿にも妙な威厳が漂っている。
普段は杖をついて歩くこともあるが、本当に必要なのかは定かではない。
性格
基本的には穏やかで人当たりがよく、誰に対しても柔らかな態度で接する。
「ほっほっほ」と笑っていることも多く、初対面の相手にも親しみやすい老人である。
しかし、その穏やかな外見だけで判断してはいけない。
怒鳴ることも声を荒らげることもないが、本気で怒った時には笑顔のまま周囲を黙らせるほどの迫力を持つ。
もっとも、こうした穏やかなおじいちゃんらしい振る舞いも、ある意味ではキャラ作り。本人なりに現在の生活に合わせた立ち振る舞いをしている。
過去
若い頃は名の知れた武人だった。
現在は第一線から退いているものの、長年培ってきた武術の技量と経験は健在。年齢を理由に衰えたと侮ることはできない。
本人は自分の過去について多くを語ろうとせず、昔の武勇伝を自慢することもない。
今では穏やかな日常を楽しんでいるが、その内側には武人として生きてきた年月が確かに刻まれている。
鷹司との関係
鷹司とは若い頃からの旧知の仲。
互いの実力や性格をよく理解しており、長年の付き合いから深い信頼関係を築いている。
二人とも無駄話を好まないため、会話は非常に短い。周囲からすれば意思疎通ができているのか疑問に思うほど簡潔なやり取りでも、本人たちにはそれで十分通じている。
長年同じ時代を生き、互いの歩みを知る者同士である。
大和との関係
大和の祖父。
孫を大切に思っているが、決して甘やかすことはない。
大和に剣術の才能がほとんどないことも理解している。それでも、何年も諦めずに努力を続ける孫の姿を誇りに思っている。
大和が剣術のことで落ち込んだ時も、安易に慰めることはせず、静かに背中を押す。
厳しさと優しさを兼ね備えた祖父である。
夏芽との関係
夏芽のことも幼い頃から知っており、孫同然に可愛がっている。
夏芽が無茶をすることについては、大和と同じくらい、あるいはそれ以上に心配している。
特に夏芽の若白髪には敏感で、会うたびに増えていないか気にしている。
「……また増えたのう」
そんな一言を漏らすこともしばしば。
大和と二人で夏芽の髪を見て呆れるのが、ちょっとした恒例になっている。
もちろん、若白髪そのものを責めているわけではない。それだけ夏芽が無理をしていることを案じているのである。
エドワードとの関係
その後、エドワードに興味を持ったのか、あるいは今後も交流を続けたいと思ったのか、彼との付き合いをきっかけにビリヤードを始める。
元武人という経歴からは少々意外な趣味だが、本人は思いのほか楽しんでいる様子。
新しいことを始めるのに年齢は関係ないと考えているのか、ビリヤードにもそれなりに熱心に取り組んでいる。
エドワードとの交流が今後どのように深まっていくのかも、源蔵の新しい一面となっている。
人物像
源蔵は、穏やかな笑顔の奥に、老いてなお消えない武人の気配を秘めた老人である。
若い頃の武人としての経験を誇示することなく、現在は孫の成長を見守りながら、自分なりの日常を楽しんでいる。
大和には努力することの意味を教え、夏芽には無理をしすぎないよう気を配る。そして、エドワードとの出会いによって新しい趣味まで見つけている。
一言で表すなら、穏やかな好々爺を演じながら、今もなお武人としての芯を失っていない人物。
霧島プロフィール
基本情報
* 年齢: 52歳
* 性別: 男性
* 一人称: 俺
* 職業: 裏社会のボス
* 通称: ボス/親父
* 服装: 和テイストの黒シャツに羽織。スーツは着用しない。
外見
オールバック気味に整えた髪と、ほどよく整えた無精ひげが特徴の男性。
立ち姿には落ち着きがあり、年齢相応の貫禄を漂わせている。派手な装飾を好まず、服装も和テイストの黒シャツに羽織という落ち着いたものを着用する。
指輪やアクセサリーも控えめ。裏社会の人間らしい雰囲気はあるものの、露骨に威圧感を振りまくような格好はしない。
派手さではなく、存在そのものに重みがある人物である。
性格
無口で冷静。無駄を嫌い、必要以上に言葉を重ねるここはない。
約束を重んじ、一度交わした約束は必ず守る。一方で、裏切りに対しては決して寛容ではなく、組織の秩序を乱す者には容赦しない。
感情を表に出すことは少なく、物事を判断する際にも私情を挟まない。必要とあれば非情な決断も下す。
優しさだけで人を動かすタイプではないが、完全な冷血漢というわけでもない。人間の価値を理解したうえで、一定の距離を保って付き合う。
行動原理
利益と管理。
霧島にとって組織は目的を達成するための道具であり、そこに所属する人間もまた組織を動かすための存在である。
ただし、使える人間を無意味に使い捨てることはしない。能力や価値を見極め、必要な限り活用する。
反対に、組織にとって価値がなくなった者や、秩序を乱す者については切り捨てる判断もためらわない。
個人的な好き嫌いよりも、組織全体の利益と安定を優先する。それが霧島の基本的な考え方である。
裏家業での立ち位置
裏社会の組織を取り仕切るボス。
取引の最終決定権を持ち、金や人脈、各方面とのコネクションを提供する。組織内で発生した問題の処理も担当するが、自ら現場に出向くことは基本的にない。
現場で動く人間に指示を出し、状況を把握し、最終的な結果に責任を持つ立場である。
霧島の役割は自ら暴力を振るうことではなく、組織全体を管理し、必要な結果を出すことにある。
夏芽との関係
夏芽の実の父親。
霧島にとって夏芽は、間違いなく娘である。
しかし、現在の二人の間には、もう会うことのできないという関係がある。
娘として大切に思う気持ちがあるのか、それとも父親としての感情をすでに切り離しているのか。その本心は簡単には読み取れない。
霧島は感情を表に出さず、必要以上に他人へ深入りしない人物である。夏芽に対しても、その性質がどのように表れているのかは不明瞭な部分が多い。
人物像
霧島は、裏社会の組織を冷静に管理する実務的なボスである。
人間関係を感情だけで判断せず、利益と組織の安定を優先する。約束を守り、裏切りを許さず、必要な場面では非情な決断も下す。
派手な威圧や暴力に頼ることなく、人と金と情報を動かして結果を出す。
しかし、その徹底した管理能力の裏には、本音を隠し続ける不器用さと孤独がある。
一言で表すなら、組織を動かす仕組みを理解し、必要なら歯車を交換する冷静な管理者。
歯車が回らなければ世界は止まる。
だからこそ、霧島は歯車を管理し続ける。
沈博のプロフィール
基本情報
* 名前: 沈博
* 年齢: 31歳
* 性別: 男性
* 身長: 185cm
* 体重: 80kg
* 一人称: 俺
* 職業: ヤクザ
* 所属: 霧島の組織
* 立場: 兄貴分
* 妹: 美琳
* 恋人: 紫鈴
外見
黒髪のショートヘアが特徴的な男性。髪の毛先にはネオンブルーのメッシュが入っており、暗い髪色の中で鮮やかなアクセントになっている。
右目には黒い眼帯を着用している。左目は鋭く、普段から近寄りがたい雰囲気を漂わせている。
身長185cm、体重80kgの長身で、鍛えられた引き締まった身体つき。服装は黒を基調としたスーツやシャツを好み、派手な装飾はあまり身に着けない。
性格
冷静沈着で落ち着いた性格。無駄話を好まず、自分のことを必要以上に語らない。周囲に対して威圧的な態度を取ることもあるが、感情任せに行動することは少ない。だけど、割と短気。
一方で、義理人情を非常に重んじる。
自分を慕う仲間や部下を大切にしており、一度身内と認めた人間には面倒見がいい。仲間を裏切る行為や、弱い立場の人間を利用するような振る舞いを嫌う。
普段は寡黙で近寄りがたいが、身内に対しては意外と世話焼きな一面を見せる。
職業・立場
霧島の組織に所属するヤクザであり、兄貴分として仲間や後輩たちをまとめる立場にいる。
周囲からの信頼も厚く、組織内でも一定の影響力を持っている。
後輩や部下に対しては厳しく接するが、理不尽な要求を押し付けることは好まない。自分の立場と責任を理解しており、仲間との義理を何よりも大切にしている。
単に威張るだけの兄貴分ではなく、自らも責任を負い、身内を守ろうとする人物である。
家族関係
妹:美琳
24歳の女性。警護部に所属する下級隊員で、サイバー銃派の遠距離戦闘および電子戦を専門としている。
沈博とは兄妹仲が良く、互いを大切に思っている。
ただし、沈博は裏社会の人間であり、美琳は警護部の隊員という、まったく異なる立場に身を置いている。
美琳の気の強さや口の悪さには手を焼くこともあるが、妹の実力と意志の強さは認めている。
また、美琳が危険な任務に就いていることを常に気に掛けている。表立って心配することは少ないものの、兄として妹の身を案じている。
恋人:紫鈴
紫鈴は沈博の恋人。
普段は冷静で寡黙な沈博だが、恋人である紫鈴との関係では、また違った一面を見せる可能性がある。
人物像
沈博は、冷静さと義理人情を兼ね備えた裏社会の兄貴分である。
威圧感のある外見と寡黙な態度から近寄りがたい印象を与えるが、身内に対しては面倒見がよく、仲間を大切にする。
霧島の組織に身を置く人間としての立場と、兄としての責任、そして恋人を持つ一人の男としての顔を併せ持っている。
一言で表すなら、寡黙な眼帯の奥に義理と情を秘めた、霧島の組織を支える兄貴分。
紫鈴プロフィール
基本情報
* 年齢: 29歳
* 性別: 女性
* 話す言語: 協和語
* 職業: 元地下アイドル兼殺し屋ヤクザ
* 恋人: 沈博
外見
長い紫色の髪と眼鏡が特徴的な女性。目元は糸目で、普段はチャイナ服を好んで着用している。
紫を基調とした上品な装いを好み、金色の刺繍などをあしらった華やかな服装が多い。落ち着いた優雅さと、どこか近寄りがたい雰囲気を併せ持つ。
性格
非常に高飛車で我が強く、少々自分勝手なところがある。自分の考えを簡単に曲げることはなく、相手が誰であろうと堂々とした態度を崩さない。
一方で、義理人情を大切にする情の深い人物でもある。大切な人や仲間を決して見捨てず、面倒見も良い。気の強さの裏には優しさと母性的な一面を持ち合わせている。
過去・経歴
19歳頃、地下アイドルとして活動していた。当時は夏芽ともう1人、同じグループに所属し、3人でステージに立って歌やダンスを披露していた。
夏芽とは活動当時から非常に仲が良く、互いに信頼し合う関係だった。
地下アイドルを引退してから10年が経過した現在も、二人の交流は続いている。頻繁に連絡を取り合うわけではなく、連絡することもあれば、しばらく音沙汰がないこともある。それでも、久しぶりに顔を合わせれば、昔からの付き合いらしい自然な距離感で接することができる。
人間関係
沈博
恋人同士。沈博の性格や不器用な優しさを理解しており、彼の前でも遠慮することなく、自分らしく振る舞える関係を築いている。
夏芽
元地下アイドル時代からの親友。現在はそれぞれ異なる道を歩んでいるが、かつて同じグループで活動した大切な思い出を共有している。長い時間が経った今も、その関係は続いている。
人物像
高飛車で気が強く、自分の意志をはっきりと貫く女性。しかし、その内側には深い情と優しさを秘めている。
義理人情を重んじ、大切な人には惜しみなく愛情を注ぐ。強気な態度と面倒見の良さを併せ持つ、芯の強い女性である。
九条 玄斎のプロフィール
基本情報
年齢: 70代後半
性別: 男性
立場: 古い流派の頂点に立つ剣士
孫: 一葉
過去: 23年前、32人を斬り殺した犯人
外見
白髪の短髪をきっちりと整え、鋭い灰色の瞳を持つ老人。目には一切の濁りがなく、感情が見えないというより、必要なものだけを映しているような印象を与える。
体つきは細身だが、無駄な肉のない、鍛え抜かれた筋肉を備えている。年齢を感じさせないほど身体の動きに無駄がなく、ただ立っているだけでも、相手に「この男は斬れる」と理解させるほどの威圧感がある。
手は古傷だらけ。しかし、その動作は静かで美しく、長年の鍛錬によって研ぎ澄まされている。
服装は質素な和装。道着に近い装いを日常でも崩さず、帯も常に寸分の乱れなく締めている。華美なものを身につけることはない。
人物像
古い流派の頂点に立つ人物。その佇まいには、長い年月をかけて積み重ねてきた鍛錬と、数え切れないほどの修羅場をくぐり抜けてきた者だけが持つ重みがある。
感情を表に出すことは少なく、他人に対しても必要以上に関わろうとしない。何を考えているのか読み取りにくく、その視線には余計な感情や迷いが感じられない。
彼にとって剣は、単なる武器でも技術でもない。生き方そのものに深く結びついたものであり、日常の所作にさえ剣士としての規律が染みついている。
過去
23年前、32人を斬り殺した事件の犯人。
70代後半となった現在も、彼の手には数多くの傷が残っている。その手は剣を握るために鍛えられ、幾度となく人の命を奪ってきた手でもある。
人間関係
一葉
孫にあたる人物。しかし、玄斎がその手で一葉の頭を撫でたことは一度もない。
祖父としての愛情を表現することもなく、二人の間には簡単には埋められない距離がある。
一葉
男。享年7歳。以上。




