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隻眼の誓い(小説)

今回も小説です

208字

 死屍累々の焼け野原、見渡す限り血の海だ。

 ここに1人の少年がいる。歳の頃は12,3。初陣の若武者と言ったところか。側に控える老兵は、ひび割れた兜を胸に抱いて、項垂れていた。


 少年の右目は、眉の辺りから縦に割く刀傷で、無惨にも塞がれていた。傷口は、既に乾いていたが、この合戦で付いたものらしい。気丈に立つその子供を、老人は、ただ黙って見守っている。


 この(のち)、幾度の悪夢を過ぎても、いつか祖国を復興せんと、少年は唇を引き結ぶ。

お読み下さりありがとうございます

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