第2章 1 ついにきた!
第2章の始まりです!
俺は、もう、嬉しすぎて泣きそうだった。あの真顔女神に大好きって言いたいくらい。
それくらい、嬉しかった。
何故って? それは────
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庭で昼寝しようとしてたある日、1人の女の子、いや、女性が家を訪れてきた。
そう、彼女こそがもしかしなくとも、俺の家庭教師とやらだと思う。
控えめにごめんくださいと声をかけてきた彼女は、門の前では堂々と立っていた。
俺は、門まで走ってきていたが、その姿を見た瞬間、飛び跳ねた。
もう、すごい美人さんなのだ。
整った小さな顔に、ぱっちりお目目、それに控えめとは言えない胸。
そして、服の上からでもキュッとして引き締まっているであろうことが分かる体つき。
もう、パーフェクトだ。完璧すぎる。ベスタ様、感謝致します。
俺の崇拝する母親は流石であった。あ、あとローナも。できるメイドなのだ。
俺が入口の門の前で一人でわいわい飛び跳ねているのを、目を丸くしながら見ていた彼女は、ハッと我に返ったように話しかけてきた。
「あ、あの、お家の人とかいませんか?」
「あ、はい。すみません。今、連れてきますね!」
俺も言われてから我に返った。そして走り出し、ベスタとカントを呼んで、引っ張ってきた。
「あの、こんにちは。私は募集を見て雇っていただいた、キャリル・コルニアスと申します。」
「ご丁寧にどうも。私はベスタ・ファインスと言います。隣にいるのは夫のカント・ファインスで、この子は息子のレント・ファインスです。」
「どうも。」
「こんにちわ!」
俺は元気よく挨拶しておいた。第一印象は大切なのだ。
「こんにちは。それで、ベスタさん、私が教えるのは……」
「この子です、レントです!」
「宜しくお願いします!」
「……は、はぁ……」
あ、なんか今、呆れというか、ビックリというか、色々混ざった複雑な表情をしてた。
なんか心外だなぁ。一応、魔法、使えるのになぁ。
でも、他にもなんか色んな感情が渦巻いていた。俺には読み取ることが出来なかった。俺が読み取れるのはあの無表情女神の表情だけらしい。
「そ、そうですか。で、では、これから宜しくお願いしますね、レント君。」
「はい!」
なんか焦ったような雰囲気があるな。何を焦ることがあるのだろうか?
やはり、見た目か? 俺の見た目なのか?
俺は見た目通りの男なんかじゃねえからな? いろんな意味で。
いや、そんなことより、今日から、この人、キャリル・コルニアスさんが俺の家庭教師だ!
なんか、彼女は釈然としていないようだが、そんなことはどうでもいい。
とっても優しそうだし、美人だし、もう最高だ!
俺は、この世界なら絶望せずに暮らせる。
よーし、今日から頑張るぞー!
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「……明日からね。」
うん、普通そだよね。到着早々教えるとかきついよね。すまん、張り切りすぎた。
あまりにも興奮していたもので……
まぁ、明日から頑張るとしよう。
それはそうと、今日から、キャリルは家に泊まり込みになるらしい。居候って言えばいいのに。
いや、でもギブアンドテイクだから違うか。
っと、そんなことより。
俺は明日が楽しみだ。すごく。どんな授業をしてくれるのだろうか。分かりやすいといいなぁ。
美人で、スタイルがいい、それに加えて教えるのも上手とかだったりしたらもう、非の打ち所なくね?
ちなみに、キャリルは、身長はローナと同じぐらいで、髪は金髪。目は澄んだ緑。でも、山はローナより大きい。確実に。
しかし、ベスタには及ばない。やはりベスタは偉大なのだ。最強だ。
で、そのキャリルだが、王都から来たとのことだが、いい所の育ちなのだろうか? 明日くらいに質問してみよう。
で、実はなのだが。
俺の見た感じでは、おそらく人間ではない。
あ、いや、言い方が悪かった。人間族ではない。
なんというか、雰囲気が違う気がする。あんまり探りを入れない方がいいだろうか?
そんなに深入りする気はないが。
まぁ、聞くだけ聞いてみるか。まずかったら謝ろう。素直に謝れば許してくれるだろう。
っと、まぁこんな所かな?
どうせ明日からなんだ。明日は明日の俺に任せるとしよう。
キャリルはどんな魔法を使うのだろうか? そしてどんな魔法を教えてくれるのだろうか?
もう、明日が楽しみだ! よし、今日はもう寝よう!
少しだけ早いが、たっぷり寝て英気を養うのだ!
んじゃ、おやすみなさい。
俺は、そこで眠ろうとして……
……何も起きないことをしっかりと確認して寝た。今日はぐっすり眠れそうだ。
たまには何も起きないってのもね。
余談ですがかてきょって眼鏡は必須ですか?




