第1章 閑話その2といきましょう
かなり短めです。
今日も白の神殿は沢山の死者の方々が訪問なさっています。
……正直少し飽きてきています。女神が言っちゃいけないと思うんですけれど。
でも、あの方以外特に優遇する方が来るわけでもないし、ほかの世界に飛ば……転生させる方もいませんし。
仕事が単調で同じ作業を繰り返すだけなのです。
もう、機械でも作ってそれにやらせた方がもっと捗ると私は思うのです。
作ってもいいでしょうか?
……あ、作る素材、なかったです……
うぅ……私はこの作業をずっとやるのでしょうか?
私、女神ですよ? 女神なんですよ? たまには、わがままくらい言わせてください!
私には配下だっていないのです。ほかの神や女神は持っていらっしゃるのに……
この差ってなんなのでしょうか?
私って、実は出来ない子なのでしょうか? ダメな子なのでしょうか?
YDKと思っていたのですが……まさか、やっぱりダメな子でYDKなのですか?!
私、ダメな子なのでしょうか……?
……え? それがダメだって?
ま、まさか、私からボケを奪うおつもりですか?
私のあいでんててーを無くすおつもりですか? や、やめてください! こればっかりは!!
……べ、別にノリがいいとかそういうの……
あ、ご、ごめんなさい! すいません!
う、嘘です! 本当のこと言いますから無言で人格を奪おうとするのをやめてください!!
はぁ。私はいつも表情や感情が感じられないと言われるのです。
だから、少しでもよく思ってもらえるようにこうしてボケをかましていたのです。
その私のせめてもの気持ちを奪おうとするなんて……
……いえ、いいのです。もう、どうでもいいのです。
だって、特に優遇する方とかいらっしゃらないのですし、愛想を振りまく必要も無いでしょうし。
……え? そろそろ、またいらっしゃる?
ほ、本当ですか? 私の努力は無駄ではなかったのですか?
……そ、そうですか。分かりました。
では、私は私のこのあいでんててーを、大切に、大切にいたします。
では、また、お暇ができるのであれば、お会いしましょう。創造神様。
……いっ……いってらっしゃいませ。
「はぁ、プリミエルは変わらんのう。」
白の神殿を訪れていた威厳たっぷりの一人の人間、いや人間ではないのだが、彼はそうこぼしながら、自分がいた場所へとかえっていくのであった。
忘れかけのプリミエルさん。




