魔法少女物語 フリーズ
ビルド アナ雪 ベストマッチ!
新人魔法少女10人から繰り出される
ギャグ×シリアス×ミステリー
今回は三部作の一部目となります。
今作では12章までとなります。
魔法少女物語
フリーズ
作:LUNA
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フリーズ「おはりあん!こんりあん!自由気ままに楽しむキミの幼なじみ!おとこの娘系Vtuberのペイリアンです!」
ボクはフリーズ、冷却の魔法少女だ。おとこの娘なのは変身前が男性で変身後が女性になっているから。ボクの可愛い見た目はこんな感じ。まずは水色の髪。腰あたりまで伸びていてふんわりと広がる優しい香りが漂うのが見て分かる。そしてなんといっても動物の垂れ耳!しっぽ付き!もちろん水色だ。さらに大きくて可愛らしい水色のおめめ!胸元には紺色のリボンがあって下に着ている白のワンピースにひと工夫されている。二の腕を少し見せるように穴が開いた袖をきており、胸元に伸びているフリルとつながっている。腰にはハート型にチェーンが巻かれておりスカートと一体になっている。スカートはリボンと同じく紺色だ。右足にだけガーターベルトをしていて太ももが可愛らしく顔を出している。二―ハイソックスは灰色。黒い艶が出ている靴をはいていて足首、ひざ下、ニーソの終わりに黒いベルトが巻かれている。Vtuberのアバターと魔法少女の姿は全く同じものになっている。
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この物語はこの教室から始まったんだ。アジア魔法大学のボクの大切なクラスメイト。
フリーズ「(うぅ、緊張するな。でも、最初が肝心だ。そうだよ。緊張していることがバレなければ問題はないわけで、、)」
そんなこんなで1-Dの教室に入れずにいるボクって、、
???「入らないの?教室?」
フリーズ「(え、いや、思考がフリーズしてどうする!)え、入るよ!もちろん!」
???「そう?じゃあ一緒に行こう!」
と彼女に手を握られて教室に入った。
???「えー、どうも皆さん初めまして。このクラスの担当になったガリレオです。物理の魔法少女と呼ばれてますね。学者をしています。どうぞよろしく。」
ガリレオ先生か。確かに学者らしく白衣を着ているしメガネをかけている。黒髪黒目のインテリタイプ。中は無地の黒色Tシャツ。ジーンズに黒い革靴だった。
???「へー、物理学者が担任か。魔法とは対局をなす、、、」
ガリレオ「物理学者?、、、、いや、私は「天才」物理学者だ。」
フリーズ「(うわっ、めんどくさいんですけど、、)」
ガリレオ「それと、、行き過ぎた科学は魔法と見分けがつかないという言葉があるように魔法も全て科学で説明ができる。例えば、、、いや、自己紹介の後に説明するか。各自自己紹介をするように。」
???「あの、先生の魔法はどんな感じなんですか?」
ガリレオ「あぁ、主に物理計算だな。それと観察眼。物質を見ただけで質量などのデータが入手できる。それと物事の運動結果が自力で計算可能な範囲なら計算する手間を省いて結果だけを知ることができる。そんなところだ。ラプラスには及ばないがな。、、、、、、、質問がないようなので進めてくれ。」
???「はーい。じゃああたしから。」
そう言ったのはボクを教室に引っ張って行ってくれた水色の魔法少女だった。
???「あたしはウォーター、成水の魔法少女です。こんな感じに、、」
と言った彼女の両手の間には水が浮かんでいた。
ウォーター「水を出すことができます。それから作った水を操作することもできます。よろしくお願いします。」
ウォーターさん、か。水色の手袋は肘まであり、履いているブーツも水色だった。白のスキニーを履いており、上はセーラー服みたいになっていた。胸の中心には黄色い十字の星があり、そこに制服の赤いリボンが束ねられている。水色の髪は後ろで二つのお下げとなっている。目も水色。なんだかボクと似ているし、魔法の相性も良い。仲良くできたらいいな。
???「、、どうも、重量の魔法少女、オガネソンです、えっと、流体金属です、、、、、こんな感じで、、、、」
とオガネソンさんは銀色の手をでかい包丁に変形させて見せた。
オガネソン「、、、自分の体を変形させる魔法、、、、あとは硬さが自慢、、ライフルも痛くない、、、、よろしく。」
オガネソンさんは全身が銀色だった。目も髪も銀色。顔は普通に肌があるけど、全身の見た目はざっくり言うとロボットみたいだった。ああ、あれだ、アイロンマンのマーク2に似てるんだ。
???「私はシールドです!防御の魔法少女、やらせてもらってます!」
冒険家らしい風貌の魔法少女はシールドというらしい。全身はベージュ、肘までの袖に膝までの丈、胸のところにもズボンにもポケットがあっていかにも探検道具が入っていそうだ。髪も目もベージュ。どうやらイメージカラーというのは髪の色や瞳の色にも反映されて統一されているようだった。登山靴を履いているから登山家にも見える。
うん、デスティニーランドのジャングルシップに居そう。
シールド「シールドは足場にもできるんですよ!」
と水色のシールドで階段を作って登ったりしていた。
???「やあ、私はクロー、分断の魔法少女です。この爪で引き裂くことが魔法のようです。」
クローさん。引き裂く爪は手先の紫色の爪ではなく手の甲から伸びている鉤爪のようだ。鉤爪も紫、髪も目も紫だけど、黒い革ジャンを着ている。黒いダメージジーンズに黒のスニーカー、革ジャンの中は紫の無地。イメージカラーは紫と黒のようだ。
クロー「地元でバンドやってます。あぁ、普段はクローをしまうのでご安心を。よろしく。」
???「、あ、あの、私はメディカル、、製薬の魔法少女です。」
メディカルさん。ナース服を着ているがその色が黄色だ。不思議な色だと少し思うが赤色で十字のマークがあればナースに見えるのだから黄色もありなのかもしれない。靴もズボンも白色で清潔感がある。ナース服の後ろには注射器のマークがあって、白色ベースで赤色で十字が書かれている帽子?のようなものを頭につけている。目は黄色だが髪は黒で後ろで結っている。
メディカル「、く、薬で皆さんのお役に立てればと思っておりましゅ、、、、お、おります、、、、よろしくお願いします。」
顔が真っ赤だ。
???「えっと、、私はポーズ、停止の魔法少女です。時間を停止させることができるんですが、、えっとその致命的な欠陥がありまして、、、」
青い学ランの魔法少女、ポーズ。一時停止って意味か。靴も学校指定の上履きのようで緑色のラインが入っている。Tシャツには時計の絵がある。青い髪は短いから男の子のようにも見えるけど魔法少女、女の子だった。やはり瞳も青色。でも学ランは男性っぽいんだよな。
ポーズ「えっと、その、恥ずかしながらFランクです。でも、みんなと仲良くしたいです!よろしくお願いします!」
え?時間停止できるのにFランク?、、
そう、魔法少女にはランクという魔法の強さという格付けがなされている。最高のSランクからA、Bと下がっていき、最低はF。ちなみにボクの冷却はBランク。けど、、、時間停止なんてSやAでもおかしくないのに、、致命的な欠陥ってなんだろう、、、?
???「えーっと、その、エミット。発動の魔法少女です。エミットというのは発するという意味の英単語で、魔法を発動させたり、やったことはありませんが質量をエネルギーに変換することもできます。」
エミットさん。髪の色は明るい茶色。目も茶色。ブーツも茶色なのでイメージカラーは茶色かと思いきや羽織っている制服のようなものは緑色、胸元のリボンは黄色で、上の服はスカートと一体になっていてクリーム色のワンピースになっている。ワンピースの縁は青色になっていて白い手袋をしているのでイメージカラーがあんまりつかめない。それと気になっているのがワンピースの胸元に書かれているE=γmc²という文字。なんて読むんだ、、
ガリレオ「ローレンツ因子まで書いてるのはやはり素晴らしい。さすがSランクだ。」
エミット「ちょっと先生!、、あの、、その、、」
フリーズ「(あぁ、さっきのポーズさんがFランクだと言ったのにそのあとでSランクと言われたら、、さすがに可哀そう、、順番が、、)」
ポーズ「あ、いや、気にしないでくださいね。私はエミットさんのこと、応援してます。」
エミット「あ、、ありがとう。」
???「、、、、ぇ、、、ぁ、、ぅ、、、、、」
ガリレオ「エミット、彼女の声を発生させてやれ。」
エミット「え、あ、はい、、(で、できるかな?、、こんな感じ?)」
???「え、あ、あの、サイレント、、消音の魔法少女、、」
この可愛らしい小動物、じゃなくて魔法少女はサイレントさんね。濃い青色の髪は腰まで届くほどに長い。白のブラウスにターコイズブルーのニットを着ている。胸元には赤いリボン、灰色のスカートは膝が隠れるくらい、白色のソックスにローファーを履いていて、瞳は綺麗な水色。左腕には図書委員と書かれたタスキ?、腕章か!それが飾られている。そういえば、あのドラマまだ見たことなかったっけ、、、
ガリレオ「エミット、ありがとう。サイレント、このマイクで喋ってみてくれるか?」
サイレント「ぁ‐、あー、これなら、喋れそうです。ありがとうございます。」
エミット「(いや、そのマイクあんなら私の魔法は、、、ってテストってことかな?)」
サイレント「あ、あの、その、よそしくおねがいします、、」
???「いやー、最後はわたしかー。ドライヤーっていいます。乾燥の魔法少女でーす。」
フリーズ「(おい、ボクの自己紹介は!?忘れ去られてるんですけど!!)」
ドライヤーさんね、イメージカラーは確実に赤。赤い髪に赤い瞳、ツヤツヤな背広も赤く、太ももまであるロングブーツも赤い。背広の裏側は群青色らしく襟とタイトなスカートの両端がその色である。センターには白いラインが入っており、金色のネックレスをしている。
ドライヤーさんの腕がガチャっと変形すると腕の先がドライヤーの形をしていた。
ドライヤー「ここから熱風を出すという感じですね。クリーニング屋でバイトしてます。よろしく!」
ガリレオ「次で最後だな。」
フリーズ「(あ、ありがとう先生!)」
ドライヤー「え!あ、悪気はなかったんだ。ごめん!」
フリーズ「あ、うん、大丈夫。えっと、ボクはフリーズ、、冷却の魔法少女です。ボクもみんなと仲良くできたらいいなって思ってます。よろしくお願いします。」
おさらいをしておこう。
ガリレオ先生、物、、「天才」物理学者。
ウォーターさん、水を出し操る。
オガネソンさん、銀色で固い上に体の金属を変形させる。
シールドさん、防御膜を張る探検家。
クローさん、鋭い爪で引き裂く紫と黒のバンドマン。
メディカルさん、薬を作る黄色いナース。
ポーズさん、時間停止のFランク。
エミットさん、発動のSランク。
サイレントさん、音を消す小動物。
ドライヤーさん、赤い熱風の乾燥者。
以上、ボクを含めた10名と先生が交わる時間が始まった。
2
ガリレオ「えっと、今回は最初の授業なので親睦会とします。」
フリーズ「(え、さっきは魔法は科学で説明できることを教えるって話じゃ、、)」
ガリレオ「じゃ、私は失礼して、、
ドライヤー「えー、先生も仲良くしようよ。」
ウォーター「そうですよ。あたしも先生と仲良くなりたいです!」
ガリレオ「え、、そ、そうか、、なら、いさせてもらおうかな、、」
フリーズ「(あれ、先生、もしかして照れてる?、、)」
エミット「あ、そうですよ先生。サイレントさんのマイク、あれ、なんだったんですか?」
ガリレオ「ん?あればボイスという爆音の魔法少女から借りたマジカルアイテムだが、、」
サイレント「、、ぁ、あの、借りたってことは、返さなきゃいけないんですか?」
ガリレオ「ああ、いや、あいつは爆音過ぎてマイクをすぐに壊すんだ。そのたびにウェポンに直してもらってたりしてて、だからその1本くらい無くたって大丈夫というか、ずっと借りてればいいというか、もうサイレントの物だと思ってくれて大丈夫だ。」
フリーズ「(あ、この人、テキトーなのかもしれない、、)」
エミット「あーあと、先生が質量をエネルギーに変える魔法を使っちゃだめって言ってたけどあれはどういう意味なんです?」
ガリレオ「ああ、お前の服にも書かれてるE=γmc²、それはアインシュタインが求めた方程式でEはエネルギー、γ(ガンマ)はローレンツ因子、mは質量、cは光速だな。それが示している通りエネルギーというのは、物体が静止している状態でγ=1と仮定した場合でもその質量に光速の二乗がかかった大きなエネルギーになる。だから危険なんだ。」
エミット「?、えっと、その、例を出してくれませんか?」
ガリレオ「リンゴ1個をエネルギーに変換するとだいたい原子爆弾の21万倍に相当するエネルギーが放出される。」
エミット「は?!」
フリーズ「(思わず素早い動きで立ってる、、、エミットが立った、、、)」
オガネソン「、、、なんでも爆発させられる能力。さすがS。」
クロー「危険なんてもんじゃねーぞ。」
ガリレオ「だから試すにしても砂粒だな。もしかしたらシールドで防ぎきれる、、、かもしれない。放射線の心配もあるが、安心しろ。こっちにはタイムという時間操作のSランクがいるからやり直しは効くし、虚無ならすべてをかき消せる。何かあったら責任はとる。」
エミット「Sってそんなに危険なのか、、試さなくて良かった、、、」
ドライヤー「先生はこのクラスの事をどう思ってますか?」
ガリレオ「、そうだな、、調律がとれていると思ってる、かな。例えばフリーズとドライヤーは対照的だ。それにフリーズにはウォーターがいると魔法が扱いやすいだろう。ここはコンビを組んでもらおうと思ってる。クローは戦闘向きでサイレントの援助があれば敵に気づかれずに攻撃ができるし、クローの爪でも傷つけられないであろうオガネソンもいる。ここがコンビを組めばオガネソンは無傷で敵にだけ攻撃を与えることも可能だろう。でも攻撃組を防ぐシールドがいる。サイレントは緊張で声が出せないかもしれないがメディカルが元気が出る薬を作ればマイクなしでも会話できるだろう。みんなの支えになれるのがメディカルだ。それにメディカルというのは医療全般を指す言葉だと推察するに魔法の薬以外にも怪我の治療ができる可能性が高い。魔法というのは感情によって計り知れない結果を残すことがある。メディカルの魔法少女にも効く薬は肉体面だけではなく精神面のサポートもできる。本領発揮させる薬ができるかもしれない。、、、そして最強の称号であるSランクがいる。発動の魔法ならポーズの欠点を無くすこともできるかもしれない。、、、それにな、魔法というのは使い方次第なんだ。感情の起伏で能力が変異することもある。まぁ、これは半分冗談なんだが、メディカルが魔法少女にも効く毒を作ったら、そしてそれが空気感染する劇薬なら、エミットでも太刀打ちできなくなるかもしれない。そしてこれは笑えないジョークだが、サイレントの能力、音を消す能力、それがもし心臓の鼓動をも止める魔法にまで発展したら、Sランクに引けをとらない脅威となる。サイレントが心臓を止めるのか、メディカルが毒を作るのか、エミットが魔法少女という物質をエネルギーに変換するのか、ウォーターが水で溺死させるのか、ドライヤーが干からびさして命を奪うのか、フリーズが凍死させるのか、ポーズが停止した時間の中で動き暗殺をするのか、クローが魔法少女を切り裂くのか、オガネソンが刃物になって首をはねるのか、シールドが全身を覆うように防御幕を張って窒息死させるのか、、、」
先生は目を閉じながらため息を吐いた。
ガリレオ「そうならないようにするのが私の役目だ。生徒たちを正しい道に導く。それが教員ってもんだ、、だが、私は思うんだ。私は教員には向いていない。せいぜい大人しく論文でも書いているのが関の山だと。、君たちの事は大切な生徒だと思っているしかし!、、その生徒の魔法で悪用する方法をどうしても考えてしまうんだ。思いついてしまうんだ。
、、、、こんな残酷な先生でごめんな。、、」
先生は頭を下げた。
ガリレオ「すまない。申し訳ない。大事な生徒にこんな残酷な事を言って、傷つけて、」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、エミット「先生は優しいですね。」
サイレント「そうです。先生は私にマイクをくれました。事前に私のことを、、いえ、私たちのことを考えている証拠です!」
エミット「そうですよ。先生がエネルギーについての危険性を考えていたからこそ、私に魔法を使わないように言ってくれたんですよね。」
オガネソン「、、、最悪の事態を想定した上で打ち明ける。、そしてそうならないようにと忠告をしてくれる人は、なかなか居ない。」
メディカル「私も、その、治療の可能性についても考えてくれました。頑張ります。頑張ってみんなが幸せになれるように、幸せになるような薬を作って見せます!」
ウォーター「クラス皆で支え合いましょう!先生が教えてくれた通り、私たちは相性がいいですからね!誰かが欠けそうになったら他のみんなで支え合う。ワンフォーオール・オールフォーワンです!」
フリーズ「先生が全員のことを真剣に考えてくれたことは伝わってますよ。ほら、ボクの自己紹介も忘れずにいてくれたし、、」
ドライヤー「やっぱ根に持ってんのか?!」
フリーズ「そうじゃなくて、、みんなの事をちゃんと見てるってこと。」
ドライヤー「そうだな。、、、、ま、先生は「天才」だからな。色々考えちまうだろうが、きちんと対処法も見つけてくれる。わたしの危険性だって熱と脱水だろ?ならフリーズとウォーターがカバーしてくれればいい。逆も然りだ!」
シールド「、、そうだね。シールドは防御で安全だと思ってたけど、先生が危険性を知らせてくれたからもうそんなミスは犯さない。先生は先回りして事故を防いでくれたんだ。ありがとう。」
クロー「ま、先を見据えて行動できるのはいいんじゃねーの?先生だって嫌われる覚悟で接してくれたんだ。そういうのロックで好きだぜ。」
ポーズ「、、、Fランクの私にも希望を与えてくれました。皆も先生の優しさに気づいてますよ。そんな顔しないでください。皆で支え合いましょう!もちろん、先生も含まれてますよ!」
ガリレオ「、、、、、、、、、ありがとう。、、、ちょっと席を外すよ。帰ってくるまでは自習、、親睦会だな、、、、、それじゃ、、、、、」
ウォーター「先生!私たちは先生の事、信じてる、、、信じてるから!」
先生は立ち止まり、そして何も言わずに教室を出た。
3
やはりというのか、いの一番に声を出したのはウォーターさんだった。
ウォーター「せっかくの親睦会、初授業です。みなさん、ガールズトークをしましょう!」
フリーズ「(ガールズ、、ね、、ま、まぁボクも今は生物学的に言えばメスだから、、)」
ウォーター「そうそう、思ったんですがフリーズさん。自分の事、僕って言いますよね?」
フリーズ「(ぎくっ!)」
ウォーター「それって、もしかして、、、」
フリーズ「(ま、まさか、え?もうバレるの?ちょっと、困るんですけど!!)」
ウォーター「日本人なんですか?」
フリーズ「、、へ?、、あ、うん、そう、ボクは日本人だよ。(っぶねー)」
ウォーター「やっぱり。教室に入りづらかったりしたのも日本人特有のシャイな性格なのかなとか考えてましたけど、当たりでしたね!」
フリーズ「(この子、なかなか鋭い、、)」
ウォーター「あ、ちなみにあたしはアメリカ人ですよ。」
そう、魔法少女には言語翻訳魔法が備わっている。喋る言葉は全世界共通言語となっており聞いたり読んだりするのも全て翻訳された、その人が理解できる言語へと自動変換される。これは言語の壁により助けられない命を減らす目的で備わっているのだとか。
10人のクラスメイトはそれぞれ個別に話している者もいれば一人静かにしている者もいる。ウォーターさんがクラス内をうろついていたので、なんとなく後を追ってみる。
ウォーター「クローさん。さっきバンドやってるって言ってましたよね?担当は?」
クロー「ベース。」
ウォーター「ロックかー。あたしには難しそうです。」
クロー「?、、いや、ジャズバンドだけど、、」
フリーズ「(えー!さっき「ロックで好きだぜ」とか言ってましたよね?)」
ウォーター「あ、シールドさーん。」
この子、落ち着きがないタイプなのかも。
ウォーター「なんで冒険家の衣装なんですか?」
シールド「それはですね、、、謎です。」
ウォーター「なるほど。」
フリーズ「(納得した?!)」
ウォーター「ポーズさんの致命的な欠陥って何なんですか?」
フリーズ「(いきなり踏み込んだ!!)いや、そういうのはね?、段階を踏んで、、」
ポーズ「いや、いいんだよ。えっとね、その、笑わないでほしいんだけど、、その私の魔法は時間を止めることでしょ?そうするとね、、」
ウォーター「はい。時間停止物のAVみたいに何でもできてしまう。それが悩みなんですね?」
※彼女の脳みそは腐っているのでくれぐれももらい事故にご注意ください。
ポーズ「いや、その、私も動けないんだ、、」
フリーズ「え?、、」
ポーズ「時間を停止するとね、私に流れている時間も止まっちゃうんだ。思考はできるんだけど体が動かない。時間が流れてないから。」
エミット「そうか、、先生が発動の魔法があれば欠点を補えるって言ってたけど、つまりは時間停止している最中にポーズにだけ流れる時間を発動させればいいってこと?、、だけどその間私に流れている時間は止まっているわけだから発動の魔法を届ける時間すらない、、一瞬のうちに10秒だけでもポーズにだけ流れる時間を発動させれば、ってそんなことできるの?そもそも時間を創るなんて、、、」
ウォーター「練習しましょう!そのための大学です!それにポーズさん、あたしにいい考えがあります。時間を停止している間、思考は止まらないって言ってたじゃないですか?!つまり、、テストでは時間制限がなく考え放題なんですよ!そう考えると素晴らしい魔法だと思いませんか!」
ポーズ「、、うーん、それがね、、時間停止で耐えられるのはもって数秒、なんだ、、私が動けないだけじゃなくて時間が止まってるから光も止まってて何も見えないし、何も聞こえない、、それに、、、」
フリーズ「(課題だらけってことか。確かに、時間停止って聞くと最強のようにも思えるけど、実際には、、、、、、これがFランクと認定された所以か。せめてエミットさんの魔法で活躍できるようにしてあげたいけど、、、、、)」
ウォーター「うーん、先生に相談、ですね、、。あ、それとエミットさん。魔法を発動させるってどんな感じなんです?」
エミット「他人の魔法を勝手に発動させることだね。やってみてもいい?」
ウォーター「どうぞ。」
ウォーターの周りに水が生成されていく。
ウォーター「すごい、、あたし、魔法使ってないはずなのに、水が、、」
エミット「例えばこうやって、、、」
と急にドライヤーの熱風が飛んできて水は蒸発してしまった。
ドライヤー「おい!勝手に人の魔法を使うな!」
エミット「いやー、丁度いいところにいたから、、、ごめんごめん、、」
ドライヤー「ふーん、そうか。乾燥の魔法と成水の魔法、どちらが勝つかいつか勝負してみたいもんだなぁ。」
ウォーター「望むところです!行きますよ!」
フリーズ「え、今やるの?!」
ウォーターは問答無用でドライヤーに向かって水を発射している。結構な水量だ。
ドライヤー「甘い!」
ドライヤーさんは両腕をドライヤーに変形させ向かってくる水を見事に蒸発させ続けている。両者互角といったところか。
ウォーターが成水をやめて一言。
ウォーター「おぬし、なかなかやりおるの。」
ドライヤー「お前さんだって。」
両者の睨み合いの末、近づき、固い握手をしていた。
フリーズ「(な、なんだこれ、、、)」
ウォーター「あ、次からはあたしと組んであいつをやっつけましょう!」
とこちらを見て目を輝かせるウォーターさん、、
ドライヤー「あいつ呼ばわりかよ、、、それに2対1は卑怯だって、、、」
オガネソン「、、なぁ、メディシン。」
メディカル「、、、な、なんでしょう?(私の名前、メディシンじゃなくてメディカルなんだけどな)」
オガネソン「頭痛薬持ってる?」
メディカル「あ、はい。今作りますね。、、はい。」
オガネソン「すげー、今のどうやったの?」
メディカル「んーそうですねー、、頭痛薬と言ったらイブプロフェンやアセチルサリチル酸が主成分ですよね?それに魔法を加えて魔法少女にも効くようにしたって感じ、、ですかね?」
オガネソン「(何言ってるのかさっぱりわからん)、、睡眠薬って作れる?」
メディカル「え?、ええ、、何に使うんです?」
オガネソン「いや、私不眠症でさ、、でも市販薬だと寝られないから。、、、、どうやって作るの?」
メディカル「うーん、そうですねー、市販薬というと抗ヒスタミン薬、ジフェンヒドラミン塩酸塩ですけど、、それが効かないとなるとオレキシン受容体拮抗薬、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系ですかね?」
オガネソン「(さっぱりわかんないけど、なんだかずっと聞いていたくなる説明だな)そうか、それ、使ってみたい。」
メディカル「うーん、じゃあお試しということで。念のため、ほかの薬とは組み合わせないようにしてくださいね。あ、あとグレープフルーツなどに含まれているフラノクマリン類は薬の効果を強めてしまうので接種しちゃだめです。」
オガネソン「?、、わかった。これから寝るまで何も口にしないようにする。、、、、、、それと、、サイレント、何してる。」
サイレント「(ぎくっ!)あ、あの、その、私も不眠症で、薬、試してみたいかなーって、、」
メディカル「あ、うん。今作るね。、、、はい。」
サイレント「、、ぁ、ありがとう。メディカルちゃん。」
サイレントは急ぐようにその場を後に、、
オガネソン「おい、まてサイレント。」
サイレント「、、、な、なんでしょう、、」
オガネソン「あいつの名前、メディカル、なのか?」
サイレント「、、ぁ、、はい。、、」
オガネソン「そうか。、、ありがとう。」
オガネソンはメディカルの元に戻った。
オガネソン「すまなかった。名前間違えたりして。ちゃんと覚えたから。、メディカル。」
メディカル「あ、気にしてないので大丈夫ですよ。」
オガネソン「ウォーター、薬が飲みたい。」
フリーズ「(こいつ、、クラスメイトをいいように使ってる、、、)」
ウォーター「?ああ、水を出してほしいってことですね。口開けてください。」
オガネソンが薬を口に含み、口を開けた状態で立っている。
フリーズ「(いや待て、魔法少女という美少女から生成された水、成水、いや聖水を飲みたがるなんてアウト、、いや、ボクの思考がアウトだろ!)」
びちゃー、
ウォーター「あ、ごめんなさい!離れてると操作が難しくて。」
オガネソン「大丈夫。」
とドライヤーさんを見つめるオガネソン。
ドライヤー「、、、ん?、、乾かせって意味か?、、」
オガネソンが頷く。
フリーズ「(クラスメイトをいいように使う、、さすが鋼のメンタル、、オガネソンさん、何考えてるかよくわからないところがあるよな)」
ウォーター「あ、そうですよ!フリーズさん、凍らせてください!」
と彼女の手元には水でできたコップが浮かんでいた。そうか、氷のコップを作るのか。
コップに注がれた水で薬を飲んだオガネソンさん。
オガネソン「ありがとう。」
と言い残してマジカルフォンを見ているクローさんの元に駆け寄る。
ちなみにマジカルフォンとは魔法の端末のことでピンクいスマホのようなものだ。魔法少女の変身アイテムとしての機能からスマホでできることは全部できる代物で魔法少女が1台ずつもっている。魔法の国との連絡も行える優れもの。
オガネソン「、、クロー、私を引き裂いてくれ。」
クロー「、、、、え?、、、なんで?」
オガネソン「、先生がクローの爪が効かないかもしれないと言っていた。実践したい。」
クロー「、、、え、あ、うん。、、、、、、、、い、いくよ?」
カンッ
オガネソン「、もっと強く。」
フリーズ「(ドMか?)」
クロー「、、、、、、おし。いくぞ!」
カンッ、カンッ、ガンッ、ガンッ!ガバッ!
クロー「(よし、金属が剥がれ、、)」
クローが付けた傷が修復されていく。
フリーズ「(流体金属、か。傷を負っても自己回復する。こいつは厄介だぞ。)」
クロー「お前、ランクいくつだよ。」
オガネソン「、、、、、、、Aだ。」
クロー「刃がたたないわけだ、、」
シールド「ちょっとお二人さん!さっきから何してるんですか?喧嘩はダメですよ!」
オガネソン「お、いいところに。シールド張ってくれ。」
シールド「え?だから喧嘩はって!ちょと!待って!」
オガネソンは容赦なくナイフに変形した腕をシールドに突き刺した。が、、
ドボッと金属が落ちる鈍い音がした。
シールド「ぎゃーー!腕が折れたーー!」
オガネソン「大丈夫だ。」
と折れたナイフを拾い上げるオガネソン。そして金属粒子が元のオガネソンさんの体に吸収されていく。
オガネソン「、、スクラップにされても元に戻る。」
シールド「さ、先に言ってくださいよー。」
ガリレオ「お前ら、何やってんだ?、、」
オガネソン「実戦です。」
フリーズ「(馬鹿正直に答えたーー!)」
ガリレオ「実戦はもっときちんとした設備と先輩魔法少女が居るところでだな、、」
ウォーター「いえ!これはかなーり実戦に近い訓練なんですよーー!」
フリーズ「(苦しい言い訳、、)」
ガリレオ「そうか。ならいいか。」
フリーズ「いいんかいっ!」
ん?あれ?なんでみんなこっち見て、、ってあれ、声に出てた、、、?、、、うわっ、恥、、
オガネソン「冷気出てる。、、寒い、、」
ウォーター「ナイスツッコミです!」
こうして最初の授業は幕を終えたのだった。
4
ガリレオ「えーじゃあ最初の講義なので魔法の基礎からやっていくぞ。最初に言っておくが、私は人にものを教えることはできない。みずから気づく手助けができるだけだ。さて、魔法というのは0番目の元素、魔素というものが元になっている。これはどんなエネルギーにでも変換できるという性質があり、これが魔法のほとんどとなっている。例を出そう。ウォーター、このコップに水を入れてくれ。、、、、、、ありがとう。では今何が起こったのかを解明していく。皆はここに水があると認識している。それは何故か。単純に言えば見えているからだろう。そして触れれば冷たく、落とせば床が濡れる。そのとき、水の音も聞こえるはずだ。つまりだな、人間は五感で物事を判断している。もしもこの水が偽物であったとしても脳が本物だと錯覚できるだけのエネルギーがあればそこに水が存在しているのと同義なんだ。まずは視覚だが、これは光エネルギーだな。そして感覚。これは脳に伝わる電気信号、電気エネルギーによってもたらされるものだ。音というのは空気の振動によるもの
、振動エネルギー、つまりは運動エネルギーだ。味覚と嗅覚については様々だが、結局のところ脳は電気信号でしか物事を判断できない。故に極論を言えば電気エネルギーにも変換できる魔素は現実との区別がつかないリアルさを持っているということだ。」
オガネソン「先生、オガネソンってどんな元素なんですか?」
ガリレオ「、、あとで説明しよう。一人ずつ、どんな原理で魔法が成り立っているのか説明していくから待っていろ。まずはウォーターの続きだが、この水は飲んだり発射して攻撃することもできるな。飲むときの冷たさや感じ方はさっきの電気エネルギーの件で説明がつくし、例えばメディカルの薬を飲むときだって水に浮かぶものであれば重力に逆らった運動エネルギーで浮かび上がらせれば本物の水を飲んでいることと同じことになるな。あとは水分補給という意味だがこれも水がしている働きをどんなエネルギーにでも変換可能な魔素が代役を努めれば水を飲んだということになる。あとは攻撃だが、これも運動エネルギーだな。水鉄砲が発射された威力の分だけそこに圧をかければ水の攻撃の完成だ。だいたいの説明は済んだと思う。なにか質問はあるか?」
ウォーター「うーん、なにか分からないことがありそうな気がするんですが、、、うまく言葉にできません、、、」
ガリレオ「そうか、、、まぁ何も一回ですべてを理解しろだなんてことは言うつもりはない。疑問に思った時に質問に来ればいい。、、、さて、次は、、フリーズ、この水を凍らせてくれ。」
フリーズ「あ、はい。」
ガリレオ「さて、この氷だが、これは水を冷やした結果だな。知っての通り、物質には温度変化によって固体、液体、気体、それから超高温だとプラズマにもなるな。つまりフリーズの魔法は熱エネルギーの操作ということになる。熱というのは分子の運動のことだ。その運動を無くしていくのがフリーズの本質だろう。熱の分散なのか分子の運動を疎外しているのかの2択だろう。ドライヤーはその逆で熱エネルギーを加えることによって温めているんだろう。そして風だが、これも空気を動かす運動エネルギーによって起こっていると考えるのが妥当だ。次にサイレント、消音だが、さっきも言った通り音というのは空気の振動だ。そしてその振動を止めるのには2通りあってな、まずは逆位相の音を出すこと。これは作用反作用と同じようにぶつかると振動が止まるような対の波をぶつけることだ。それともう1つは運動エネルギーによって空気の振動を無くしているか、この2つに1つだろう。、、まぁこれは後日先輩魔法少女が来た時の実験によって明らかにしていく。そしてクロー、お前の魔法も運動エネルギーの拡散だと考えることができる。」
クロー「運動エネルギーって万能なんだな、、」
ガリレオ「そうだな、万能だ。なにせ世界は元素でできている。そしてそれを動かすのが運動エネルギーで、元素を動かしてこその事象、魔法の存在証明だ。万物に関わっていてもおかしくないエネルギーだからな、、、さて、さっき作用反作用が出てきたが、これがまさしくシールドの魔法だろうな。どんな攻撃でも防ぐというのは逆方向の力が働いているからに他ならないだろう。、、次にメディカル、薬について話すが、なぜ薬に効果があるのか知っているか?」
メディカル「えーっと、レセプターを介して細胞に指令を出している、、から?」
ガリレオ「そうだな。そしてその指令というのも電気信号、、いや神経伝達物質といった方がいいか?、、とにかくそういった指令を魔素がやっていてくれることにより薬が効いているわけだ。」
メディカル「あの、その、魔素というのはそんなに小さいというか、細かい動きができるんですか?」
ウォーター「それだ!なんでもかんでも自由自在にエネルギーに変換できるなんてちょっと信じられないんです。」
ガリレオ「まぁ魔素がやっていることを説明するには量子力学の説明をしなくちゃならないからな、、えっと、そうだな。例えばオガネソンは自分の元素を自由自在に操れるだろ?あれはナノテクノロジーの分野なんだけど、、魔素はヨクトテクノロジーだからな、、それにな魔素は0番目の元素、つまり元素の中でも一番小さいんだ。さらにエネルギーは形を持たない、、いや、持つ、、、ここでは持たないとしておこう。何かを殴る時って対象のものがどんな形であれ攻撃を加えることができる。それはエネルギーが作用しているから。そしてエネルギーは形を持たないからどんなものにでも有効だ。これはエネルギーのスケールが小さすぎでどんなものにでももぐりこめることを意味している。まとめると魔素というのはものすごくミクロな存在だから細かい動きができると、そういうわけだな。」
フリーズ「(今の話、理解できて無いのってボクだけじゃないよね、、、)」
ガリレオ「そして、ポーズとエミットは、そうだな、、説明が難しいな。時間停止か。時間とはこの3次元に付随する余剰次元だからな、、、次元の介入が必要になってくるからな、
、Sランクのタイムさんに聞いてみてほしい。それとエミット、他者の魔法を発動させるのは簡単に説明がつくな。魔法は魔法少女の意志によって発動される。それを誘発することによってなしえているんだろう。一種のマインドコントロールみたいなものだな。無意識下での発動を促す力。そして質量をエネルギーに変換する魔法だが、これは核融合、反物質、、いったいどんな原理で成り立っているのか、、、もしも反物質を作れる能力だとするとSランク中のSランクになってしまうな。、、、」
エミット「反物質ってなんなんです?」
ガリレオ「電気が反対な粒子、反粒子からできた物質のことで、対になるものと合わさると爆発を起こす。世界一高価な物質と呼ばれていて1gあたり44兆$、だったかな。だいたい1年で生産される全世界の金額と同等だったような、、、」
フリーズ「(日本円に直すと、7000兆円?!?!!)」
ガリレオ「まぁ、以上が先生が君たちに言えることかな。最初の段階ではまだ魔法は弱いかもしれないが訓練次第で強くなれる。また今話した仮説が正しいとは限らない。研究して実験する必要が出てくるな。というわけで明後日は先輩魔法少女に手ほどきをしてもらうことになった。各自、頑張るように。ではこれで、、」
フリーズ「あの、ボクも、強くなれますか?」
ガリレオ「うーんそうだなー。相手の思考をフリーズさせてその隙に氷漬けにはできるんじゃないか?」
フリーズ「(いや、普通に氷魔法が強くなりたいんだけど、、)」
ガリレオ「まぁ、ウォーターもいることだし、氷柱で突き刺したり氷のナイフで完全犯罪にしたりもできるだろう。大丈夫、強くなれるよ。」
フリーズ「先生、、、(なんでそんなに思考が戦闘民族なんですか?、、、)」
ウォーター「先生!オガネソンさんの説明がまだです!」
ガリレオ「(ちっ、気づかれたか、、、)、、だってあいつ寝てるし、、」
フリーズ「(え?、、、本当だーー!よだれまで垂らして、、)」
メディカル「(オガネソンさんの不眠ってお昼に寝てるから夜寝られないだけなのでは、、)」
ガリレオ「(はーー)サイレント、マイク貸してくれ。それとこいつの周り以外は消音にするように。、、、、、(ふーーー)起きろオガネソン!!お前の質量を全部エネルギーに変換してやろうかーーーー!!!!」
オガネソン「(はっ!)先生、、、うるさいです。」
ガリレオ「お前が寝てるからだろうが。」
オガネソン「鼓膜が破れたらどうするんですか。」
ガリレオ「大丈夫だ。お前の頑丈な体なら鼓膜は破れん。」
オガネソン「、、、確かに。」
フリーズ「(納得したー)」
ガリレオ「じゃあ最後にオガネソンについて説明するぞ。原子番号118、質量数294、陽子118個、中性子が約176個、18族なのに希ガスの特性からは外れている。カリフォルニウムとカルシウム⁴⁸を衝突させてきわめて稀に生成される原子だが、半減期は0.00089秒、沸点は50℃から100℃程度、わかったかオガネソン!」
オガネソン「、、、、、全然わかりません、、」
ガリレオ「、、、、、私も偉人の名前がついているが、誰か尊敬してる偉人は居るのか?」
フリーズ「(うん?、学力、、いや、知能テスト、か?、、)」
オガネソン「エジソンです。」
ガリレオ「おお!そいつは、、、、、、エジソンがどんな人かは知っているか?」
オガネソン「惜しい発明家です。」
ガリレオ「、、??、、、もっと詳しく説明してみてくれるか?」
オガネソン「電球を99%の所まで発明した人です。」
フリーズ「(1%のヒラメキが足りてない!!)」
ガリレオ「、、お、、、、そうか、、よくわかった、、、、、、」
フリーズ「(先生も笑いをこらえてる!)」
ガリレオ「、、、、オガネソンは、だな、常温では液体である可能性が極めて高い原子で、存在できる時間は刹那より短いかなり重たい元素、、、というのが科学的な見解なのだが、見事に存在できてしまっている。元々液体なのか固体なのかも怪しいものを魔法で存在を固めたせいか流体金属という特性が与えられたらしい。、、、体重も242㎏と魔法少女の中でもかなりの重量級。固いが脆い。しかし自己修復機能がある。そして世界でも数個しか作られたことのない人工元素、なのにお前の中には大量のオガネソンが眠っている。正直、色々研究したいと思っているが、大切な生徒にそんなことはできない。、、、以上だ。」
オガネソン「先生、、、、、右腕、要ります?」
ガリレオ「要らん。」
オガネソン「大丈夫ですよ、まだ元素は残って
ガリレオ「命を粗末にするな!」
フリーズ「(、、、え?命?、、、)」
サイレント「、、いやっ、、、」
メディカル「い、命ってどういうことですか?!」
ガリレオ「や、今のは笑えないジョークで
オガネソン「私は元々300㎏はあった。戦いの上で行方不明になった元素を考慮しても、、半年で50㎏減っている。残りが250㎏だから余命は2年半。私でも、オガネソンは生成できない。体重を増やす手段はないとジーニアスさんにも言われた。、、、でも大丈夫。変身していない時間は体の時間は止まるからここにいる皆で卒業はできる、、と思う。、、それに先生。私の元素は貴重なんですよね?科学の進歩に貢献できるのであれば、私の体を貸すことも厭いません。気が変わったらまた声をかけてください。」
誰一人として動こうとはしなかった。喋ろうともしなかった。
オガネソンが気を利かせたのか、何も言わずに教室から出ていった。
そのあと、先生は「今日は終わりだ」と言い残して教室を去った。
???「どうでした?」
???「いやー、新学期ってのはいいもんだねーやっぱ。」
???「興味がわく人がいたようで何より。どんな人なんです?」
???「オガネソンとかいう余命があるやつがいてさー、早く楽にしてあげたいっていうかー、悲しむ皆の顔がたまらん!にやけそうになるのを我慢するので精いっぱいだったよー。」
5
教室にいくとウォーターさんがいた。
フリーズ「お、おはよう、、」
ウォーター「うん、おはよう。」
ちなみに、オガネソンさんはまだ来ていない。それを見越しての事だろう。
ウォーター「皆で、仲良く、卒業、したいね。」
フリーズ「、、、うん。」
ウォーター「あーダメだなーあたし。考えちゃう。、、、ねぇ、聞いてくれる?」
フリーズ「ん?、、何?」
ウォーター「ありがとう。、、、ごめんね。、、、、もしさ、寿命が宣告されたとしてさ、変身を解除すれば寿命が延びるってわかってる時ってさ、どう、するかな?」
フリーズ「そりゃ、変身を解除する、よね?」
ウォーター「そうなんだよね。できるだけ人間の状態でいると思う。、、でもさ、それなのに半年で50㎏も失うなんて、、いつ寿命のことに気づいたのかはわからないけど、でもできるだけ変身は解除する、よね。それなのに50㎏、、、、」
フリーズ「ボクも考えてたんだ。せめて講義の間だけでも変身を解除すればって。」
ウォーター「、、、、あたし、調べちゃったんだ。部位欠損した魔法少女が変身解除できるのかって。、、、それはね、ちゃんと人間に戻れるんだよ。人間の体には異常なし、魔法少女になったら部位欠損はそのまま残るけど変身自体には問題ないって。、、、でもね、分身する能力の人は、例えば忍者さんの影分身なんだけど、ちゃんと1人に戻らないと変身は解除できないんだって。」
ウォーターさんは鼻をすすりながら続ける。
ウォーター「それでね、昨日、オガネソンさんの腕が欠けたことがあったでしょ?でもオガネソンさんはそれを自分の体に戻してた。だから欠けた部分もオガネソンさんの一部、、、だから体が欠けた状態は部位欠損じゃなくて分身のように扱われるんじゃないかって。、、それでね昨日、オガネソンさんが戦いの中で元素を無くしたって言ってたよね。自然消滅したオガネソンは部位欠損扱いになるかもしれないけど無くした元素はオガネソンさんの一部で分身扱い、、だから変身が解除、できないんじゃないかって!」
フリーズ「、、ちょっと、結論を急ぎ過ぎて、」
ウォーター「メディカルさんにね、頼んでたんだ。不眠の薬。魔法少女にも効く、、、、、睡眠薬。ねぇ、寿命を気にしている人が寝ている間にも変身を解除しない理由何?!、、、魔法少女に効く睡眠薬をお願いしたってことは魔法少女のまま寝るつもり、、なんだよね?寿命を延ばしたいなら変身を解除するはず、、、つまりね、オガネソンさんは変身を解除できないんだよ。人間に戻りたくても戻れない、、、自然消滅という寿命が待ってるの、、、不眠の原因はたぶん寿命、、人間に戻れるなら、魔法少女になれる時間だけが迫ってるだけならそんなに追い詰められないと思う、、それに、先生に腕を貸してもいいって言ってた。部位欠損じゃなくて自分の体を他人に渡すっていう発想ができるのは、もう取り返しのつかないところまで来てたから。変身が解除できない状況証拠がこんなに揃ってたら、、、、揃ってたから、あたし、気づいちゃった、、」
何も、、何も言えなかった。
ウォーターさんがトイレに行ってくると席を立った。
幸い、オガネソンさんはまだ登校していない様子だった。
後から知ったことだが、この会話を聞きつけたサイレントさんが途中から他のクラスメイトに聞かれないように音を消していてくれたらしい。
ガリレオ「今日はSランクの魔法少女について解説をしていく。最も影響を与えているのは魔王と熾天使だ。知っての通り、悪魔の最上位が魔王、天使の最上位が熾天使だな。この二人は相反する存在として有名で、魔王や悪魔は絶望を力に変える能力、熾天使や天使は希望を力に変える能力を持つ。簡単にいうと、悪魔や天使というのは属性のことで魔王や熾天使の子分と考えるのがわかりやすいだろう。悪魔には2種類存在していて、魔法少女から悪魔になった者、そして人間から悪魔になった者。強さ順で行くと、普通の人間、悪魔化した人間、魔法少女、悪魔化した魔法少女、そして魔王、だな。天使にも同様の事が言える。天使についてはそこまで危ない存在ではないとされているな。希望を簡単に求められるのは快楽だ。そして最も手っ取り早く、快楽を得るには、、その、性的な行為を、、」
ウォーター「えっちですね!」
フリーズ「(ためらいなし!、、昨日もAVとか言ってたし、、さすがは自由の国)」
ガリレオ「ああそうだえっちだ!」
フリーズ「(こっちも言い切った!、、でもなんだろう、ウォーターさん、クラスの雰囲気を悪くしないために無理に明るく振舞っているような、、多分、気のせいじゃない)」
ガリレオ「そうだな、、端的に言ってしまえば、天使というのはただの、い、淫乱なやつってことで、その、だから別に危険ではないと言いたかったんだ。、、、脅威となるのは悪魔の方だな。悪魔にはその人の邪悪な心を増大させる力があり、犯罪に手を染める者も少なくない。」
ドライヤー「先生、魔王を討伐したり牢屋に入れたりしないんですか?」
ガリレオ「ああ、よくある誤解だが、魔王は悪ではない。さっきも言った通り絶望を力に変える能力、それをうまく活用していてな、例えば自殺志願者がいるとする。そいつは間違いなく絶望しているだろう。だがここで、その絶望を力に変換したらどうなるのか。そう、その人からは自殺したいという気持ちが抜け落ちることになり、魔王は力を得る。つまり、悪魔の力を正しく使えば人助けに使えるということだ。、、よくある例を出そう。ナイフ生産工場があるとする。その工場長が魔王、ナイフやその使用者が悪魔だな。そのナイフで殺人事件が起こったとする。このとき、ナイフを作っていた工場長、魔王は悪くないだろ?悪いのはナイフを殺人に使った者だ。これは悪魔の悪い例。しかし、ナイフというのも料理などに使えば大変便利だ。そう、ナイフ自体が悪なのではない。使い方が問題なんだ。だからひとえに悪魔といってもその力を正義に使っている人も存在している。実際、魔法の国に認められた認定悪魔というのも存在している。そして工場長がいなくなっても生産されたナイフが無くならないのと同じで魔王を倒しても悪魔は消えない。それに魔王はその力を正しいことに使っているし、犯罪に手を染めるなんてこともしていない。故に、魔王は悪ではなく、討伐対象でも憎むべき相手でもない。まぁそんなところだ。そして、
サイレント「あのー、大事な電話が、」
ガリレオ「ん?ああ、行ってきていいぞ。」
サイレントさんは急いで教室を出て行ってしまった。
シールド「、、、、でも、悪い悪魔もいるんですよね?その人、や魔法少女はどうなるんですか?」
ガリレオ「魔法少女の場合は簡単で、魔法少女の資格剥奪、それに魔法の記憶の消去、罪が重い場合には罪を償ってからの追放となるな。問題は悪魔化した人間の方だ。今までは悪魔化した人間を元に戻す方法は見つかってなかったんだがな、、そのマッチというSランクの証言によると過去に3件、人間に戻すことができている。これは異例のことで対応に困っているのが現状だ。それに、マッチでも人間に戻せなかった事例があることからすべての悪魔化を解除できるとは現状、言えない。マッチの法則に従ったものだけが悪魔化から解放されるのではないかというのが今のところの推論だが、、全員を救う方法は現状、見つかってない、、、」
メディカル「(私の治療で治す、、ってそんなの先輩方はやってる、、よね、、)」
シールド「マッチの法則ってなんですか?」
ガリレオ「それは言えない。、、、まぁ、安心しろ。マッチやミックスをはじめとしたSランクの魔法少女達が中心となって悪魔に対抗すべく動いてくれている。悪い悪魔は討伐し、良い悪魔は平和利用できないかを模索する研究チーム、エクソシストが正常に働いてくれている分には大丈夫だろう。。あぁ、明日の訓練でも先輩魔法少女として参加してくれることになってるから詳しいことは彼女らに聞くと良い。」
???「(エクソシストねー、そんな奴らに殺されてたまるかよ。まぁ、倒せないんですけどね)」
ガリレオ「ん、じゃ、今日はこんなところかな?」
シールド「え?、もう終わりですか?」
ガリレオ「いや、別に話が聞きたいなら話してもいいんだけど、寝てるやつがいるからやる気がでなくて、、、むしろ殺る気が、、、」
フリーズ「(寝てるやつ、、当然オガネソンさん、、もしかして体が崩壊していくのは耐え難い苦痛や疲労なのでは?)」
ガリレオ「それに知識で言えばメモリーさんにでも叩き込ませればいいだけの話だからな。
フリーズ「(教師が言ってはならないことを平然と、、)」
ガリレオ「魔法大学で大事なのは魔法の知識より訓練。卒業だって全員が成長すればそれだけ早く来ることだし、焦らずゆっくりしていけばいいと思っている。今までの生徒には2年足らずで卒業の域に達したやつもいる。教えるスピードはそこまで早くしなくても大丈夫なんだ。それに魔法とは行き過ぎた物理だ。それには正確なデータがいる。明日の実験では昨日話した仮説ではなく実際にどのように魔法が発動されているのかを突き止めて研究していく。それにより少しでも早く卒業できるようにしていきたいと思っている。、、、(って一番伝えたい本人が寝てるのに何言ってんだか、、、)」
オガネソン「先生、、」
ガリレオ「オガネソン、、、(聞いてたのか、、)」
オガネソン「なんでそんなに卒業にこだわるんですか?」
全員「(お前の為だよ!!)」
オガネソン「、、、、、?、、、、」
フリーズ「あの、先生。」
ガリレオ「お?、どうした?」
フリーズ「最初にラプラスって言ってましたけどあれって『パチットモンスター』、縮めて『パチモン』の事じゃないですよね?」
ガリレオ「あぁ、全く関係ないな。あれはラプラスの悪魔と言って全宇宙の物質の瞬間の力学的状態と力を知る知性があれば未来や過去の全ての事象を完全に予測して計算できるといった古典物理学の一種で机上の空論だ。」
フリーズ「、、??、、、、はい?」
ガリレオ「例えばボールがあるとする。そしてそれを決まった角度で指定された力で投げるんだ。そうするとボールは壁にあたったりして、何らかの運動を見せるよな?でも、これは実際に投げなくても高校の物理の範囲で計算して先に答えを知ることができる。ここまではいいか?」
フリーズ「はい。理解できてると思います。」
ガリレオ「つまり、このボールにかかっている力とその方向が分かれば未来を予測できるということになる。これを拡大していくと、全ての物にかかっている力がわかれば、地球全体をも未来予測が可能という事になるんだ。理解できたか?」
フリーズ「なるほど。ありがとうございます。(最初からその説明しろよ!)」
先生は教室を出て行ってしまった。
そうそう、そういえばオガネソンさんはノートの上によだれを垂らしてたんだよなぁ。へぇ、ノートを取ろうとするなんて意外、、いや、これただの紙の落書き、って!
フリーズ「絵ーウマッ!!」
え?これ鉛筆、、いや、シャーペンだけだよね?消しゴムで光の当たり具合を見事に表現!白黒のはずなのにまるで色がついて見えるくらい、、なによりも写真レベルで繊細で緻密でたおやか!レンガの一つ一つまで丁寧に描かれている!これは何かの遺跡、なのか?
ポーズ「お、ピーテル・ブリューゲル作のバベルの塔だね。それにしてもレプリカを持ってるなんて意外な趣味があるんだね。大学に持ってくるくらい好きな物があるなんていいことだね。」
フリーズ「、、、いや、これ描いた、、らしいですよ、、、」
ポーズ「まさかー、こんな緻密な真似、誰にもできないよ。」
フリーズ「(いや、この消しカス、、本当に描いたんだ!あのオガネソンが!)」
まさかあいつにこんな才能があったなんて、、、、やっぱりこれは実際に描かれたものだ。よーく見たら分かるし、大事なレプリカならよだれを垂らすはずがない。まてよ、こんなに完成された絵によだれ?、、、、それって、オガネソンさんからしたらこれは多くある作品の一部でしかないってことにならないか?よだれを垂らしても問題ないくらいの価値しかもたないのか?!あいつにとって!
フリーズ「、、おっそろしーー」
オガネソン「そうだ、、、メディシ、、メディカル。」
メディカル「は、はい。なんでしょう?」
オガネソン「昨日は凄くよく眠れたよ。ありがとう。」
メディカル「それは良かったです。、、その、要りますか?入眠剤?」
オガネソン「おぉ、くれるのか。ありがたい。」
メディカル「たくさん要るかなって思って、とりあえず一週間分です。」
オガネソン「おお、話が早いな。」
メディカル「それと、精神安定剤に抗不安剤、抗精神病剤に睡眠安定剤、これは睡眠を深くする薬でこっちのはサイレントさんの魔法を込めた聴力を一時的に無くして物音で起きないようにするための薬であとは、、、
オガネソン「(私を薬漬けにしたいのか?)」
メディカル「これに全部注意事項は書いてあるのでそれじゃあさようならぁー!、、、」
オガネソン「(、、、行ってしまった、、、まぁ、せっかくくれたんだし、全部飲んでみるか、、、)」
オガネソン「なぁ、クロー。」
クロー「え!な、なに?」
オガネソン「、、明日は訓練だろ?、、、、私も爪を作れるから色々と教わろうと思って。どうやったらよく切り刻めるのかなとか、、、」
クロー「(切り刻む、、)ごめんな!オガネソン!」
オガネソン「?、、、何が?」
クロー「き、昨日、傷つけて!」
オガネソン「?、、昨日、悪口言ってたのか?」
クロー「いや、精神面じゃなくて肉体に傷つけてって意味。」
オガネソン「?、昨日も言ったけど私は自己修復能力があるし痛みもないから大丈夫だぞ。」
クロー「いや、えっとそうじゃなくって、、、」
シールド「私こそごめん!」
オガネソン「?、、!、お前も悪口を?」
シールド「腕、折っちゃって、、、大事な元素なのに、、、」
オガネソン「、いや、だから自己修復能力があ
シールド「とにかくごめーん!、、、、
オガネソン「(、、、、行ってしまった、、、、)なあクロー、今のって、
クロー「わ、私も、ごめんなさーい!、、、、
オガネソン「(またもや行ってしまった、、、もしかして私、嫌われている?!、、、え?なんだ?何か嫌われるようなことをしてしまったのか!どれだ?何がいけなかったんだ!?
、、、これはメンタルに、、、あぁ、そうか、メディカルの精神薬って私が嫌われていることを分かっていたから作ってくれたのか、、、、、今日はおとなしく帰ろう、、)」
???「人が死ぬのって悲しいよね~。」
???「(!)なんで、それを、、」
???「細かいことはいいじゃない。それよりさ、復讐してみたくない?」
???「え?いや、あれは事故、、ちゃんと聞かなかった私が、、」
???「君は優しすぎるんだよ。もっと人を疑わなきゃ。ほら、この映像を見てもまだそんな事が言えるの?」
???「(うぅ、なに、この映像、、あ、頭が、、、、、、、、、、、あ、そうか、人が死ぬってわかってて、、あぁ、そうか、、、、あの野郎、って違う!あれは仕方のない事故、、、でも、その原因を作った、、それって、、)」
???「あはっ!いい顔になってきたね!そうだよ。こいつが悪いんだよ!だからさ、してみない?復讐!」
???「(人を死に追いやっておいてのうのうと生きてるなんて!)、、許せない、、」
???「そうだよね~、許せないよね~。ちゃんと考えてきてあるんだ。君の手で殺すんだ。君の素晴らしい魔法で仕返しをしないとね!」
6
エミット「(私はSランクの魔法少女。人智を超えた力である魔法。その頂点に君臨していると告げているSという肩書。、、あの時、オガネソンさんに寿命があるとわかった初日からずっと考え続けていた。何か、何か方法はあるんじゃないかって。私は未熟だからダメでも、先輩方なら、ほかのSランクの力を合わせれば、解決策が見つかるんじゃないかって。いや、見つけて見せる!クラスメイト一人守れなくて何がSランクだ!)」
私はポータルさんに連絡を取り、目的地までポータルを通してもらった。魔法の国と世界との懸け橋と言われているポータルさんの移動魔法。空中に青い円が浮かび上がり、人が通れるほどの大きさにまでなった輪っかの向こうの景色は今いる場所とはかけ離れた場所と繋がっている。一度ポータルさんのところへ行き、さらに目的地までのポータルをくぐる。これでどれだけ離れている場所にでも移動できる。
コンコンッ
???「開いているよ。」
エミット「失礼します。、、、本日はこのような話す場を設けていただき、ありがとうございます。」
???「うん。敬語でなくてもいいよ。堅苦しいでしょ。これから90分程度話す羽目になりそうなんだし、同じSランク同士、仲よくしよう。」
エミット「え、えっとじゃ、じゃあ、失礼します。」
私はソファーに腰かけた。デスクの向こうで高級そうな椅子に座っているこの人は、、
ジーニアスさん。虹色の魔法少女で世界で最も頭がいいとされている人。事実上の魔法の国のトップに君臨する人で完全記憶能力から優れた頭脳、まさしく天才中の天才。次々に上がる論文は頭がいいゆえに他の人の理解を得ないので正しいかの証明が不可能とされているものばかりだが、この世でもっとも多くの論文を書いているというのは間違いない。初期に出された論文が次々と正しいと証明されているのでジーニアス予想は全て正しいのではないかと謳われるほどだ。
ジーニアス「さて、エミット君。君が言いたいのはオガネソン君をどうにか助けられないかという事で合っているかな?」
エミット「その通りです。」
ジーニアス「結論を言おう。無理だ。」
エミット「、、、Sランクの魔法少女なら、なにか方法が見つかるんじゃないですか?」
ジーニアス「私は全てのSランクの魔法について知っている。というか、すべての魔法少女の事を理解している。けれど、結論は変わらない。、、が、なぜ無理だと判断せざるを得ないのかを説明する義務があると私は思っている。、、、スペース。」
突如として青い靄のようなものが出てきた。まるでポータルさんの先が見えないバージョンみたいなのが。
???「何でございましょう、船長。」
ジーニアス「予定通り議論を始める。例の者をここへ。」
???「かしこまりました。」
その靄の先から魔法少女達が出てきた。
ジーニアス「今来てもらっているのはオガネソン君を助けられないということを証明するために必要なSランクの方々だ。、、、さてみんな、彼女に自己紹介を。」
???「ゴッド、創造の魔法少女、創造神がモチーフだ。」
???「タイムです。明日の訓練でお世話になります。あ、時間の魔法少女です。」
???「フュージョン、融合の、魔法少女。、、、あのね、私達は全力を尽くしたんだよ?、、、でもね、ダメ、、だったんだ、、」
エミット「(え?、、、、)」
ジーニアス「君、自己紹介がまだだよ。」
エミット「あ、えっと、エミット、です。発動の魔法少女、です。、、じゃなくて、全力を尽くしたというのは?、、、」
ジーニアス「何って、オガネソン君を助けることに決まってるじゃないか。まさか君、私が愛してやまない魔法少女が危険に迫っていると知っておきながら半年間も放置していただなんて考えてないだろうね?」
エミット「、、、つまり、もう手は尽くしたと?」
ジーニアス「そう、すでにやれるだけの事はやった。思いつく限りの事をした。、、だが結果が伴わなかった。、、、私の落ち度だ。、、、すまない。」
タイム「そんな、、ジーニアスさんが謝る事じゃ、、」
ジーニアス「いいや!、、私がもっと頭が良ければ、いい策を思いついていれば、彼女を救えたかもしれないんだ。、、もちろん、今だって考えている。考え続けている!、、、けれど、、、今のところ、進展は、ない。、、」
エミット「私がいます!」
ジーニアス「、、と、言うと?」
エミット「私の魔法では質量をエネルギーに変換できます。そしてこの式はエネルギーと質量がイコールで結びついている。つまり、エネルギーもまた物質に変換できること示しています。どうにかオガネソンを生成すればまだ、可能性はあります!」
ジーニアス「、、、残念だが、対生成、、あぁ、エネルギーを物質に変換することについて誤解があるようだ。第一に対生成では目的の元素を生成するのはまず不可能だ。第二に光エネルギーをどうやって物質に変換するのかの問題がある。第三に、仮にオガネソンの生成に成功してもすぐに消えてしまう存在をどう扱えばいいのかの問題もある。オガネソンの生成を観測するまでの時間に消滅してしまうだろうからね。、、、だから、君に声をかけなかったんだ。」
エミット「、、、せめて、人間に戻す方法はないんですか?」
ジーニアス「戻してどうする?」
エミット「え、そりゃ延命ですよ!というか二度と魔法少女にならなければいいんです。オガネソンさんが人間に戻れないのは全身の元素が揃ってないからですよね?なら今すぐに世界に散らばっているオガネソンをかき集めて変身を解除すればいいんです!」
フュージョン「、、やったよ。」
エミット「え?」
フュージョン「もちろん、私だって彼女の命を大切に思ってる。だから私の融合の魔法を地球の大気県内にまで範囲を拡大させてオガネソンさんに一点集中させた。そして世界中に元素が残っていないかの調査も済んでいる。私の魔法は見事に世界中のオガネソンを余すことなくオガネソンさんに融合させることに成功した。、、あのね、彼女が変身を解除できないのはオガネソンがハザードに属しているからなんだ。」
エミット「、、ハザードって、なんですか?、、、、」
ジーニアス「大量殺人ができてしまう魔法やオガネソン君のように寿命が決まっている上に変身が解除できないという致命的な欠陥を抱えている魔法少女、もとい魔法の端末のことだ。まぁ、彼女がハザードに選ばれてしまったのは幸か不幸か。それにエミット君だっていつでもどこでも、なんでも核兵器に変えることができる魔法の持ち主だよ。ハザードに認定されてないのはガリレオ君が絶対にさせないと誓って、、」
エミット「不幸に決まってるでしょ!!魔法少女になったと思ったら余命宣告だなんていくら何でもおかしいよ!」
ジーニアス「、、、、、、、、他言無用で頼むよ。彼女はね、末期がん患者なんだ。」
エミット「、、、ぇ、、、」
ジーニアス「余命なんて残されてない状態だった。いつ死んでもおかしくない、そんなときに魔法の端末が彼女を選んだ。Sランクの君は見ていないだろうが、魔法少女の契約というのは夢で行われるものなんだ。そこではオガネソンがハザードであることはもちろん、寿命のことも説明した。でもそれは、彼女にとって余命が3年延びる提案だったんだ。それもいたって健康な体での3年だ。だから彼女は全てを了承した上で魔法少女になったんだ。」
エミット「、、、(元々余命がなくて、魔法少女に、、、寿命を伸ばす方法は、、)、、あの、オガネソンはどうしても生成、できないんですか?」
ジーニアス「いや、できるよ。」
エミット「ふぇ?!」
ジーニアス「何のためにこいつを呼んだと思ってる?」
ゴッド「こいつ扱いですか、、」
エミット「え、えっと、どういう、、」
ゴッド「私は神の力を持っている。創造主だからな、特定の元素を作るなんてわけない。」
エミット「、、(私が呼ばれないわけだ、、、)」
ジーニアス「しかし、オガネソン君には適応しなかった。簡単に言うとそうなるな。実際に何をしたのかも説明しよう。まずはスペースが、、」
???「お呼びでしょうか、館長。」
ジーニアス「、、、いや、今のは説明に君の名前を出しただけで下がっててくれ。」
???「そんな、、仲間外れなんて、この人たらし!、、、、申し遅れました。わたくし空間の魔法少女をやらせていただいているスペースです。以後、お見知りおきを。」
エミット「はぁ、どうも、、」
スペース「そう、あれはわたくしがオガネソンさんのために空間を創ったんです。理事長の言いつけ通りに無重力空間で真空状態を創ったのですが、なにせ空間の入り口は地球上、空気であふれかえっておりました。入り口からは大気が押し寄せ
ジーニアス「この作戦には多くのSランクが参加した。」
スペース「スルー!、、でも、そんな生徒会長もわたくしは推したえ申しております。」
ジーニアス「まずはスペースが空間を創った。実験に失敗してガンマ線などがあふれ出るおそれがあったし、無重力のほうがオガネソンは安定するとふんだんだ。そして真空状態だが、これは虚無というなんでも無に帰す魔法少女によって成立させた。魔法が発動しないと意味がないので空間は魔素であふれかえっていたが、空気抵抗を減らしてできるだけ動きやすくする必要があった。マジックという魔素を生成できる魔法少女の協力の元、我々は魔法を惜しみなく使うことができた。まずはゴッドがオガネソンを生成し、パワーというサイコキネシスの魔法とタイムの高速移動によって、オガネソンが消滅する前にオガネソン君に融合させようとフュージョンの力も使った。オガネソンの消滅スピードと限界の速度である光速を考慮しても半径267㎞の猶予はあったからその間に存分にオガネソンを創った、、、しかしな、彼女の体はオガネソンを拒否し、生成したオガネソンは消滅、、もちろんタイムが時間を巻き戻して消滅を防いだりと、幾度となく試した。でも成果は得られなかった。彼女の体重は増えなかったんだ。、、これはダメ元だったんだが、リアリティという現実改変能力を持つ魔法も使ってみた。ただ彼女の魔法は一時的に改変するだけだからダメだと踏んでいたんだが、、その前にまたもやオガネソンは拒否されて話どころではなかった。、、細かい説明を省くとこんな感じでそんなところだったよ。、、、このことから、オガネソン君を構成しているのはただの元素ではない。魔素とオガネソンが緻密に混ざり合い、再現できないもの、言わば量子論を超えた先の道の元素、いや、素粒子といった方がいいかな。、、、、、さて、大体の説明は終わった。なにか気になる点でもあったかい?」
私は無意識にため息を吐いた。
エミット「、、、いえ、ジーニアスさんが考えうる事に異論はありませんし、方法も間違ってなかったと、その、物理の知識があるわけではないのでなんとも言えませんが、最善を尽くしてくれたことは十分に伝わりました。、、、でも、その、言ってもいい、ですか?」
ジーニアス「うん。、、、話してごらん。」
エミット「私も、、昨日からずっと調べてました。Sランクの魔法少女はとくに世界に役立てていることが多いので能力の詳細もできるだけ調べました。そして先ほどの話をもとに推論も混ぜて質問させていただきます。、、、ゴッドさん、あなたには生成できないものがある。それは魔法少女、いえ、魔素、ですね。」
ゴッド「、、、そうだ。」
エミット「逆に言えば、魔素以外なら生成できると、そういう認識で構いませんか?」
ゴッド「その通りだが?」
エミット「あなたは医療の分野で随分と活躍されてますよね。腕を無くした人に、その人の細胞で作った腕を生成できるほどのあなたなら、半年前に人間のオガネソンさんを救う事だってできたんじゃないですか?」
ゴッド「、、、確かに。癌細胞がない状態の体を作ることはできる。だがな、医療にも、魔法にも限界はある。それに取り替えるって言っても、、」
エミット「虚無さんがいるじゃないですか。彼女、特定の部分だけの消去だってできるんですよね?だったら、がん細胞だけを消去だってできるはずです。体をすり替えるという荒唐無稽な話も虚無さんがダメなところを消去してタイムさんが時間を止めてゴッドさんが創れば済む話です。、、そうですよ、時間操作ができるのであればがんが発症する前まで時を戻せばいいんです。今からでも間に合うんじゃないですか?だって、時間操作ですもんね。、、虚無さんが体の悪い部分を消してゴッドさんが治療するという手術は幾度となく行われていた、、、なのになぜ、彼女だけは例外なんですか?、、、、答えてください。」
タイム「、、、えっとね、今からやり直すのは、無理、かな。そもそもね、半年も前に行くことなんて魔力が
エミット「マジックさんがいるじゃないですか。彼女、魔素を生成できるんですよね?だったら魔力切れなんてのは言い訳になりませんよ。」
タイム「、、例えね、仮に、半年前に行けたとしても歴史を改変するのは、
エミット「バタフライエフェクト、ですか?」
タイム「そうそう、、それにね、その人の時間を巻き戻すっていうのはその人の生きた証を奪うことになるんだよ。だからおいそれとできるものじゃないんだ。、、、多少の時間を巻き戻すことは何度もやってきた。でもね、がん細胞は10年とかの時間を巻き戻さないといけなくて、魔力が、、、じゃなくてそんなに多くの時間を奪うのは、私、できない、、」
エミット「その人が死の運命をたどるとしても、ですか?」
タイム「、、、うん。、、だって、時間を巻き戻してもがんが発症する未来を先延ばしにすることしかできないし、仮になんども時間を巻き戻したとしてそれで本人はどう思うかな?自分の忘れているところでどんどん時間が過ぎて行って、大切な人は年老いていって亡くなるかもしれない。それすら時間を巻き戻したとして過去の記憶しかない自分と知らないところで変わっていく世界を、その人は大切な人が亡くなってるという事にさえ気づかずに生きていかなきゃいけなくなるんだよ。それって、なんのために生きてるのか、わからなくなっちゃうんじゃないかなと私は思う。だから、そんな残酷なことは私には、できない。」
エミット「、、、、、(分かっては、いた。そもそも一個人のためにSランクの魔法少女が魔法をかけ続けるなんて、現実的じゃないし、、限りある資源、限りある魔素、、、、、、ただ、タイミングが悪かったんだ、、、結局人生はタイミング次第、、、、)
すみませんでした。
あなたを責めても仕方ないと分かっていながら、、でも、言えずにはいられなかった。、、ごめんなさい。」
タイムさんが抱き着いてきた。
タイム「ううん。いいんだよ。思ったことを素直に言えて、立派でした。私はあなたを誇りに思います。、、頑張りましょう、、、一緒に頑張っていきましょう、、あなたもSランクなのですから、きっと多くの困難に立ち向かいながらも多くの人を守れる、そんな見事で、素敵な魔法少女になれると信じています。」
エミット「、、はい。、、、明日からもよろしくお願いします。」
タイム「うん。」
魔法少女でも涙を流すのだと、その時初めて、知った。
ゴッド「、、、あのな、、その、、オガネソンを救えなかったのは、、彼女の癌が、その、脳にできてたから、なんだ。」
エミット「、、、の、う、、、」
ゴッド「そうだ。いわゆる脳腫瘍。、、、脳は解明されてない部分が多くて、1000億個の神経細胞、ニューロンの集まりが複雑に絡み合ってネットワークを形成している。確かに私は腕や内臓も創造することができるが、それはDNAにそって構築していって問題がない部分だから手術として成り立っているんだ。内臓なんかはドナーがいれば解決する問題だし、腕や足は日々細胞レベルで入れ替わっている。つまり、替えが効くっていうと言葉が悪いかもしれないが、創造しても問題がない部分だから手術として成立しているんだ。
だが脳は次元が違う。」
ジーニアス「そう、意識は4次元というのが私の推論だ。」
ゴッド「まぁ、マインドやソウルみたいに意識についての魔法もあるんだがな、それも脳という入れ物が成り立って初めて役に立つんだ。そして、私は人間そのものを創造することもできるが、意識だけは創造できない。おそらく意識が3次元のものではないからだ。魂を生み出すとされているソウルの魔法を使えば思考する一人の人間を創ることは可能だが、それは果たして本当に人間と言っていいのか、ホムンクルスなのではないかという問題があってだな、、、、つまるところ、脳は複雑すぎて手に負えないんだ。1000億個もの神経細胞を構築するだけでも骨が折れる、というか不可能なのに、癌を取り除いた後で記憶や意識を正しく元通りにするなんてことは魔法でも構わない。一歩間違えただけで死んでしまう。やろうとすれば人格破壊、人権の損害、特に倫理という観点からいうと到底踏み込んでいい領域ではない。、、、
脳細胞を消去するわけにもいかないから虚無だって手出しができなかったんだ。」
エミット「(そうか、、この人も精一杯、手を尽くしてくれてたんだ。)ゴッドさんも、ごめんなさい。悪い態度をとって、私、嫌な奴でしたね、、、」
ゴッド「いや、いいんだ。確かに神の力があるって言われて、なんでも創造できると聞くとどんなことでも可能だと錯覚するのも無理はない。よくあることなんだ。気にするな。」
エミット「、、はい。、、ありがとうございます。」
ジーニアス「んーーーーっと、話はまとまったかな?疑問があれば聞くけど。」
エミット「、、、、えっと、じゃあ。意識が4次元というのはどういう意味なんですか?」
ジーニアス「2次元のアニメって好きなように動かせるよね?それは現実世界、3次元からの操作なんだ。つまり、1つ上の次元からなら物は自由に動かせる。これ仮定して、私達の体、3次元を自由に操作してるのは4次元ということになるんだ。、、他に質問は?」
エミット「えーっと、今のところ思いつかないです。」
ジーニアス「うーん。それは良かった。また気になったことがあったら連絡してくれていいから。、、、あ、最後に禁断の方法について聞きたくはないかい?」
フュージョン「それ、話していいんですか?」
ジーニアス「おや?いたのかねフュージョン君。」
フュージョン「(お前が呼んだんだろ。というか、こいつが忘れるわけないだろ。)」
エミット「、、禁断、の方法、って?」
ジーニアス「そりゃーもちろん、オガネソン君を延命させる方法だよ。」
エミット「あるんですか?!」
ジーニアス「だけど、オガネソン君は確実に断るだろうね。命と引き換えなんだから。」
エミット「(え?、、命?、、、)」
ジーニアス「どうする?知らない方が幸せな事ってあるからねー。」
エミット「、、、、、、、、記憶って消すことができますよね?」
ジーニアス「うん。虚無君やメモリー君なら可能だし、時間を戻して聞かなかったことにするのも手だよ。」
エミット「、、、なら、いったん聞いて、おきたい、です。、、、知らない幸せより、、知っている絶望の方が、前に進む勇気をくれるのを、私は知っています。、、、でも、もしもの時は、タイムさん、お願いします。」
タイム「了解でーす。」
ジーニアス「では禁断の方法です。オガネソン君の体を構成しているのは特殊な素粒子という話でしたよね?なら話は簡単。その物質を創ってフュージョンさせればいいんです。」
エミット「?、、、その、創るのが不可能、という話でしたよね?」
ジーニアス「Sランクの中にはコピー能力を持っている者がいます。それも3人。
まずはコピーさん。Sランク未満ならなんでもコピーできちゃいます。オガネソン君はA
ランクなのでギリギリOKです。コピーするのに必要なのは、オガネソン君の魔法の端末。それをセットしたコピーさんは体の100%が求めている特殊な素材に変化します。質量はわかりませんがオガネソン君の話によると1人あたり3年分ですね。これで3年、延命させられます。そしてミックスちゃん。二つの魔法をコピーできる能力でコピーできるのは体の半分だけ。故にプラス1年半で合計4年半、延命可能です。そしてーなんとオガネソンはマッチの法則にのっとっているのでマッチちゃんにもコピー可能なのです。マッチちゃんも100%コピー可能なのでこれで合計7年半分の特殊なオガネソンが手に入ります。」
エミット「、、、、、聞くまでもないですが、フュージョンされた側はどうなりますか?」
ジーニアス「死ぬね。コピーさんとマッチちゃんは体の全部を、ミックスちゃんは体の半分を失うんです。生きれるわけないでしょう。」
背中を悪寒が襲った。初めてこの人を、この天才を怖いと、そう思った。
エミット「、、、(確かにこれは禁断の方法だ、、、)、、、体の、一部を、一部だけを融合させることはできないんですか?」
ジーニアス「できるけどー、完全な状態じゃないと変身が解除できないのと同じでコピーが解除できない。コピーさんに関しては一つしかないコピー枠を外せないまま過ごす羽目になるから能力を失うのも同然だし、それだとオガネソン君がもう一人増えただけで問題も増えちゃうよ。マッチちゃんとミックスちゃんはもう片方空いてるけど片側固定のコピーなんて、しかも手や足が欠損している状態だなんてSランクの恥だよ。しかもコピーが解除できないってことはオガネソン君が自分の魔法の端末を操作できないってことになるよね?当然魔素の接種もできない。故にオガネソン君は元素不足よりも先に魔力不足で死ぬ羽目になるから本末転倒だよ。
やるなら全部奪って、寿命を延ばして、端末をゲットするしか道はないんだよ。」
エミット「、、、(悪魔、、)」
ジーニアス「悪魔、だとか思ってる?けどね、これは実行には移さないから大丈夫だよ。考えても見てよ、Sランクの魔法少女の命でAランクの寿命を延ばすなんて天秤にかけるまでもない。損失の方が大きいのは明らか。、、、、、、、、以上で議論を終了としまーす。」
ふいに時間を確認すると、丁度90分経っていた。
エミット「(あの野郎、、、)」
全て手の上で転がされていた。予告通りの90分、がんの説明に欠かせないゴッドさんに、禁断の方法に欠かせないフュージョンさん、聞かなかったことにできるタイムさん。こっちが考えてきたものは全て先読みされていて、論破されて、必要な人材はすでに準備を終えていて、私が即座に組み立てた推論にも、質問にも、的確に、正確に答えを出した、、、、、どれもこれも想定内ということか、、全てが予定調和、、、、、
エミット「これが、超魔法級の天才、、、」
私は自室に帰った。明日の訓練まで、体を休めておこう。
フュージョン「あれでよかったんですか?」
ジーニアス「ん?、、何が?」
フュージョン「(分かってるくせに、、、)どうして嘘なんてついたんです?」
タイム「悪役ムーブでしたね!」
ジーニアス「こっちの方が都合がいいからだよ。それに、、悪役ってイケてたでしょ?」
スペース「はい。大変かっこよくございました、機長。」
ゴッド「新人をからかうもんじゃない。」
タイム「そうですよ。人間不信になったらどうするんですか。」
ジーニアス「マインド君にでも頼んで病を克服させる、とか?」
タイム「はぁー、エミットちゃんが心配です。」
ゴッド「で?目的はなんなんだ?」
ジーニアス「神を喜ばせたいだけだよ。あ、本物の神様をね。」
7
オガネソン「Hello everyone!」
フリーズ「(、、、ん?)」
シールド「は、ハロー、、、」
ポーズ「え?どうしたんだ?、、誰か何か知ってる?、、、」
ドライヤー「、、、変なものでも食べたのか?、、」
ポーズ「と、時を戻そう!」
フリーズ「(芸人か!って時間停止の魔法でしょ、、)」
メディカル「(へ、変な物、、まさか、、、)私の薬、全部飲んだんですか?」
オガネソン「Of course!」
メディカル「オフコースじゃないですよ!薬物を一気に接種するなんて厳禁!それに、禁止事項についてもしっかりと記載しましたし、ちゃんと読んで、、、、、さ、さすがに効果の薄い方から飲んだんですよね?」
オガネソン「?、、、、、、、、、、、、、No problem!」
メディカル「問題あるよ!!どこか体調でも悪いんですか?それとも言語野に何か異変が?今からでも打ち消し合う薬を!ブローカ野やウェルニッケ野の障害だけど失語症ではないからでも人の話が理解できないことを考えるとウェルニッケ失語の可能性が高いから、、、
フリーズ「(あの内気なメディカルさんがツッコミにまわるほどのボケ、、、オガネソン、おそろしい子、、それと、さらっと理解力のなさを本人の目の前で言うなよ、、、)」
オガネソン「Non,Non、、、、I、Feel、Soー、GOOD!」
フリーズ「(手に負えねぇ!、、、)」
サイレント「、、、、、、あの、、もしかして、自分の意志で、英語にしてるんじゃない、ですかね?、、」
オガネソン「That’s right!」
メディカル「え?じゃあ私の薬は関係ないんですか?」
オガネソン「Exactry!」
シールド「ん?、、じゃあなんで、急に英語に?」
ドライヤー「そうだよ、、何かあったなら話してくれよ、、、」
オガネソン「、、、Yesterday, I realized that my classmates hate me. So, in order to improve myself, I'm using English. GOD IS DEAD.」
フリーズ「いや、普通に翻訳魔法で話してくださいよ、、、
(器用にこっちの翻訳がされないように魔法使いやがって、、何が神は死んだだよ)」
ウォーター「Nobody dislikes you! On the contrary, everyone is worried about you! So please, just be honest and talk to us. We want to hear your voice!」
フリーズ「(こっちも英語で来たか!ー、、母国語の暴力、、、)」
オガネソン「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ぱ、、、ぱーどぅん??」
フリーズ「伝わってねーんじゃねーか!、、(ああ、あれだ。用意した英文をそのまま覚えて喋ってただけだ、、)、、はぁ、そもそも、オガネソンさんって何人なんです?」
オガネソン「ロシア人だ。」
フリーズ「じゃあ英語わかんないよねぇ!なんで急に英語に?!」
オガネソン「、、それは、だな、、、」
ドライヤー「おいウォーター、さっき何話してたんだ?」
ウォーター「あぁ、イメチェンしたかったらしいです。」
フリーズ「(もっと長い事喋ってらしたよねぇ!)」
ガリレオ「おーい皆ー、移動するぞー。」
ガリレオ「さてと、計測を始めるとするか。」
連れてこられたのは、何の変哲もないコンクリートが広がる空間。まるで車が停まってない大きな駐車場って感じだ。天井は空いてるけど。
ガリレオ「誰か、唐突に変な物の名称を言ってくれ。」
オガネソン「、、ギロチン。」
フリーズ「(怖えぇよ、、)」
と思った矢先、コンクリートから浮かび上がってきたのはギロチンだった。
ガリレオ「ここではどんな物質でも登場させられるし、地形から気候まで、ありとあらゆる場面を想定した訓練ができる。当然疑似悪魔も出現させられるが、本物じゃないから安心してほしい。全て作り物だ。、、じゃあクロー、このギロチンを引き裂いてみてくれ。」
クロー「え?、、あ、はい。」
ガシャン!と壊れたギロチンだったが、、、、破片がひとりでに動き出し時間を巻き戻しているかのような、いや、実際に巻き戻っているとしか思えない動きで壊れる以前のギロチンへと姿が戻っていた。
ガリレオ「このように、いくら壊しても大丈夫だ。もちろん、元に戻らないようにすることもできる。だから思う存分に魔法を使って問題なし。いくらでも実験ができる素晴らしい施設だ。さらに、、」
???「私もいるしねー。」
フリーズ「(!は?、、)」
さっきまでそこに誰もいなかったのに急に魔法少女が現れた。
???「よ!先生おっひさー。」
ガリレオ「よっじゃないだろ。、、ほかのメンバーは?」
???「準備万端です!あ、みんな初めまして。私はタイム、時間の魔法少女です。、、、エミットちゃん、昨日はうちのジーニアスがごめんね。私からもきつーく言っておいたから。」
エミット「あ、はい。気にしてないって伝えてください。」
緑色の魔法少女、Sランク。なんだか電車の車掌さんみたいな見た目をしているが帽子も目も髪も服もズボンも全部が緑色。手袋だけが白く、印象に残る。金色の懐中時計付き。
タイム「時の運行を守りし者。、、なーんちゃって、えへへ、、」
ポーズ「あの!今のって時間停止、ですか?」
タイム「うん。そうだよ。できるだけ周りの時間を遅くして自分が速く移動する高速移動。今日はポーズ君の指導も兼ねて、怪我や魔力切れ、魔法の暴走なんかがあった場合には時間を巻き戻すって役割でやってきました。」
高速移動?、、もはや瞬間移動の領域に達してないか?
???「置いていくなって。」
???「、、、出しゃばり、、」
???「タイム、もう一度登場シーンをやってかっこよく決めよう!」
タイム「は?そんなこと言ってると端末貸さないよ?」
???「、、、すみません、貸してほしいです。」
タイム「分かればよろしい。」
ウォーター「(は!この人なら今度こそ時間停止物のAVみたいになんでもできてしまうのでは?!)」
???「、、、やぁどうも皆さん初めまして。マッチ、相性の魔法少女です。以後、お見知りおきを。、、エミットさんは2カ月ぶり、くらいだっけ?、、それとサイレントさんもお久しぶり。」
エミット「そうですね、それくらいだと思います。」
サイレント「、あの、今日はよろしくお願いします、、」
ドライヤー「、、エミット、顔広くね?」
シールド「Sランクは重要人物ですからねー。人脈も広いんだと思います。」
マッチ「さて、僕の魔法について紹介していきます。僕はマッチの法則に従っている2種類の魔法の端末をセットすることによってその魔法を扱うことができます。」
靴が特徴的な魔法少女だ。左足は赤のスニーカー、右足は青のスニーカー。ジーンズにワイシャツを着ていて、その上からベージュのトレンチコートを着ている。灰色のフード付き。
お腹の部分には縦に長い白い長方形が二つ並んでいる。目と髪は黒色。イメージカラーは何色だろう?
???「どうも、混合の魔法少女、ミックスです。私はAランク以下の魔法を2種類、上下左右から二つ組み合わせて操ることができます。使う魔法はマッチと同様にセットする魔法の端末によって変化します。エミットさんはSランクなのでコピーできませんが、他の皆さんの魔法ならば真似できるので助けになればと思います。マッチとはコンビを組んでます。」
上下ともに灰色のジャージ姿の魔法少女。靴は白い、運動靴?なのかな。目と髪は灰色なのでイメージカラーは灰色だろう。胴体には左右に縦長の長方形が、上下に横長の長方形が書かれており、マッチさんと同様の柄と魔法の説明を聞くに、この長方形に魔法の端末をセットすることによって発動できる魔法が変わる仕様なのだろう。丁度、この長方形は魔法の端末と同じくらいの大きさだし。
タイム「以上でSランクの私達3人、、あ、エミットちゃん入れて4人か。が、この訓練の中心となって教えていきます。」
エミット「(私も中心人物になっちゃうよ、それじゃ、、)」
マッチ「さてと、僕も待ちきれないことだし、見せちゃいますか!僕の最っ強フォーム。、、借りるよ!」
と言うと、タイムさんとエミットさんから魔法の端末がマッチさんの手元に吸い寄せられた。そんなこともできるのか。
8
マッチ「さぁ、実験を始めようか。」
『エミット×タイム ベストマッチ!』
マッチ「ベストマッチ来たーーーー!!!」
マッチさんの前後に靴や服といったパーツが作り出されて浮かび上がっている。
『Are You Ready?』
マッチ「変身!」
浮かび上がったパーツがマッチさんに装着されていく。
『創り出す時間軸 エミットタイム! Yeah!』
マッチ「くぅーー!やっぱベストマッチは最っ高だな!さーてと、これで登場シーンまで巻き戻っ
タイムさんに睨まれている。
マッチ「じょ、冗談じゃ、ないですかー、、」
服装は、緑色の学生服のようになっている。ちゃんと胸にはE=γmc²、、というか!
フリーズ「Sランクの魔法もコピーできるんですか?!しかも2つ?!」
マッチ「え?うん、そうだけど、、あれ?言ってなかったけ?」
ミックス「言ってない。、、こいつは規格外でな、マッチの法則にのっとっていればSランクだろうとその魔法を使うことができるんだ。しかも100%+100%の出力、いや、それ以上だな。ベストマッチ以外にも使える魔法は40種類くらいあるけど、どの組み合わせでも魔法を繰り出せる。さらにマッチの法則によると100種を超える魔法が使えると予想されている。まさにバケモンだ。」
マッチ「6万種も魔法をコピーできる人に言われたくないです。」
ドライヤー「え、ちょっと待て、6万種?ってちょっと、え?」
ポーズ「(時間を創る、、エミットさんなら可能ってこと?)」
マッチ「あれ?教えてないんですか?、、ガリレオ?」
ガリレオ「先生を付けろ。」
マッチ「すみませんでした、物理学者さん。」
ガリレオ「「天才」物理学者だ。いいか、こっちには質量をエネルギーにできる、、、、
マッチ「エミットなら今僕も使えますがなにか?」
、、、、、、、、、
シールド「ちょ、ミックスさん。6万種ってどういうことなんです?」
ミックス「ああ、魔法少女の歴史は古く、今までたくさんの魔法少女が存在してきた。そして魔法少女は消えても魔法の端末は残り続ける。それで今や6万5千を超える魔法の端末が確認されている。そして私、同僚のコピーさんもだが、使える魔法の制約はAランク以下である事、言い換えればSランクでないことだ。それを踏まえるとコピーしようと思えば6万種類以上の魔法を扱えることになるというわけだ。、、、しかし、そんなに大量に魔法の扱いを覚えきれるわけもなく、使いこなせるわけがない。だから私も60種くらいに抑えてるんだ。」
エミット「マッチさん、私の魔法を私以上に使いこなしているんです、、、」
オガネソン「規格外、、、だが、マッチがいればお前の魔法の練習になるな。」
エミット「、、、ええ、だから今日来てくれたんだと思います。」
マッチ「あ!そうだ。会いたかったよ!オガネソン!」
オガネソン「、、、、、、、、、、、Do I know you?」
マッチ「えなんで英語?」
フリーズ「(まだそのキャラでいくのか?)」
マッチ「ま、あとで端末貸してね。、、、それじゃ、準備運動だ。」
マッチがこの施設で生み出したのか、悪魔がすぐそこに出現した。
マッチ「じゃあ行きますか、必殺技。みんなも目で見て盗むんだよー。」
ミックス「こいつの言う事はあてにしない方がいいぞ。」
マッチ「(久しぶりのこの感覚。力を集中して)」
『Ready Go!』
マッチ「(創り出せ、自分だけの時間軸を。そして光速を超える速度で、敵を撃つ!)」
『Vortex Finish! Yeah!』
フリーズ「(、、、何も、見えなかった、、、一瞬のうちに悪魔が爆発した、、分かったのは、ただそれだけ、、)」
マッチ「ま、こんな感じですわ。」
ミックス「お前以外誰が出せるんだよその技、、」
ウォーター「タイムさんならできるんじゃないです?」
タイム「いや、私はせいぜい高速で動いて敵を攻撃するくらい、、だけどエミットの発動の力が時間の魔法と組み合わさることで現実世界でいうと光の速度を超えた動きになる。つまり本当の意味で0秒で敵を倒せる。これがマッチ最強の力、、だといいんだけど、、」
ウォーター「と、言いますと?」
タイム「まだ完成してないベストマッチがあるから、何とも言えないんだ、、もしかしたら物理法則を超えた何かが待っている、、かも?」
サイレント「、、か、かなわない、、」
タイム「大丈夫ですよ。マッチさんは味方、、の、はず、うん、多分、、ほらだってエクソシストですからね!強くて当たり前です。」
エミット「マッチさん。他にはどんな、その、私でも扱えるような技ってありますか?」
マッチ「エミットタイムだけで言うならば、敵を全部エネルギーにしたりー、敵の時間を戻しに戻しまくって生まれる前の姿に戻したりー、逆に時間を過ごさせて老化で倒したりー」
ミックス「だからそれを誰ができるんだよ。」
エミット「敵をエネルギーにしたら大爆発ですよ、、」
マッチ「敵のほんの一部を爆発させて敵を倒すのはどうかな?」
エミット「え?、、一部、、」
マッチ「そう、例えば、水分子一個とか。」
エミット「、、、その発想はなかったです。、、ありがとうございます!」
マッチ「うん。エミットタイムやタイムの前だったらいくらでもやり直しが効くから練習あるのみだね。」
エミット「はい。、、ん?時間戻したら記憶も経験も無くなっちゃいません?」
マッチ「レコードさんなら巻き戻した時間の記憶も残ってるから、それをメモリーさんに移してもらえばいいんじゃないかな?まぁ記憶でいいなら僕でもタイムさんでもそうだけど、正確な記録が欲しいのであれば第三者からの記憶じゃなくて自分自身の記憶の方がいいから、やっぱりレコードさんに頼るのがいいと思うよ。、、、あと単純に時間の巻き戻しの範囲外からの発動なら爆発という現象だけが遡ってエミットさんの時間は戻らないから大丈夫なんじゃないかな?」
エミット「遠距離からそんなに正確にエネルギーに変換できますかね?」
マッチ「うーん、今はどれくらいの距離なら爆発させられるの?」
エミット「、えーっと、その、まだ、やったこと、なくて、、」
マッチ「無いの?、、なんで?」
エミット「だって先生に止められてるし、ハザードになったら資格剥奪ですよ?!、、、、逆にやったことあるんですね、、」
マッチ「え?う、うん。だって、自分で、時間、戻せるし、、、」
ウォーター「うーん、もしもタイムさんとマッチさんが戦ったらどうなるんですか?」
タイム「無論私の敗北。エミットタイムはランク付けするならSS、格が違う。」
マッチ「そうだな、、プリンちゃんとタイムさんをセットで借りて練習するしか道はないよ。」
エミット「、、誰です?プリンさん、、、」
マッチ「ああ、虚無ちゃんのことだよ。虚無虚無プリンだからプリンちゃん。」
エミット「、(ふっ)、、可愛いですね、その呼び名。」
ウォーター「あたしは見たい!タイム対決を!でも、ベストマッチは強すぎるのでダメです。なのでマッチさん魔法の変更をお願いします。」
マッチ「、、、いいだろう。」
ミックス「(!)あれは、ジーニアス、、」
フリーズ「え?ジーニアスもいけるんですか?」
『タレント×タイム』
フリーズ「、、タレント?」
ウォーター「才能という意味でとらえてるんだと思います。」
フリーズ「へー、(変化球もあるのか、服装も戻ってる)、、って、ジーニアスもSランクなんですから結局SSランクじゃないですか!ずるしてるんですけど!」
マッチ「行くぞ。」
タイム「いつでもどうぞ。」
両者睨み合っている。果たしてどんな、、
マッチ「ぜぇー、、ぜぇー、、」
タイム「はぁー、はぁー、、」
フリーズ「(って一瞬で終わったー!)」
ウォーター「見損ねたーー!」
マッチ「くそ!まだジーニアスのIQにたどり着けてない、、」
タイム「あなたと勝負すると、、いつもこれだぁー、、」
マッチ「あー、はー、、あ、ガリレオ、エミットさんに、ちゃんと魔法を発動、させてあげてくださいよ!、、教育者でしょ?」
ガリレオ「だから先生をだな、、」
マッチ「今の僕、ジーニアスですよ?先輩を敬いなさい。」
ガリレオ「(全力で、殴る!、、ってタイムで逃げられるよな)」
ミックス「どうだ?マッチから何か教わったか?」
エミット「はい。大切なことを教わりました。」
ミックス「そうか。、、、、、、、、お前も、ちゃんと先輩してるんだな。」
マッチ「ん?、、何が?」
ミックス「いや、なんでもない。」
9
『ゴー×オガネソン ベストマッチ!』
マッチ「ついに戻ってきたーーー!!」
『Are You Ready?』
マッチ「変身!」
『始動する超質量 ゴーオガネソン! Yeah!』
マッチ「この重み、懐かしい。」
ほとんど全身が銀色になっていてオガネソンさんを思い浮かべる。足には赤いラインが入っている。
オガネソン「、、なぁ、どこかであったことあるのか?」
マッチ「いや、君とは初対面だよ。前の端末の持ち主と、ちょっとね。」
オガネソン「!、、その人は、どうなったんだ?」
マッチ「悪魔にとりつかれた人間でね、元に戻した。」
オガネソン「、、、元に、、」
マッチ「さてと、ちゃっちゃと終わらせちゃいましょう。」
またもや偽物の悪魔がでてきた。
マッチ「今度は目で追えるから、ちゃんと学ぶんだよ。」
オガネソン「、、はい、、」
マッチ「(左手にオガネソンをためて、鎖として解き放ち、拘束する!)」
オガネソン「(!あんなに長いリーチ、、できるのか?!)」
『Ready Go!』
マッチ「(ゴーの力で前進して重い右拳で殴り潰す!)」
『Vortex Finish! Yeah!』
オガネソン「(あんなに重いのに、あんなに速く、、、)」
フリーズ「(エミットタイムは時間を創り出して思う存分速く動けるベストマッチ、、今回のゴーオガネソンは重いオガネソンを動かして質量による打撃を打ち出せるベストマッチ、、確かに互いが長所を伸ばしたり短所を消している、、これがベストマッチ、)」
オガネソン「、、すごかった、、初めて尊敬しました。」
マッチ「今まで見下してたの?さっきの瞬殺は?」
オガネソン「?、、あぁ、ありましたね。」
マッチ「(最強の必殺技だったのに、、、結構、頑張ったのに、、)」
ミックス「、、、ドンマイ。」
マッチ「そういう慰め方が一番腹立ったりするんだからね?あぁ、ミックスも先輩としての威厳を見せたら?」
ミックス「、、、いや、だったらタイムにも威厳を見せて、、」
マッチ「タイムさんはね、怪我を戻したり事故をなかったことにするとか、回復系の魔法少女だからいいんです!」
タイム「(いや、私だって高速パンチや敵の時間を止めたりできる攻撃的な面もあるんだけどね)」
マッチ「(ふっ、どうせならめんどくさそうな悪魔を作ってやろう)」
またもや疑似悪魔が登場したが、黒い翼が生えてる。
ウォーター「空を飛ぶ系の敵、ですか。厄介ですね。」
マッチ「え?悪魔は全員飛べるけど、、って、ガリレオ!どこまでサボってんだ?」
ガリレオ「いや、まだ3日目だし、それに教えようとしたら寝てるやつがいて、やめた。」
オガネソン「、、、そんな失礼な奴がいるのか。」
クラスメイト「(お前だよ!)」
マッチ「今からミックス先輩が敵をやっつけてくれるそうでーす。、、、、、、どうする?ガトリングでもぶっ放す?」
ミックス「(くそっ、やるしかないか)」
『ライオン(右)×クリーナー(左)』
ジャージが変形した。それに加えジャージのラインが右は黄色、左は水色に変わっている。
フリーズ「(あの左手、掃除機、だよな?、、それとライオンの顔を型取った右腕、、それでどうやって、、)」
掃除機の形をした左腕を飛んでいる悪魔に向けて、吸引を、って
フリーズ「(うるさっ!掃除機の音がとんでもなくうるさい!)」
サイレント「うぅ、私の魔法でも音が、全部はかき消せない、、」
マッチ「貸してみな。」
『サイレント×オガネソン』
フリーズ「(やっと静かになった、、)というか、掃除機の吸引力ってレベルじゃないんですけど!」
オガネソン「、、、掃除機という名の、ブラックホール。」
飛んでる悪魔が向こうに羽ばこうとしてるのに、吸引力に負けてその場にとどまっている。
ミックス「(そろそろだな)」
ライオンの右拳を握りしめている。黄色いオーラが漂い出しパワーが集まっているようだ。
ミックス「(今だ!)」
右拳を悪魔に向かって殴るように突き出した。「ガオー」というライオンの遠吠えとともに黄色いライオンの顔の姿のエネルギーが飛び出し、悪魔を一噛みで喰らいつくした。
フリーズ「(!、、、一歩も動かずに飛んでる悪魔を、倒した、、)」
ミックス「これで満足か。」
マッチ「あのな!うるさいし、オウルの時と同じじゃねーか!」
ミックス「、、じゃあベストマッチ禁止にする?」
マッチ「、、、、、、ま、使える技は、何度使ってもいいよな!」
ミックス「(ちょろい)」
マッチ「さ、次はクロー君に向けてのお手本だよー。」
クロー「、、私もマッチできるんですか?」
マッチ「どうだろう?たぶんダメ、
『トウネイル×オガネソン』
マッチ「、あ、、まぁ、できちゃった、、けどー、、使い慣れたこれがある。」
ウォーター「タイムさん。さっきSランクが中心となってって言ってましたよね?ほかの先輩方も来るんですか?」
タイム「うん。午後にね。午前は全体練習ー、午後は個別練習ー。」
ウォーター「(マッチさんだけでも、エミット、オガネソン、サイレントさんの魔法をマッチしてみせた、、、それに今からはクローさんにもお手本を見せるみたいだ。、、ミックスさんはエミットさん以外ならコピーができる、、、それでもほかの先輩方を呼んでるってことは、、その筋に長けている人が来るって事、なのかな?。)」
マッチ「今日お見せできる最後の変身だ。」
『フロー×ウルフ ベストマッチ!』
マッチ「、、(ふぅー)、、、懐かしーなぁ、、」
『Are You Ready?』
マッチ「変身!」
『流曲の一匹狼 フローウルフ! Yeah!』
オオカミ要素が強いのか、脛や二の腕には銀色のふわふわとしたファーがついている。靴もオオカミの足のように爪が牙をむいているデザインになっている。なんと言っても強そうなのがクローさんに退けをとらない鉤爪。黒ベースの服には水色の渦が描かれている。おまけにオオカミの耳付き。まさか、ケモミミまでついてくるとは。
ガリレオ「カルマン渦か。」
クロー「あぁ、オオカミとクローが似てるからお手本になるんですね?」
マッチ「そういうこと。、、、それと、これはちょっと癖があってね、、それに敵がいつもこんな平坦な場所にいるなんてことなんてないし、もっと実際の戦闘みたいにしていこうと思う。」
言い終わるやいなや、施設が変形し、山?森?になった。さらに今回は悪魔が3体いるようだ。モニターも作られており、見えない山の裏側も確認できるようになっている。
マッチ「ちょっと行ってくる。」
と颯爽と森の中に入ってしまった。
マッチ「(狼の嗅覚で敵の位置を察知、フローの流れの力に身を任せて回転力を上げていく。)」
木を蹴って木へと着地し、また蹴って体を捻って回転させたりバックフリップをしたりしている。
ウォーター「すごい軽い身のこなしですね。」
ドライヤー「、、、(何個ベストマッチがあるんだ?「お見せできる」ってことは、見せられない変身、すなわちベストマッチがまだあるってことだよな?。。。エミットタイムだけでも強いのに、というかほぼ無敵なのに、、Sランクをコピーして同時に二つも扱えるなんて、、、そして最高峰の頭脳であるジーニアスまで、、、ほかのSランクもコピー可能だとすると、、Sランクなんてものじゃない、SS、、いや、SSSと言っても過言ではないだろう、、、)」
ミックス「あいつには水が見えているそうだ。」
ウォーター「え?あたし?」
ミックス「あ、いや、その水の流れが見えているようで、、、狼の獣としての野生の感覚、フローの流れを読む力が具現化して水流となって現れる。そして流れにのればのるほど爪の威力も攻撃範囲もどんどん上がっていく。」
クロー「、、威力の上限は?」
ミックス「今のところ確認されてない。というか、その前に敵がやられるから試す相手がいない。」
マッチ「(近い。まだ威力は出てないが、仕方ない。)」
『Ready Go!』
マッチ「(捉えた!流れに身を任せて!)」
『Vortex Attack!』
フリーズ「(アタック?、、フィニッシュじゃないけど、、悪魔は動けないようだ)」
クロー「(まだ私の魔法の範囲内、、、でも上限が事実上存在しない、、、)」
マッチ「(2体目!感覚が研ぎ澄まされて、どこにいるのか手に取るように分かる!)」
『Ready Go!』
マッチ「(回転力はそこそこだ。踊るように、しなやかに、強く!)」
『Vortex Break!』
フリーズ「(ブレイク。、、周りの木々にもダメージがいってる。)」
クロー「(爪が当たってない範囲にまで攻撃が、、私をもう、超えている、、)」
マッチ「(もっとだ!もっと回転力を高めるんだ!そしてラスト!)」
『Ready Go!』
マッチ「(流れは完全に読めている。ここまで来たら、もうこっちのものだ!)」
『Vortex Finish! Yeah!』
悪魔は3体とも倒した。フィニッシュじゃなくても相当なダメージが入っているのか。
クロー「(最後は周りの木々が無残にもへし折れている。できるのか、、あれを)」
地形は元のコンクリートに戻っていた。
マッチ「どうだった?何かコツでも掴めそう?」
クロー「いや、、、水が見えていて、回転を増すごとに威力も増していって、爪で攻撃するなんて、、、まるで不滅の刃の生々流転
疾風のようにクローに近づき、両肩をガシッっと掴み、目と目を合わせ、ガンギマリで
マッチ「元ネタとか、そんなの、ないから。」
クロー「え~ウソだー!」
マッチ「冗談でもそんな事言っちゃダメだよ。人の痛みが分かる子になりなさい。」
クロー「ご、ごめんなさい、、、、、、、」
ミックス「それで?次はどうするんだ?」
マッチ「そうだなー、、とりあえず皆の魔法をマッチできないか試してみる。」
ミックス「そうだな、まだやってなかったな。」
マッチ「というわけで勝手にお借りしまーす。、、メディカルは反応なし、、ポーズもダメ、、」
『ウォーター×ウルフ』
マッチ「お!、、もしかして?」
『ウォーター×アイスマン』
マッチ「ビンゴ!フリーズはアイスマンねー、、、なるほど、、。」
ウォーター「、、、あたしたちのコンビ、再現されちゃったね、、」
フリーズ「、うん、、、、」
『ドライヤー×アイスマン』
マッチ「なかなかいい相性だ。、、最後はシールドさん。」
『バックラー×アイスマン』
マッチ「バックラー?、、」
ウォーター「小型の盾という意味です。」
マッチ「へぇー。にしても、このクラスは良作だなー!」
クラスメイト「(もうこの人だけでいいんじゃないかな?)」
ウォーター「結局、コピーできなかったのはポーズさんとメディカルさんか、、」
ポーズ「、、私の魔法自体はコピーできなくても上位互換のタイムさんをコピーできるんですもんね、、、」
メディカル「あの、もしかして薬や治療の魔法もマッチできてたりするんですか?」
マッチ「安心してくれ。それはまだない。だから1時間後に来る先輩の顔は汚さない。」
クラスメイト「(もう十分汚してるんだよなぁ)」
オガネソン「、、なぁ、なんで私の魔法をコピーできるんだ?」
マッチ「え?だってオガネソンは元素、、、はっ!機密事項だから言えないんだった!」
クラスメイト「(よく今まで隠してこられたよなぁ)」
フリーズ「(ものは試しだ)あの、どういった原理で魔法をマッチしてるんですか?」
マッチ「ん?、端末の中のトランジェルソリッドを融合させてるんだよ。それで体内の固有魔素をBuildしてるんだ。」
フリーズ「(無駄に賢い。、、、、ムダに!)」
ウォーター「、ふーん、、、(まとまると、、、ウォーター、ドライヤー、サイレントは変化なし。フリーズはアイスマンでシールドはバックラー、クローはトウネイル、、なんで変化したんだろう?、あぁ、ジーニアスはタレントにもなってたか、、、逆にポーズとメディカルは使えなかった、、、、、ベストマッチで考えるとエミットタイム、ゴーオガネソン、フローウルフ、、、オガネソンが元素なのはわかりきってることだし、、、、ってオガネソンさんについて調べたときって、確か、、あ、まって!、、そうだよ!だからゴーとベストマッチなんだ!、、それにウォーターとサイレントは、、、、、ああ!わかった!マッチの法則ってそういうことだったんだ!)」
ミックス「、、、おい。気づくのは構わないが、他言無用で頼むよ。」
ウォーター「(!ば、バレてる、、)あ、あのー、なんで機密事項なんですか?」
ミックス「厄介な敵がいるからだ。、、脅されているんだ。、、だから知られたら、周りの人間にも危害が及ぶ。」
フリーズ「(名探偵コンナンみたいなこと言ってる、、、)」
ウォーター「え?、、気づいちゃったあたしって、消される?、、」
ミックス「いいや、教えるのが禁止されてるだけで閃くのは問題ない。、、実際に私やガリレオ先生は無事だ。」
ウォーター「な、なんだー、よかったーー。」
クロー「、、、あの、ミックスさん。」
随分と暗い表情だな。
クロー「マッチさんの弱点ってないんですか?」
フリーズ「(あ、ガンギマリを根に持ってるやつだ!)」
ミックス「あるぞ。」
クロー「え?あるんですか!教えてください!」
ミックス「、、ちょっと皆、ちょっとこっちこい。、、、いいか秘密だぞ。」
フリーズ「(無敵のマッチさんの弱点って、なんだ?)」
サイレント「(マッチさんに聞こえないように、、)」
ミックス「、、、実はな、、、あいつのエロ動画がある。」
フリーズ「(そっち系かー)」
ウォーター「どんなやつなんですか?!あたし、気になります!」
フリーズ「(食いつきますよねーあなたなら)」
ミックス「それはだな、、ドッグという男性の認定悪魔に調教されてマゾメス犬になってるやるでな、、ほらこれだぁ、、ほとんど裸で犬耳と尻尾と犬の足の履物を付けて首輪をされていて骨を咥えていてな、服従のポーズまでとってるんだ。完全に調教済みで快楽堕ちしてる。しかもな、最初あいつは敵だと思って負けないって近づいたのにあっさりと敗北。この格好で散歩までさせられて電柱におしっこまでしてるんだ。両者の言葉は翻訳魔法により全世界の人が理解できるし、ちゃんと負けないって意気込みの部分から完全敗北で忠誠を誓うシーンまで揃ってる、、ふふふ、、これをネットに流せば、いや全世界の人にテレパシーで強制的に見せれば、あいつはもう終わりだぁ!」
フリーズ「(うわぁ、悪い顔してる、Madだし、Rogueだし、これが大人のやり方かー、、、魔法少女の衣装、私服ではない姿を初めて見たけど、至福そうだった、、、)」
ウォーター「うわー、見ちゃった、、、あたし、まだ16な
フリーズ「え゛ー!そうなんですかー!!!」
※後出しで申し訳ないのですが無駄に賢いマッチの脳みそもどうやら腐っていたようです。
???「(あっぶねー。まさか私の魔法もマッチできたなんて。あいつはマッチしている魔法の端末が悪魔化されていればそれを察知する能力も持っているって情報があった。しかしなぁ、こんなこともあろうかとまだ悪魔にはなってないんだなーこれが。エクソシストってやつもまだまだ甘いな。私の方が一枚上手だ。、、、ふっ、訓練が終わったら、お楽しみの時間だ。)」
10
タイム「もうすぐ午前訓練も終わりでーす。午後には休憩をはさんだのちに先輩方が来てくれまーす。あと40分、しっかりと訓練に励んでくださーい。」
オガネソン「40分って、もうすぐじゃないよな。」
シールド「(突っ込むところそこですか、、)」
『ホーク(上)×ガトリング(下)』
今度は上がオレンジ色、下半身は、、特に変わりなく銀色のままだけどなんかごつい、、、上半身にはオレンジ色の鳥の翼が生えている。あぁ、ホークって鷹って意味だっけ。
ウォーター「(ガトリング?ってあの連射できる銃の?あ、空中に飛んで行っちゃった。、、って!)」
ミックス「(ワンハンドレッド。フルバレットだ。)」
ガガガガガガガがガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ
シールド「なっ!(撃たれてるー!守らなきゃ!)」
シールドがみんなの事を銃弾の雨から守ってくれた。
ミックス「いいぞシールド。敵はいつ襲ってくるかわからない。咄嗟の判断が命をつなぎとめることもある。よく覚えておくように。」
オガネソン「おいシールド。なんで私だけ丸裸なんだ?」
シールド「え?、、だって皆から離れてたし、、、、それに、、撃たれても問題ないかなーって、、、、えへへ?」
オガネソン「問題はないが、仲間外れは良くない。その、気に障るというか、、、とにかく気になる。」
シールド「ごめんって!あとでジュースおごるから許して!」
オガネソン「、、、、、、べっ、別にジュースにつられたわけじゃないだからな!」
フリーズ「(ツンデレ?、、というかつられてるよね、、、)」
ミックスさんが空から降りてきた。
ミックス「シールド、いい判断だったが、アドバイスがある。そのシールドで私を包み込めば完全に無力化できていたぞ。それに、私の足に近いところでシールドを出していればそんなに広範囲にシールドを張る必要はなかった。」
シールド「そうか、、自分自身のことを守る事を無意識に考えてたけど、相手を無力化することもできるんだ。、、、でも、そんなに離れたところにシールドは、、」
ミックス「頑張るんだ。魔法はイメージの世界。発想できることはどんどん試していけ。」
シールド「はい!ありがとうございます!先輩!」
フリーズ「(体育会系の部活かな?)」
ミックス「よし、次はドライヤーだ。、、マッチ。」
マッチ「あいよ。」
『ドライヤー×オガネソン』
『ガトリング(上)×ロケット(右)』
へぇ、上下、左右じゃなくてもいけるんだ。でも重なってるよね?どうなるんだろう。
ミックス「ドライヤーは、つまるところ風と熱だ。風だけでもこんなことができる。」
するとミックスさんは容赦なく腕のガトリング砲をマッチさんめがけてぶっ放した。
が、しかし、銃弾はドライヤーの風圧によってマッチさんに届いてない。
ドライヤー「銃弾を跳ね返すだけの風力、、、」
マッチ「跳ね返せなくても弾道を変えて避けるくらいには成長してほしい。」
ミックスさんは無言でさらに銃を撃っている。しかし、弾道がそれて、、って誘導弾?!あ!ガトリングの射撃能力とロケットの追尾能力をミックスしてるのか!
マッチ「性格の悪さが出てるぞ!」
と言いながらもドライヤーの風圧で弾道を変えてマッチさんには当たってない。というか、さっきドライヤーがマッチできるってわかったばかりなのに使いこなしてる、、、と思ったらカンッと音がした。どうやらミックスさんが一発マッチさんに入れたらしい。そうか、オガネソンをマッチしていたのは弾が当たっても大丈夫なように保険を掛ける為か。それにしてもマッチさんの後にミックスさんが魔法を変更したのにそれに備えてるってことは、マッチさんはミックスさんが何をするのかお見通しだったってわけだ。相談もなしにお互いの事がわかっているなんて、さすがコンビ。もしかしてこの2人ってベストマッチ?、、、、、というか、何やら無言の時間が流れているな、、、
誇らしげな表情をうかべるミックスさんとは対照的にマッチさんは無表情だ。
『Ready Go!』
無言でマッチさんがオガネソンでミックスさんを拘束してる?!マッチさんの右腕がミックスさんに向いているし、、って、放たれているドライヤーは熱風どころか炎なんですけど!
『Vortex Attack!』
フリーズ「はぁ、、何とか間に合った、、、」
ウォーター「火、消せて良かったですね、、、」
ミックス「二人ともお見事。さすがコンビだ。」
マッチ「2人とも信じてたよー。ま、こいつが黒焦げになろうが知ったこっちゃないが。」
ミックス「お前ならタイムで治してただろうよ。」
マッチ「お前、、、、、、好感度、上げにいってる?」
ミックス「、、、、エミット、こいつをエネルギーに変えることを許可する。」
エミット「(許可されちゃった、、)」
タイム「はーい、そこまで!もう休憩の時間だよ!」
オガネソン「おぉ、40分はもうすぐだった。」
シールド「(、、ん?なにやらオガネソンが視線を、、、あぁ)ジュースね!何がいい?」
オガネソン「抹茶。」
シールド「お前本っ当にロシア人か?」
ウォーター「あ、あたしコーラ。」
フリーズ「じゃあ、ボクもコーラで。(ボクも乗っかってみよう!)」
サイレント「、、私は、タピオカミルクティーが飲みたいです、、」
シールド「(サイレントちゃんまで、、、)はぁ、もう、わかったよ。買ってきますよ。」
シールド「魔法の国にぃ!タピオカミルクティーがあるかーーーい!」
シールドさんは律儀に要求通りに飲み物を買ってきてくれて、要望がなかったクラスメイトにはスポーツドリンクを買ってきてくれていた。
フリーズ「よくタピオカミルクティーがあったね。」
シールド「現地に行って買ってきた。」
いったい、どこまで買いに行ったんだろうか、、、ご苦労様です。
サイレントさんはチューチューとストローでカップの中のタピオカを頑張って吸い込もうとしてたが、肺活量が足りないのかあまり飲めてない。お口がちっちゃいんだ。
オガネソン「抹茶!フィーバー!」
ドライヤー「!、、どしたん急に?」
オガネソン「、、お前こそどうした?飲み物に手を付けてないし、朝にはマジカルフォンを見つめて浮かない顔をしていたな?それに、さっきもだって見つめては元気がなさそうじゃないか。何かあったのか?」
フリーズ「(急にIQが上がった?!抹茶はそんなにフィーバーなのか?!)」
ドライヤー「急に鋭くなったな、、、、実はな就職先、、になる予定の所からの連絡をまってるんだ。」
クロー「、、あれ?クリーニング屋は?」
ドライヤー「あれはバイトだろ?もっと給料がいい仕事につきたくてさ、、、」
メディカル「あ、あのー、まだ大学は始まったばかりですし、そう焦ることでは、、」
ドライヤー「いや、、ほら2年で卒業するかもだろ?わたしの魔法だと魔法の国からの仕事よりも普通の仕事のほうが稼げるんじゃないかって思ってさ、、」
オガネソン「、、何で2年なんだ?」
クラスメイト「(いや、だからお前の為だって!)」
オガネソン「?、、、、、就活生ってことか?」
ドライヤー「うん、、、まぁ、そうなるかなー?」
オガネソン「、、つまり無職ってことか?」
ドライヤー「(バイトっつってんだろ!、、でもまぁ)似たようなものかなぁ?」
オガネソン「、、つまり私より格下の人間とみて差し支えないか?
ドライヤー「あるわ!!」
フリーズ「(誰かこいつに倫理を叩き込め!!)」
ドライヤー「はぁ、というか、お前は仕事についてるのか?」
オガネソン「、、、いいや?」
クラスメイト「(就いてないんかい!)」
オガネソン「、、でも3年前まではついていたぞ。」
ドライヤー「(こいつに失礼もあったもんじゃないか、、)よく就職できたな、、、」
オガネソン「、、、それは、、、親父のコネだ。」
ポーズ「言い切っちゃったよ。(思わずツッコミが)」
エミット「、、、もしかして、いわゆるお金持ち、、だったりします?」
オガネソン「、、いや、通院費用に全部溶けたな。、、、、、なんだ?みんなが気にするようなことじゃないぞ?」
クラスメイト「(気にしますよ、、、、)」
ウォーター「どんなお仕事だったんですか?」
オガネソン「、、えーっと、アニメーター?、、作画スタッフ、だっけ?」
フリーズ「(通りで絵が上手いわけだ。、いや、上手すぎるけどな!)」
ポーズ「ぇ?、、じゃああのバベルの塔は?」
オガネソン「、、?、、あー、あの落書きか、、急に描きたくなってなぁ。」
フリーズ・ポーズ「(いや、落書きっていうか作品、盗作レベルだったけどな!!)」
シールド「、、その、大学は?」
オガネソン「、あぁ、楽しいぞ。」
シールド「、じゃ、なくて、アニメーターになる前の大学は?高校で止まってる感じ?」
オガネソン「、、えーっと、なんとかかんとか大学だ。」
フリーズ「(情報量0!)」
ドライヤー「こういっちゃなんだが、よく大学も入れたな?」
オガネソン「、、?、だって魔法を強めたいやつなら誰でも入れるんだぞ?」
ドライヤー「、、うん!、だからぁ!、ロシアの大学はどうしたんだ!」
オガネソン「、、あー、なんか絵を描いてたら声を掛けられて、それで推薦入学?だったから、テストなどはなかったから大丈夫だったぞ。」
サイレント「美術大学にスカウト!?」
フリーズ「(サイレントさんがびっくりして過去一の大声を?!)」
オガネソン「ああ、それだ。」
ポーズ「、、あの、、もしかして主席卒業、、だったりします?、、」
オガネソン「、、、なんだ、それ?」
ウォーター「どうやって卒業したんですか?」
オガネソン「、、えーっと、先生から、、「あなたは絵を描いているだけでいいの」って言われたからその通りにやってたら、なんか卒業してた。」
ポーズ「、、そういうのを主席って言うんですよ、、」
エミット「、、と、言いますか、、入社試験はどのように?」
ポーズ「、、なんか、「絵を描いてください」って言われたから描いたら是非うちにって。なんだかすごくうれしそうでこっちまでうれしかったなぁ。」
エミット「、うん、それはコネ入社じゃないですって、、」
オガネソン「?、いや「絵の才能に気づいたのはお父さんだったんだぞ。」って言ってたから親父のおかげだろ?」
フリーズ「(いえ、それは我が子への愛情表現の一種です。)」
クロー「、え、、いや、完全にあなたの実力入社ですよ、、」
オガネソン「、、そうだったのか、、、そんなことより私ってアイアンウーマンに近いと思ってたんだけど
フリーズ「(ボクがアイロンマンって濁してたのにこいつときたらぁあー!)」
オガネソン「マッチ先輩のあの長いチェーンを見るに、私もなれるかもしれない。より好きなキャラクター、スパイダーウーマンに。」
メディカル「、、すごく、ギリギリを攻めますね、、」
シールド「ウーマンつけてれば許されると思ってるだろ。」
クロー「、、、じゃあバッド?」
オガネソン「バッドウーマンだな。」
フリーズ「(それじゃあただの悪い女性って意味だよ、、)」
クロー「、、、、、、じゃあスーパー?」
オガネソン「スーパーウー
クロー「だめ!それは本当にあるやつ!」
ウォーター「というか、いうなればアイアンスパイダーウーマンですよね?」
オガネソン「、、確かに。ナノテクだし、そっちの方が近いかも。、うん、私、あの変身シーン好きだし、今度からはそう名乗るよ。」
クラスメイト「(ちゃんと自分の名前を大事にしようよ、、)」
なんやかんやで休憩が終わり、予告通り先輩魔法少女達が姿を現した。ボクとウォーターさんはコンビだから一緒に受けることになったけど、それ以外はバラバラになって指導を受ける形になっているらしかった。
11
???「俺はドラゴン。火龍の魔法少女。今日は冷却の処理とドライヤーの熱のために来ました。」
フリーズ「(!この声、男性だ、、)」
男性の魔法少女、ドラゴンさん。上には後ろにドラゴンの絵が描いてある青いスカジャンを着ており、中の黒いシャツには白い文字でなにやら英文が書かれている。黒いスキニーに黒い革靴を履いており、腰には赤と黒のギンガムチェックの上着が巻かれている。目は黒で茶髪にちかいが、途中途中で髪が編み込まれている。
ウォーター「男性なのに魔法少女なんですか?」
ドラゴン「あぁ
マッチ「帰国子女って言っても男性もいるでしょ?それとおんなじっ、て言うつもりだろ?バカなお前はいっつも説明が同じだから代わりに言ってあげた。礼はいい。」
ドラゴン「、、、会って早々失礼な奴だな。ってか誰がバカだ。せめて筋肉つけろ。」
マッチ「だってお前筋肉ないじゃん。」
ドラゴン「着やせするタイプなんですー。」
ウォーター「ドラゴンさんもマッチできるんですか?」
マッチ「いや?、というかこいつの魔法を使うなんてごめんだ。」
ドラゴン「はー?それはこっちのセリフだよ。」
マッチ「今考えたろバカ。」
ドラゴン「は?バカって言うなよ。」
マッチ「じゃバカって何回も言ってみ?」
ドラゴン「ん?バカバカバカバカバカバーカ!」
マッチ「何回言った今。」
ドラゴン「3回。」
マッチ「3回じゃねーよ、バカじゃんお前。」
ドラゴン「は?バカって言うな。せめて筋肉つけろ。」
マッチ「なんで筋肉つけないといけないの?前々から言ってるけどさ、筋肉つけ
ドラゴン「あ゛ーだからそういう理屈っぽいところがバカなんだよ!、(はぁ!)」
マッチ「は?、意味わかんねーし。」
お互いがこっちを見ている状況なのに、ドラゴンさんが右肘を90度にして右拳を挙げた。
それに対しマッチさんは左手を下から上に持っていき、ドラゴンさんの拳にタッチした。
2人とも笑みが隠しきれてない。なんだかんだ言って仲いいんだな。
???「(、、、、、、、この空気、入ってもいい、、のかなぁ、、、、、)」
ドラゴン「あ!マグマー!お前も来てたのかー。」
マッチ「事前に知らされてたでしょうが、覚えとけバカ。」
ドラゴン「だからバカって言うなよ。せめて筋肉つけろ。」
マッチ「いちいちつっかかって来るんじゃないよ、単細胞の筋肉バカ。」
ドラゴン「おうよ、それだよ!」
フリーズ「(単細胞の筋肉バカでいいんだ、、、)」
???「、、、えーっと、私はマグマ、溶岩の魔法少女です。役割はドラゴンさんとほぼ一緒ですね。」
フリーズ「(なんで冷却から離れた魔法少女ばかりが集まっているのだろう、、、)」
マグマさん。その名の通り全身は黒い岩でゴツゴツしている。目と髪がオレンジなところを見るに、おそらく、溶岩を噴き出す際には全身が真っ赤になるのだろう。
ウォーター「あのー、失礼になっちゃうかもしれないんですが、似た魔法少女が集まっているのはなんでなんでしょう?」
ドラゴン「あぁ、俺は力を制御するのが難しいんだ。、、、、、なんでだっけ?」
マッチ「覚えとけバカ。こいつのドラゴンは大脳辺縁系と連携してて、お前の強い思いが閾値を超えないとシンクロへの転移ができない仕組みになってんだよ。」
ドラゴン「、、何言ってるのかさっぱりわかんねぇ、、、」
フリーズ「(絶っ対わからないように説明してるー)」
と、急に何かが近づいてくるような音がした。まるで飛行機のようなその白い魔法少女は空を飛んでこっちに着地した。
ウォーター「寒っ!」
フリーズ「(え?そうかな?)」
マッチ「来たか。マグマと相反するブリザード。」
???「どうも、ブリザード、極寒の魔法少女だ。」
全身が水色の光沢のある魔法少女。しかし、冷気が漏れ出している。さっき白く見えたのは冷たすぎたって事だろう。目と髪は水色と銀色が混ざったような色。水色のロボットのようでGreaseの匂いがする、、、ってそれより
フリーズ「冷気で空って飛べるんですか?」
ブリザード「あぁ、行ける。」
マッチ「相当な訓練が必要だけどね。僕もさっきアイスマンで飛べるか試してたんだけど、慣れてないせいかちょっと浮かび上がるくらいで飛ぶなんて到底できそうになかった。、、かなり難しいと言っていいだろう。だけどブリザードは格が違い過ぎる。それに空っていうのはかなり冷たいんだ。それに長時間耐えられるとなると、やはりブリザードくらいか。」
マグマ「この人は凄いんだよー。なにせ砂漠を雪国に変える魔法少女って呼ばれてるくらいだからね。」
ウォーター「あの、3人が戦ったらどうなるんですか?」
マグマ「私が最下位だろうね。ほら、マグマは650℃から1200℃なんだけど、ドラゴンさんは通常攻撃でも1200℃を超えてくるんだよ。冷たさの限界は絶対零度のマイナス270℃、、くらいなんだけど、ブリザードさんはそれを自在に操るから私じゃ勝てない。、、、えーっと、ドラゴンさんの最高温度っていくつでしたっけ?」
ドラゴン「たしか、、6000°くらいだったかなー。」
マグマ「ね!6000℃っていうのは太陽と同じくらいなんだけど、だから流石のブリザードさんでも勝てないんだ。よって私、ブリザードさん、ドラゴンさんの順で決着が着くと思うよ。」
マッチ「な?太陽の温度まで達っせるドラゴンは筋肉バカだろ?」
ドラゴン「ふっ、うらやましいんだろ?!」
フリーズ「、、、自在に凍らせるってどんな感じなんです?」
ブリザード「そうだな、、私の必殺技となると敵を凍らせて粉砕するってことになる。」
フリーズ「(?、、粉砕?、、、)」
???「ぉーぃ、、はぁ、、、置いていくなよ、、、えっと、私は、なんだっけ名前、、ああ、アイスボックス、、冷蔵の魔法少女、、長いから、アイスって呼んでくれ。、、どうぞ、よろしく、、」
上はまっさらな長袖のワイシャツを着ていて清潔感がある。白いスキニーに白いスニーカー、目も髪も白い。イメージカラーは絶対に白。
フリーズ「(アイスボックスってなんだったっ
ウォーター「冷蔵庫って意味です。」
フリーズ「、、いつも翻訳、ありがとうね。」
ウォーター「いえいえー。」
マッチ「初めまして。ちょっと端末お借りします。」
『ライフ×アイスマン』
ウォーター「霜って意味ですね。」
アイス「霜って、アイスマンの方じゃなくて?なんだか納得が、、」
マッチ「おいドラゴン。意気込みを見せてやれ。」
ドラゴン「ん?、、なんで?」
マッチ「実はな、、、楽しそうだったからついこっち来ちゃったけど、本当は別の奴の指導をしなくちゃいけないんだ。」
フリーズ「(えー!そうだったんですかー!どんなけドラゴンさんと絡みたかったんですか!)」
ドラゴン「おうよ、任しとけ。」
悪魔が出現した。
ドラゴンさんが姿勢を低くしてカンフーのようなファインティングポーズをとっている。
ドラゴン「はぁぁぁああああああ!!!」
青いエネルギーでできた長い胴体のドラゴンがドラゴンさんの周りに出現した。
ドラゴン「おりゃああああああ!!!!」
ドラゴンは一直線に悪魔に突進し、通過した部分は斜めに天に向かって昇っていった。
フリーズ「熱っ、、(ってウォーターさんは水の壁を作ってるし、マッチ、アイス、ブリザードさんは冷気で余熱を防いでるー!、、ボクもやればよかった、、)」
ドラゴン「どうよ!強いぜぇ!、ブリザード、発案者だからって足引っ張んじゃねーぞ。」
ブリザード「お前こそ余計な事して足引っ張んじゃねぇぞ。」
ドラゴン「余計なことってなんだよ?」
ブリザード「なんだこのエビフライ頭。」
ドラゴン「エビフライのどこが悪いんだよ?」
ブリザード「悪くねぇけどお前ソースぶっかけんぞこの野郎。」
ドラゴン「あん?なんだと?!」
ブリザード「お前可愛い顔してるよな。」
ドラゴン「はぁー?!俺はプロテインの貴公子なんだぞ!?」
ブリザード「誰が言ってんだよそれヒロインの間違いじゃねぇのか。」
マッチ「喧嘩しな(は!この感覚は、、ミックスが静かに怒っていらっしゃる!)」
『タイム×アイスマン』
マッチ「みんなごめん!またあとで!」
と瞬間移動してしまった。、、、、って、あれ?端末、返してもらってないや、、、
???「さてと、私で最後ですねー。アクア、水流の魔法少女、水の女神ってことになってるわね。ウォーターちゃんの上司になる予定の者です。よろしくねっ!」
暗いブルーのブーツは膝上まで伸びており、縁は黄色となっている。中に白いニーソを履いていてその縁はブーツと同じ濃い青色となっている。両手には二の腕から手首にかけて白い布で覆われており、手首の方は青色、二の腕の方は一回青色になってからの端が黄色となっている。肩は出された服装で青色の服を着ており、スカートも青色だが、これまた縁が黄色になっている。スカートの下には薄紫のひらひらしたものがついており、胸元には緑のリボン、肩回りには白い襟。服のセンターには上下に白い線が入っており腰を回るように白い線が分かれている。目は透き通った水色、髪も水色で腰にかかるくらい長く、頭のてっぺんで青色の球体によって結っている。
なんて観察していると、急に近づいてきてアクアさんが耳元で囁いた。
アクア「心配しなくて大丈夫よ。上司と言ってもあなたからウォーターちゃんをとったりしないし、あなたが本当は男の子だと知っても彼女はそれを拒んだりしないと思うわ。恋はきっと成就する。頑張りなさい、少年。」
フリーズ「!?!?、、いや、そんな、わけないじゃ、ないですかーー、い、いやだなー、冗談はやめてくださいよーー」
アクア「どうかしらね?」
ウォーター「何の話ですか?」
アクア「内緒♡。、、、ウォーターちゃんは水を作れるんだよね?どんな感じか見せてほしいわ。」
ウォーター「こんな感じです。」
アクア「すごい、、純水なのね!」
ウォーター「、、純水ってなんですか?」
アクア「不純物が一切混じってないとっても綺麗な水ってこと。普通の水とは違って電気も通さないわ。これなら薬物や化学実験に、とっても重宝されるでしょうね!」
ウォーター「、、あの、アクアさんって水の女神、なんですよね?その、純水?は作れないんでしょうか?」
アクア「実は私、水を作ることはできないのよ。」
ウォーター「え?、、そうなんですか、、すみません、、」
アクア「ううん、いいのよ。よくある誤解だから。私は水を操作したり浄化したりはできるんだけど生成はできないのよ。まぁ、地球の7割は水なんだし、限界まで浄化すれば純水も作れるんだけどね。だから私は海や川の近く、雨が降っている地域限定のヒーローってことになるわね。」
ウォーターさんは相手の弱点をさらけ出してしまった事を気にしてるのか、次のように発言した。
ウォーター「、、、、実は、私にもできないことがあって、自分で作った水しか操れないんです。」
フリーズ「(え?、、そう、、確かに、今までだって自分で作った水しか操ってなかった、、、それに思ってたんだ、、最初にガリレオ先生が全員の魔法で殺人が可能な事を話したときにウォーターさんの時は溺死って言ってた。全ての水を操れるなら、人間は7割が水だからそっちのほうが手っ取り早いんじゃないかって、、その、不謹慎だけど、、、、でもそうか、、先生はそれを知ってたから溺死だけに限定して話してたんだ、、)」
アクア「そうなのね。、、気を使わせちゃってごめんなさいね。」
少しだけ目をそらして悲しそうな表情を数秒浮かべたのちに、
アクア「さてと!気を取り直して、これでフリーズ君とウォーターちゃんの先輩は揃ったことだし!始めるとしますか!」
ウォーター「よろしくお願いします!」
フリーズ「お願いします。、、、、(フリーズ「君」だとバレちゃうかもしれな、、、、、いや、バレることを狙って、、、ま、当の本人は気づいてないようだし、いっか。)」
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地形は雪山になった。さらに何故か崖のそばにいる。暗いし。
ウォーター「さ、寒い、、」
フリーズ「(あぁ、ブリザードさんには寒さの耐久があるって話だったな。だったら同じ氷属性のボクも寒さに強いってことになるのか)」
ブリザード「さてと、魔法はイメージの世界だ。だから知っているものを再現する方が簡単なんだ。フリーズ、お前は凍らせる対象がないから魔法を使うのは難しいという話だったがそれは今でも変わらないか?」
フリーズ「はい。空気中の水分は限られてますし、、だからウォーターさんとコンビを組んでいるんです。」
ブリザード「そうか。そしてコンビネーションだが、これは長い年月をかけて構築されていくものだ。だから今から息を合わせるにはお互いが知っているものを助け合う形で行えばいい。二人とも、デスティニー映画の『アナンデールの雪の女王』は当然知っているな?」
フリーズ「はい。知ってます。」
ウォーター「『アナ雪』ですよね!あたし大好きなんです!」
ブリザード「そしてその中でも特に有名な曲、Let I、、ありのままでを
フリーズ「(配慮したー!!)」
ブリザード「今から二人で再現してもらう。フリーズが魔法を使う時にはウォーターが成水し、氷の結晶などはフリーズの操作で自由にしてもらって構わない。」
フリーズ「いやー、それって著作権的には、ってあれ?どこからともなくイントロが!?」
ウォーター「あたしの右手袋貸しますね。」
フリーズ「(ウォーターちゃんがずっとはめてた手袋!あ、この温もり、)」
アクア「そこ、興奮しない!」
ウォーター「はやくはめてくださいよ!歌詞始まっちゃいますよ!」
フリーズ「(ええい!もうやけくそだ!)」
ウォーターちゃん、、さんの手袋をはめて役になりきる!
フリーズ「降り始めた雪は、足跡を消して、、(何もここから再現しなくたって、、)
真っ白な世界に、一人の、私、、、風が心に囁くのー、、このままじゃ、ダメなんだーとぉぉ、、、戸惑い、傷つき、誰にも、打ち明けずに、悩んでた、それももーー、やめよおーーー(ここで手袋を投げる)ありの、ままの、姿見せるのよー、ありの、ままのぉ!自分になーるのぉー!(あれ?思い通りに魔法が使えてる!)なーにーもー、怖くーなーいー、風よ吹ーけー、少しも寒くないわ。(楽しい!魔法が輝いてる!すごい!)
悩んでーたことが、嘘みたいねぇ、、だってもお自由よ、何でーもでーきーるぅうーー
どこまで、やれるか、自分を、試したいの、そおよ変わるのよー、私ーー!
(氷で作った橋、大丈夫だ。ボクとウォーターさんなら!)
ありのーままでー空へ風に乗ってぇぇ、ありのーままでぇえー!飛びー出してーみるのぉお!にーどぉーとー!なぁみーだーぁわぁー流さーないわーぁあ
(ぐっと力を込めて氷の塔を建てる!こんなに広範囲に魔法が!そういえば、足からも魔法が使えてる!こんなこと初めて!)
冷ーたくだぁいちを包み込みー、、高く舞い上がる想い絵描いてぇー、花咲く氷の結晶のようにーー、、かがーやいていたぃ、もお決めたのぉおおおーーーー!!!これでぇー!いいのー自分を好きになぁってぇぇこれでーいいのぉおお!じぶーん信じぃてぇー、ひーかーぁりー浴びなーがーらぁああぁぁー、歩きーだそうもおおおおおーーーーーーー!!!!!!
少ーしも寒くないわぁ」
思わずウォーターさんと目が合う。とっても嬉しそうで興奮してて、可愛い。
ウォーター「、、、やった、、できたんだよあたし達!!」
フリーズ「うん!やったね!ウォーターさん!!、、、、でも、、、、著作権が!」
ウォーター「まだそれ言ってるんですか?!」
※歌詞変更に細かい違いを描いているので、グレーゾーンですが問題ないです。
ウォーター「それにしても歌上手でしたね!」
フリーズ「そ、そうかな、、ありがとう、、(照れるな、、)」
ブリザードさんもろとも氷の塔に登ってきた。
ドラゴン「まさかこんなにでっけぇ城を作っちまうとはなぁー。見直したぜ!」
アイス「はい、手袋。」
ウォーター「ありがとうございます。」
アクア「水の量もすごかったわよねぇ。しかもあんなに遠くまで出せるなんて。」
ウォーター「はい。自分でもびっくりしてます!」
アイス「途中から雪の結晶が細かくてびっくりしたよ。」
フリーズ「はい。なんだか思い通りに魔法が使えて楽しかったです!」
マグマ「それは何よりですね!足からも魔法を出せるなんて驚きました。結構難しいんだよ~。手から出るイメージは沸きやすいけど足はなかなかできるもんじゃないし、それにまだ1年生、というか新入生でしょ?これは凄い魔法少女の誕生かもしれないね!」
フリーズ「ありがとうございます!それに、ボクも初めて足から魔法が出せたんですが、イメージ通りに作動してくれて嬉しかったです!」
アイス「え?初めてだったの?!、、いやー、それにしても凄かったね!私も『アナ雪』から練習に入ればよかった、、、でも、完全再現おめでとう!君たちは最高のコンビだね!」
フリーズ・ウォーター「ありがとうございます!、、ぁ!」
ドラゴン「お!息もぴったりじゃねーか。作戦は大っ成功だな!」
ブリザード「、、、、、、、、完全、、再現?、、、、、、、、」
フリーズ「(え?、、、何か問題が?、、、、)」
ブリザード「、、、いいか?、この曲はな、魔法の力を隠し続けてきた雪の女王が誰にも縛られずに自分自身を受け入れて真の自由と孤独を力強く宣言する決意のシーンなんだ!氷の城を築いたのは過去からの解放と完璧を演じてきた自分という束縛からの解放を掛け合わせたことを表現するためだ!、、その気持ちが、心火が、、お前にはあったか?、、、」
フリーズ「(、、???、、、、、、、、、、、、ん?、、、、、、?、)」
ブリザード「心情以外にも、大事な雪だるまを作ってない、最初から完成された橋を作っている。橋はな、最初は雪で覆われているが女王が踏み出したことによって綺麗な表面へと変化するんだ。これは自分の力を試したいけど怖い、だけど一歩踏み出すことによって自由を手に入れられるということを表現するためのものなんだ!さらに、シャンデリアの羽の形、枚数から始まって手すりの強度補強に使われる氷の形も違うし、なにより城全体のデザインがまっったく違う!、、、決定的なのは、服装が変わってないよな?あの衣装はな?新たな自分を手に入れたということを視覚的にわかりやすく観客に伝えるためのもので
ドラゴン「おりゃああああああ!!!!」
ブリザード「(ぐはっ!、、、、なんで?、、、、)」
ドラゴンさんが殴り放った青い炎により床が溶けている。
ドラゴン「ごちゃごちゃうるっせーんだよ!!この城はな?この子たちが一生懸命作った大っ事な城なんだぞ!それをとやかく言ったり傷つけたりするなんて、、誰にもできねーはずだぞ!!」
フリーズ「(傷つけるって言ったらあなたもさっき床溶かしましたよね?)」
マグマ「ごめんね。こいつデスティニーヲタクでさ、、特に『アナンデールの雪の女王』は自分の魔法と似てるから大ファンなんだ。、、、ほら、いつまで寝てるの?さっさと起き、、ってこの冷たさ、、死んでる!、、保険屋さーーん!」
ブリザード「死んでないし、死んでるとしてもすぐに保険金を下ろそうとするな。心火を燃やして『アナンデールの雪の女王』にフォーリンラブしてるだけだ。」
ドラゴン「おら、、、何か言う事があるんじゃねーのか?」
ブリザード「そうだな、、二人ともすまなかった。私が事前に『アナンデールの雪の女王』を二人にしっっかりと見せていればもっと完璧な再現が
ドラゴン「おりゃああああああああああ!!!!!!!!!」
ブリザード「(ぐはっ!!、、、、二度、までも、、、、、)」
アクア「こいつ、出禁にしましょうか。」
フリーズ・ウォーター「(あ、ブリザードさんだけで事足りると思ってたけど、こうなるかもしれなかったからアイスさんが呼ばれたんだ)」
これにて『魔法少女物語 フリーズ』の一部目終了となります。
読んでくださり、ありがとうございました。
続きもありますので、是非読んでくださいね!




