『80話 古城19 イフリートスと戦う』
『80話 古城19 イフリートスと戦う』
ズドドトドーーーーン!
何発か連発できるようで、魔炎弾が複数発が迫ってきたので、俺は富豪スキルで対抗する。
「器用富豪スキル、スキル詠唱速度1000倍上昇」
『器用貧乏』早口 Fランク
↓
『器用富豪』詠唱速度1000倍上昇 SSSランク
「器用富豪スキル、物理防御力1000倍上昇」
『器用貧乏』守り Fランク
↓
『器用富豪』物理防御力1000倍上昇 SSSランク
防御力15 → 15000
「器用富豪スキル、物理攻撃力1000倍上昇」
『器用貧乏』打撃 Fランク
↓
『器用富豪』物理攻撃力1000倍上昇 SSSランク
攻撃力15 → 15000
「器用富豪スキル、武器1000倍強化」
『器用貧乏』武器磨き Fランク
↓
『器用富豪』武器1000倍強化 SSSランク
「器用富豪スキル、体力消耗速度減少」
『器用貧乏』持久力 Fランク
↓
『器用富豪』体力消耗速度減少 SSSランク
「器用富豪スキル、敵全体速度減少」
『器用貧乏』遅らせる Fランク
↓
『器用富豪』敵全体速度減少 SSSランク
「器用富豪スキル、剣術1000倍強化」
『器用貧乏』素振り Fランク
↓
『器用富豪』剣術1000倍強化 SSSランク
「器用富豪スキル、クリティカル攻撃1000倍上昇」
『器用貧乏』大振り Fランク
↓
『器用富豪』クリティカル攻撃1000倍上昇 SSSランク
「器用富豪スキル、攻撃回避1000倍上昇」
『器用貧乏』避ける Fランク
↓
『器用富豪』攻撃回避1000倍上昇 SSSランク
「器用富豪スキル、敵全体防御力1000倍減少」
『器用貧乏』防げない Fランク
↓
『器用富豪』敵全体防御力1000倍減少SSSランク
「器用富豪スキル、敵全体魔力半減」
『器用貧乏』魔力減 Fランク
↓
『器用富豪』敵全体魔力半減 SSSランク
「器用富豪スキル、敵全体体力半減」
『器用貧乏』体力減 Fランク
↓
『器用富豪』敵全体体力半減 SSSランク
「器用富豪スキル、敵全体ステータス強化完全無効」
『器用貧乏』ステータス強化減少 Fランク
↓
『器用富豪』敵全体ステータス強化完全無効 SSSランク
「器用富豪スキル、連続攻撃10倍強化」
『器用貧乏』2回攻撃 Fランク
↓
『器用富豪』連続攻撃10倍強化 SSSランク
ちょっと俺でも何をスキルしたかわからなくなるので、この辺にしておいても十分であろうから、ところで複数の魔炎弾を魔法防御した。
魔法防御も最初に大幅に上昇してるので、弾丸並の魔法でも貫通してくることはなく俺はそのまま立っている。
ただ普通にAランク冒険者が防御してとしたら、今の魔炎弾の一発で即死しても不思議ない魔法なのは俺も認めるしかない。
たぶんBランク、Aランク冒険者ですら即死したと思われる攻撃だったのを俺が防いでいるのでイフリートスは、
「あああ、なんだお前は、我の魔炎弾を受けたのに、効いてねえ!」
「魔法防御してある。残念だな、俺には通じない。何回やってもだ、嘘だと思うなら何発も打ってみな」
「ああああああ、魔王様にも認められしイフリートスを舐めてくれるな、いいだろう、いいだろう、やってやるよ、魔炎弾」
ズドドトドーーーーン!
俺が挑発するとイフリートスら怒りの感情をむき出しにしてくるあたりは、感情が高ぶりやすい性格をしているとわかり、単細胞さが露出した。
俺に単細胞は通じないし、むしろ歓迎でもある。
こちらは難しく考えずに、スキルを使用したらいいのだ。
爆発的な破壊力の魔炎弾だった。
その弾を再び俺は防いでみせた。
手はかなり熱いか。
重度の火傷はしたが、直ぐに回復していくのは火傷を高速修復しているからだ。
よって手のダメージは回復に向かう。
イフリートスの炎の攻撃は凄まじいのは認める。
俺意外には絶対に防げないと実感した。
俺が防がなければ城のフロアが吹き飛んだだろう。
騎士団らも一緒に。
しかしそれすら俺には通じないのだ。
神が与えた力はイフリートスの上をいっている。
連続で放ってきても全部防いでみせた。
力の差をはっきりとわからせるために。
これでわかるだろうか。
「なななは、なぜだ、我の魔炎弾が全部弾かれたあああああああああああ!」
「だから言っただろ。魔炎弾では俺の防御を突破はしないとな。それよりもなぜ魔王の直属クラスのイフリートスが現れたのか、それを知りたいのだが、教えろ」
そこが重要だ。
ガブレラ神が俺に言ったことと関係しているのか、それとも無関係で独自にイフリートスが行動したのかを知る必要があった。
俺が質問して正直に答えるとは思えないが聞いた。
「ふふふふふ、誰が教えるかよロメーロ。キサマの死体を魔王様に差し出してやろう、きっと喜ぶぞ、キサマ程の強き者だ、さぞかしお喜びになる、これでもどうかな、我の炎の最大火力であるメガイラプション!」
魔王の名前が出た。
やはり独自に行動しているのでなくて、魔王や邪神が関与しているとみていい。
ガブレラ神が言っていたのと繋がるのが判明した。
俺がここに来るのも器用富豪がそうさせたとなるな。
イフリートスがいるのがガブレラ神は知っているのか。
知っているなら、なぜ教えないのかな。
教えてくれてもいいだろうに、それともあえて教えないのかだ。
人に魔王を倒せとか頼んでおいて、やや不親切だなと思うも神だから俺も何もできない。
これでイフリートスが魔王の命令で古城にきたとわかった。
俺を魔王に差し出すとか冗談かよ。
差し出すからには俺を倒せると思ったか。
思ったならいかに愚かか。
俺とイフリートスでは力の差は歴然なのだ。
たとえレベルが1534と異常な数値でも、俺のレベル1には勝てない。
世界最強のレベル1が前にいると知らせる。
主人の魔王がどれだけ強いかわからないが、器用富豪があるかぎり、魔王とも戦えるとガブレラ神は言っていた。
イフリートスは今度は魔法をメガイラプションに変えてきたようだ。
全身が炎で包まれていき、真っ赤に燃える。
部屋中の温度が何度上がったかと思うくらいに熱い。
とにかく熱いので、俺の体も燃えそうで冷やしたいところではあるが、メガイラプションを防ぐのが先だな。




