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握力1000キロの男  作者: 神ディヌ太郎
呪術師村での戦い
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呪術師村

神は民の心の支えだった。神がいたからこそ、如何なるききんが起きようと、民は立ち上がった。神がいたからこそ、天災から復興できた。神がいたからこそ、村は存続した。そんな神だったが、ある日を境に、村人を襲うようになった。神から身を守るために、村人達は神を殺す決意をする。神を殺すために、あらゆる手段を模索した。その結果、村人達は呪術へと身を染めた。呪術とは、相手を呪うことで攻撃をする手段。呪術のおかげで、神を殺し、村へ平穏が訪れた。村は神がいなくても、あの一件以降、村人達の交流も盛んになり、村はより活気が溢れることになった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ミカ「海、何見てるの?」

海「これ?呪術師村の本。一部では、有名な所らしくて、村が本を出してるらしいんだ」

俺もたまたま、本屋に行った時に見つけたんだよな…。今、呪術師村に行くための馬車に乗っている。王都からかなり遠い所にあるらしく、馬車に乗るしか移動手段がなかったのだ。それにしても、魔物らしき何かとはなんだろう?この本にもそれらしき原因は何も載っていない。こればっかしは行かないとわからないな。

ミカ「その本はどんな内容なの?」

海「気になるのなら、見てみるか?ちょうど、読み終わったし」

ミカ「うん、見てみる」

ミカに本を渡し、外を見てみる。草原が見えた。草原って見ると、爽やかな気分になる。どこか眠くなるような、走り回ってみたくなるような、色々な気分が混ざっている。見る人によって、感じることが変わる、不思議な場所だ。そう考えている内に、夜になっていく。馬車でも、2週間はかかる距離だ。馬車の移動で、一日を使うのも慣れてきた。でも、帰りは瞬間移動で帰ろう。慣れたとはいえ、ずっと座るのは退屈だ。馬車移動中は、馬車の運転手さんと一緒に旅をする。馬車運転手さんも、この仕事に慣れているのだろう。話すとすぐに気が合った。

運転手「あんたらも、よくこの依頼を受けたな。移動も大変だろうに」

海「移動は大変だが、困ってる人がいるなら、受けない理由がないよ」

運転手「呪術師村と言えば、最近、少し聞くな。魔物らしきものが大量発生してるとか」

海「その依頼を受けたんだ。だから、そこに向かうんだよ」

運転手「呪術師村が依頼ねぇ…、初めて聞くな」

海「そんなに珍しいのか?」

運転手「あぁ、この道30年はやってるが、依頼で呪術師村に行くやつは聞いたことがない。大抵、呪術を教えてもらいに行くとかだ」

そんなに珍しいなら、尚更なにか気になるな。そもそも、王都まで依頼に来るなんて、よっぽどのことだろうな

運転手「止めはしないが、気を抜くなよ」

海「あぁ、気をつけるよ」

忠告を受け取り、今日は寝ることにした。

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