第42話 第七章【ホラー】染み#3
ぽち『引っ越し後色々問題起こりましたが、もう少しで住めるかな。なんせ、トイレとお風呂が一緒なんだけど、掃除した後にドア開いて閉めようとしたら、バキッて音が鳴って何だと思ったらドアの下の金具?が外れてドアが開きっぱなしで閉まらなくなったのよ。
まぁ、今日業者さんが来てくれて治りましたけど。』
白夜「もう笑うしかないね。で、全然小説書けなかったんだ。」
ぽち『そういう事。海堂翔二シリーズも全然かけなくて申し訳ない。
今ワードで徐々に書き始めているので、待っていてください・・・!!
さて、今日も事故物件の話を行きましょう。もうこんな話書いているから私そんな事ばかり起こるのかしら。』
白夜「おい、自分の小説のせいにするなwww」
ぽち『www
はい、それでは皆さん、こんな話はいかがですか?』
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朝起きて俺は鏡で自分の顔を見たが、大分酷い顔をしていた。顔は真っ青で目の下はクマがありすぎた。
あれから、毎晩夢を見るんだ。女が俺に向かって何か叫んでいる。でも、何を言っているのか聞こえない。
そんな夢を見ては朝起きて横の壁にある染みを見てしまうとその染みもなんか大きくなっているように思えるんだ。
ただその染みがただの黒いだけの染みなら何も気にしなかった。だけど気のせいかもしれないけど・・・一日経つごとにその染みはどんどん人の輪郭に見えて仕方なかった。
俺は気味が悪くなり、不動産会社に電話した。
『おい!!なんか部屋の壁に染みがあるんだけど!!内見の時こんなのなかったよな!?
なんなんだよ!?』
俺は、思わず不動産会社のあのおっさんに怒鳴りつけてしまった。
【あの・・・ご希望なら他の物件ご用意しますけど・・・。】
『べ、別にそこまで言ってないだろ・・・!!』
今まで色んな不動産会社に行ったが、自分の条件に合った物件を見つけたのはこの気の弱そうなおっさんのいる不動産会社だった。
だから、少し俺は横柄な態度を取っているが、何も言ってこないしいいだろうと思った。
他の物件は結構高い家賃だったりして、月給十五万の俺はどうにかして家賃だけでも安くしたかった。
自炊はしないから変に家具とかは買わなかった。その他の不動産会社だと高いところばかり提案してきて、俺に合った物件を紹介してくれたのはこのおっさんだけ。
それに、この物件以外は結構高いところだばかりだった。とりあえず我慢することにした。
おっさんが何か言いかけたが何も聞かずに俺はブチっと電話を強引に切った。
気にしない・・・気にしないようにしよう・・・。
自分に言い聞かせるように俺は言った。
だが、その日また俺は夢を見た。
今度は女が二人、男が一人いて、一人の女がその二人の男女に何か文句を言っていた。
すごい勢いで言い争っている・・・。これ、ミステリードラマだとそのヒステリー起こしている女が起この男女に殺されそうだなと思った。
そして、予想通り。一人の女は男の方から突き飛ばされて頭を打って動かなくなっていた。
そこで、俺は目を覚ました・・・。そして、また壁を見る。
『な、何だよこれ・・・・!!』
昨日見た染みよりもさらに壁の染みが大きくなっていたのだった・・・。
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ぽち『はい、今日はここまでです。染み・・・何かその夢と関係ありそうですね・・・。
ていうか、はっきり言ってこの主人公好きじゃないですね。不動産屋さんが何か言いかけていたのに聞かないで横柄な態度取って。
一度痛い目に遭えばいい。』
白夜「私もそれ気になった。気が弱そうな人に対してそういう態度取るやつ腹立つよね。」
ぽち『さて、次はどうなるのでしょうね。染みの意味とは何でしょうか?
その謎についてはまた次の時に・・・。それでは皆さん、おやすみなさい。』
第42話/END




