三、新撰組預かり
僕は沖田さんにある部屋に連れていかれた。
そこで体を小さく震わせながら、正座をしている。
目の前には般若………鬼がいる………
「沖田さん………」
僕は隣に座っている沖田さんの服を引き、助けを求める。
「……土方さん鬼みたいな顔しないで下さい。神無さんが怖がってるじゃないですか」
「誰のせいでなってると思ってるんだぁ?総司。つーか神無って「僕の名前です…」
僕は土方さんと呼ばれた人の言葉を遮り言う。
「僕、月詠神無って言いま「ぁあ゛?」ひ!!」
僕は土方さんに睨むように言われ、沖田さんに抱きつく。
「神無さん、大丈夫ですよ。…………土方さん」
沖田さんが僕の頭を撫でながら、土方さんを咎めるように言う。
「こいつ、記憶ねぇーんじゃなかったのか、総司?」
土方さんが僕を睨みながら沖田さんに問う。
「烝君から聞かなかったんですか?名前は覚えていたんです。他の事が分からないんです、ですよね、神無さん?」
「は、はい」
沖田さんに聞かれ、そう答えると土方さんが一層僕を睨んできた。
「んなもん嘘かもしんねぇーだろうが」
「いや、嘘じゃないですよ」
「はぁ?んな証拠どこにある?」
「だって神無さん顔にでますから♪ね、神無さん♪」
沖田さんが首を傾げながら、僕に賛同を求める。
「ふぇ?(やっぱり沖田さん可愛い……)」
「可愛いと思われても嬉しくないです」
「え;?」
「ね、土方さん神無さん顔にでまくりでしょ?」
「………確かにそうだが、こいつの演技かもしれねぇーだろぉが」
「神無さんの場合演技してもすぐバレると思いますけどね♪」
「………(僕なんか馬鹿にされてる?)」
「馬鹿にしてないですよ。あぁーもう神無さんは可愛いですね」
そういい、沖田さんが僕の頭を撫でた。
「ふっふえ?!か、か、可愛くなんてないです」
「ぷくくっあはは、神無さんはからかうとほんとに面白いですね♪」
「か、からかうなんてひどいよっ、沖田さんっ!」
「あはは♪ごめん、ごめん」
沖田さんはケラケラと笑いながら僕に謝ってくる。
「とにかく、神無さんは嘘はつけないと思いますし、演技も無理だと思います。仮にもし本当に演技だったら斬っちゃえばいいじゃないですか」
沖田さんが僕をにぃーこりとみながら土方さんに言う。
「お、沖田さん怖いです…」
「ん?そんな事ないよ、酷いなぁ」
ケラケラと沖田さんが笑う。
「………チッ、てめぇーは一度言い出してたらきかねぇーからな」
「じゃあ…」
「月詠、てめぇーを新撰組で保護してやる」
「ふぇ?!」
「よかったですね!神無さん!」
ぎゅー
沖田さんが僕に抱きついてきた。
「はわわ?!」
「ぷっくく、ほんと神無さんは可愛いですね!!」
「………………」
「あれ?何もいわないんですか?」
「もう沖田さんに何か反論しても無意味だと思ったので…」
「賢明な判断だ」
「酷いですねぇwww」
なんかよく分からないけどなんか僕は新撰組で過ごすことになるらしいです……
久々の更新ですね;全然進んでないし、更新遅くてすみません;!!!
これからも更新激遅で内容ぐだぐだですがよろしくお願いします!!