5話 襲撃
5話 襲撃
とある日、学校帰りにカラオケに行った日のこと
受付ですでに2人、不審者がいることがわかっていたが、その2人に廊下で絡まれた
「なんですか?」
チャラチャラしてるのでナンパだろう
「いや、可愛いなぁと思って、彼氏いるの?」
「いませんよ、ナンパなら結構です」
もっと可愛い人いっぱいいるだろと思いつつ部屋に戻ろうとしたところで腕を掴まれる
「お嬢ちゃん、言うこと聞けばなにもしないよ?」
片手にはポケットナイフ
「…警察呼びますよ?」
「その前に俺たちが君を部屋に連れ込む」
「少なくとも今は私の方が有利です」
そう言って腕を払いのけて足に足を引っ掛けて転ばせた後もう1人の後ろに周り肩に手をかけて倒す
「痛えなテメェ!ぶっ殺すぞ」
まだ言ってるよと思いつつ仕方がないので特殊警棒を取り出す。
本当はpwを出したいが、めんどくさいので最近護身携帯が認められた特殊警棒を取り出す
ちなみに護身武器として携帯していいと少し前国会で可決された新、銃刀法では特殊警棒の他、世界情勢悪化で開発されたco2ガスで発射できる護身用エアピストルなど、殺傷能力が低い者なら可能となった
ちなみに拳銃も審査さえ通れば誰でも持てるという日本の平和の象徴だった民間人銃器所持不可が崩壊した
「こっちにはこれがあるよ」
そう言ってco2ガス拳銃を出す
だが構え方が素人だ
スライドを握り込み、もう片方の手で手首を叩く
奪い取ると同時にマガジン底部を叩き、スライド引く
装填済みだったようで弾丸が出てきて廊下に落ちる
同級生に見られたらえ?という顔をされるだろう
いや、現在進行形だ。先ほど投げた時の音に反応して出てきた野次馬の中に同級生が何人かいた
だが、構ってられない
そのまま距離を離してco2ガス拳銃を肩や腰などに交互に撃ち込む
標準のペイントタイプなので服が青色に汚れていく
「大丈夫ですか?」
誰かが店員を呼んだんだろう。店員がやってくる
「すみません、声をかけられてそのまま部屋に連れ込まれそうになったので…」
そう言ってホールドオープンしたco2ガス拳銃を捨てる
「警察呼んでもらってもいいですか?」
「菜月!大丈夫?」
同級生が走ってやってくる
「ん〜護身用の警棒って結構大事だね」
護身用の警棒を見せながら言う
「それより、怪我は?」
「無いよ、護身術やってて良かったぁ」
そう言って立ちあがろうとする男のうちの1人の背中を踏みつける
「大丈夫よ、私は意外と強いから」
あの時動画が撮影されていてsnsに投稿される…なんてことが起こることもなく、2日が経った。
ちなみに一緒に来ていた同級生にはあまり話さないで欲しい、とお願いした上で目についた制服の人全員にも同じお願いをした
そのおかげで平和に学校生活を送れている
「なーつーきー」
こいつがいなければ
「何しに来たの?」
「いやねぇ…教えてもらおうか?」
「何が?」
「私に隠れてコソコソしてるでしょ」
「秘密」
「え〜教えてよ〜」
「一般女子高生がむやみやたらに首突っ込んでいい話じゃない」
「菜月は突っ込んでるのに?」
「引きずり込まれたって言った方が正解だね」
「…今日家行っていい?」
「別にいいけど」
家に帰る
ちなみに実家ではない、危険性から実家にはしばらく帰っていないし家も定期的に引っ越している
「まぁた家変えたのね」
少し前まで住んでいた駅の最寄り駅を通り過ぎたところで気づいた
「まぁね、理由はごめんけど話せない」
「別にいいよ〜」
そう言って幼馴染こと春夏冬和水がスマホを出す
「お邪魔しまーす」
和水がドアを開けて部屋に入りながらブレザーを脱ぐ
「さてと、お菓子パーティしますかぁ」
珍しく到着がない金曜夜なので和水とのお泊まり会ということになる…ハズだった。
風呂を出て12:00を回った頃
足音が廊下に響く
カバンからCTRU専用ネットワーク端末を取り出す。
ちなみに警察との通信も可能だ
緊急発報ボタンに指をかけつつ玄関を見る
玄関前で止まった…と同時にショットガンの発砲音が響き渡る。
ドアブリーチング、襲撃だ
そう思うと同時に緊急発砲ボタンを押した後、pwのsakuraを取り出す
「co2のやつ?」
「いや、実弾」
弾倉を確認したのちハンマーを起こす
「5発しかないから弾切れたらごめん一緒に死んで」
端末用のイヤホンを左耳につける
「え?ちょ待って」
ドアがこじ開けられたようで、倒れる音が聞こえる
寝室と風呂、トイレがあるのでそこを制圧してから最後にリビング兼キッチンに来るだろう
『どうした?』
「家襲撃、人数不明、ショットガン持ち」
『了解、すぐ向かう』
おそらくすでに出動準備をしているのだろう
後ろから今日当直の大我の声と本部に住んでいる渚の声が聞こえた
風呂の扉が開く音が聞こえる
「和水、それとって」
「わかった」
和水がco2ガス拳銃を渡す
これはペッパーガンというやつでコショウの粉末だったかを吸わせて呼吸困難にするとかいうやつだ
「そんなの役に立つの?」
「立つよ」
事実問題実弾ではないのでショットガン相手には全く役に立たない
廊下に2発、ペッパー弾を撃ち込む
『もう到着する』
「わかった」
ペッパー弾が破裂する音が響いた
それでおそらく居場所と実弾を持ってないと踏んだのだろう、リビングに踏み込んできた
その瞬間sakuraで頭に狙いを定めて引き金を引く
「ワンダウン」
端末で緊急発砲があってから2分、家に到着した
緊急車両は便利である
一斉に車から降りると同時にスライドを引く
今回の装備は一律Glockだ
「4階一番奥」
「了解」
階段を駆け上がる
「廊下クリア」
「Go」
ちなみに専用端末は全域発砲というものがある。
警察にも緊急が行くやつだが今回菜月は使用していない、なのでこの3人のGlock3丁で対応しなければならない
「動くな!」
廊下の壊れた扉から拳銃を向ける。
「寝室に1人、私は弾切れです」
おそらく寝室に逃げ込んで出ようとしたところを発砲…というのを繰り返したのだろう。扉にいくつか穴があった
「わかった」
3人で警戒しつつ部屋に侵入し、寝室の扉の横の壁で三列になる
「突入」
扉を開けて部屋を覗く
「動くな!」
部屋の中から返事ではなく銃弾が帰ってくる
発砲要件は見たした。
壁に穴を開けるなという悠長なことは言ってられない、壁越しに銃弾を叩き込む
2人が意図を汲んだようで、突入体制を整える
Glockの弾倉が空になり、ホールドオープンした瞬間に2人が寝室に入る。
数発発砲音が響く
「クリア、殺っちゃったけどよかった?」
「あぁ、住宅特定まで上り詰めたなら排除しておくべきだ」
「たしかにね…処理班読んで」
「もう来てまーす」
千葉県警鑑識課が6人入ってくる
「派手にやったねぇ…ほら早く離脱しな、車回してあるから」
「助かる」
そう言って家を出る
菜月にsakuraの予備弾薬を渡した後先頭に立つ
「階段OK」
『今下ついた、フル装備2人』
これで全員集結だ
「こちらD-5一般人一名同伴車乗れる?」
『乗れる。てか早く降りてきて』
「恒一早くしろ」
「久々すぎるからちょっとまって」
車のナビを操作してセーフハウス17にピンを合わせる
「オケ行けた」
「17でいいの?」
「近いし、いいでしょ」
そんな話をしていると菜月、渚、大我、一般人、仁がマンションから出てくる
直人が車のドアをスライドさせて全員が乗ってくる
「よしOK出すぞ」
「待て、不審者2名」
「いるねぇ…完全にこっち狙い」
武装はおそらく小型のマシンピストル、が2人
強行突破も出来なくはないが、不安ではある
「俺いく」
「じゃ私も〜」
渚と仁がシーベルトを外して車から降りる
「俺たち車あるからそれで合流する。お前らは離脱しろ」
そう指示されたのでエンジンをかける
「了解」
仁と渚が走っていくのを見届けてギアを入れる。
アクセルを踏んで幹線道路に出る。
2人が心配だが今は保護した一般人だ
お前、右、俺左
とハンドサインで合図して左側の男に接近する
「すみませ〜ん、警察のものなんですけど職務質問ご協力頂けますか?」
応援はすでに呼んである…というかすでにあの銃声で警察が来ていた…当たり前ではあるが
「なんでですか?任意ですよね」
それ言う奴はやましいことある奴だねなんだよなぁ…
「身元確認にご協…」
グロックをホルスターからドローして構えて射撃する
この間0.5秒
「ダウン」
「ナイスシュート」
渚も同じようにしたので2人とも倒れた。
拳銃を取り出して構えたので射殺したそれだけだ
「カラオケかなぁ…」
「だろうね…で、そっちの方は?」
セーフハウスで一息つきながら装備を最低限戦闘できるものに移行する
渚が早速菜月に質問を投げる
「私は春夏冬和水菜月の友達です」
「どこまで知ってる?」
「あなた達と菜月の関係ですか?」
「YES」
「私は菜月がある程度格闘できるぐらいしか知りませんよ、なんか隠してるのは知ってましたけど」
「…なぜバレた?」
「不明、どちらにしろ危険性は高い」
「和水さんさ、最近変な人に付き纏われたりとかなかった?」
「ん〜あでも、住んでる地域で不審者が目撃されました最近」
「…終焉の会との繋がりの可能性ある」
「あったとして、なんで和水なんですか?」
「なんですかその終焉の会って」
和水が割って入ってくる
「ん〜ちょっと待って安全確保だけさして」
「わかった」
「和水がマークされてたとか?」
「ん〜私の情報が漏れてて今回それに巻き込まれたとか?」
あらゆるシナリオをを考える
「とりま和水の家」
「もう第二部隊が向かった」
「了解」




