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負け恥 勝ち恥 逃げる恥
日本ほど敗者に寛容な国も少ないだろう。単なる国民性ではかたずけられない。
己にできないことをした者は敬意を持つ。これが、最大の違いだ。善でも悪でも同じである。悪行であっても、まずは「すごいなあ」と思う。意味より技術に目が向く。
生活が安定している。だから、幼い頃から色々な挑戦と挫折を繰り替えす。裕福だからとか、プロだから当たり前とか思わない。その能力を得る大変さに思いが向く。
スポーツに限らず、長に登りつめた政治家も一旦はすごいと感服するだろう。しかし、勝ったからといって巨大な権力が与えられることを容認しているわけではない。
負けた者には寛大だが、勝った者には容赦ない。勝者には苦言が集まる。ましてや、逃げた者はさらなり。
日本人は逃げる者はとことん嫌う。だから、つらければ逃げて良いんだと口では言うが、心では「認めたな」と思う。日本人の勝敗観はそこにある。結果の勝ち負けではなく、心の勝敗。
どんなに弱くても心が折れなければヒーローだし、心が折れたときが敗者と見られる。




