人面魚と人魚の旅は続く①
久しぶりの鯉子と鯉未
それと旅仲間になった人魚のお話
語尾に『〜』が付く鯉、鯉子
普通の話し方をする鯉、鯉未
丁寧な話し方の人魚さん
旅は出会いあり別れありと言う。
狼男と別れた鯉子と鯉未と人魚は再び、大海原へと旅に出た。少しの間、海ではなく地上で過ごしたため鯉子と鯉未はほんのりと肌?鱗が黒くなっている。
「人魚さんの肌は真っ白ねぇ〜」
「羨ましいわ」
ゆるーりと海を泳ぐこと数週間後、彼女達は北大西洋に辿り着く。日本海を出てからどれだけ時間が経ったのか分からないが、海の温度が徐々に冷たくなって来たことから、今は大体、秋から冬に変わる頃だと鯉子と鯉未は感じた。
「北大西洋と言えばフランス、ポルト」
「あらっ!人魚さん、この海藻食べてみて〜」
「はい…もぐもぐあっ!味が違う!」
「でしょ〜」
鯉未の話をぶった切って、鯉子と人魚は岩場に生えていた海藻を食べると今まで食べて来た海藻とは違う味がした。どうやら、美味しかったらしく無心で食べている。
「鯉子の性格が移ったかしら」
長旅をしているため性格が移るのは仕方が無いことだと鯉未は思った。と言うことは、どこかしら鯉未の性格も知らぬ内に人魚に影響しているのだと鯉未は考える。
「場所によって味が変わるのね〜」
食べ終えた鯉子と人魚は満足そうな顔でまた泳ぎ始める。遠くの方で鯉未が自由人と大声で叫んだのは気のせいだ。
「で、次はどこに行こうか」
「ハワイ〜」
「コアラ見たいです」
「良し!次はハワイね」
はたして、次の行き先であるハワイでは彼女達にどんな事が待ち受けているのか。
ではでは!
『人面魚と人魚の旅は続く』シリーズは
いつものように全3話で終わります
そして、このシリーズで人面魚と人魚さんの
出番も終わります
魚類の旅、最後まで見届けてやって下さい




