飛頭蛮、見直す③
岸涯小僧先輩がなんでここにいるのかと言う理由を聞いてみると、メリー先輩から私たちの事情を話しを聞いて仕、メリー先輩から事を手伝ってあげてと頼まれたからだそうです。流石、メリー先輩は優しいですねぇぃ!
「お前、この前も同じような事をしてミスしてたな」
「あれっ、向こうに一目五先生が見えるなぁ〜」
「話を逸らすな」
首から上を胴体とくっ付けてもらい、これで、ようやく飛頭蛮の完成です。
「毎回、自分じゃない他の奴の仕事を引き受けてはミスをして、お前は懲りない奴だな」
「だって、メリー先輩は明日、デートなんですよ!」
大切な先輩のために、私が出来ることをしたまでです。そう言うと岸涯小僧先輩は大きくため息をついて、私の隣に腰をかけました。
「体、壊したら元も子もないんだぞ」
大きくため息をつかれた。
「なんでも、すぐに請け負って」
請け負うのは仕事として良いことだと思いますよ。
「全く、お前はお人好しと言うかなんと言うか」
あっ!褒められた?なんてそんなのは冗談として。
「まぁ、そう言うところにオレは惚れたんだけどな」
へぇー惚れたんですか〜……って私のことぉぉぉおお!!何かの聞き間違いじゃないよね⁉︎えっ!まさかこのタイミングで告白、いや、もしかしたら今のは私の頭がしっかりと胴体とくっ付いてなかったから変な風に聞こえたのかもとか。
「他の奴のために頑張ー」
「ちょっと岸涯小僧先輩!まさか深夜のテンションですか!だって、私に惚れるぅ⁉︎ええっ!」
告白されたことが初めてでパニック状態。これは、メリー先輩と同じ社内恋愛というものでしょうか。じゃぁ、今までからかってきたのはもしかして、好きの裏返し?
「飛頭蛮、オレはお前が好きだ」
「ご、ごめんなさい!私、岸涯小僧先輩を恋愛対象として見たことなくて、だっていつも頭を回してくる嫌な先輩だとしか見てないから」
本音を言いました。
「それに、岸涯小僧先輩には私よりも、もっと良い方が見えますよ」
これも、本音です。
「へぇ、それなら、今からどうやって振り向かせようか楽しみだな」
Sっ気を含んだ笑み。
一目五先生、メリー先輩、キィ後輩、萌香ちゃん、28部署のみんな、どうやら私は大変な方に好かれてしまったようです。




