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手長と足長

鬼とタヌキとカッパの飲み会

に出てくる居酒屋『遊楽亭』の店主

手長のお話です


後書きに手長とお話に出てくる足長

の容姿設定を載せてあります

オレは居酒屋『遊楽亭』の店主、手長だ

店を開ける4時間前、俺はいつものように仕込みを始める。すると、店の裏口から長い足が見えた。


「手長ー!元気にしているか」


裏口から来たのはサングラスにアロハシャツを着た、見た目から軟派そうな奴。こいつは俺の友人、足長(あしなが)


「ハワイにでも行ってきたのか」

「そうなんだよねー!はい、これ、ポッターズエンジェルフィッシュとソトイワシとカスミアジ、その他諸々(もろもろ)」


足長の趣味は旅行、年がら年中、世界を回っている。その度に珍しい魚や果物を見つけては、こうやって俺に届けてくれる奴。足長から渡されたクーラーボックスには大量の魚があった。これは店で出せるくらいの量だな。


「あとはパイナップルのワインにサトウキビのラム」

「ほぉ」


厨房の目の前の席にドカッと座り酒の肴はまだかと言う目で見てきやがった。なんだ、最初からこれが目当てか。


「飯が進む感じで」

「あぁ」


飯が進む感じなら、ガッツリ系だな。揚げ物とか


「まずはこれ食って待ってろ」

「おー!ナスの煮浸し」


品を作っている間、腹を空かせた足長を野放しにしておくとうるさいから、これで黙らせる。ついでにビールと枝豆は欠かさずに。


「ん?」

「どうだ」

「前よりか美味くなってるな」

「日々研究してんだよ」

「流石、老舗居酒屋の店主!」


そう言っている間にも俺は足長からもらった魚を捌き、フライにする。飯は大盛りで調味料はタルタルソースと七味マヨネーズの2種類を作る。七味マヨネーズはただ単に足長の好みだから。おおっと、そうだレモンもいるんだったな。


俺が品を作っている間、足長はペラペラと旅行の話をしてきた。海外では狼男やフランケンシュタイン、吸血鬼や夢魔に出会ったとか。はたまた、海で泳いでいたら2匹の鯉の人面魚と1体の人魚で旅をする奴らに会ったとか。まぁ、楽しそうで何よりって話だ。


「はい、お待ち」

「少ない」


魚のフライ6枚と多く盛った飯と千切りのキャベツのセットを目の前に出した瞬間、即答で言われた。足長はとにかく、よく食う。それこそ大食い番組に出たら良いんじゃねぇかって思うくらい食う。だから俺はその他の品も出す、と言いたいところだが、そうすると今日店で出す品が底をつく恐れがあるから、ここは足長に我慢してもらうしかない。


「店の分があるんだよ」

「それは残念だ」


皿に盛ったフライと千切りのキャベツと飯は掃除機に吸い込まれたかのように無くなった。相変わらず食うのが早い。


「俺、次は南極行ってくるわ」

「そうか、土産を頼むな」

「南極の土産って何だ?」

「知らねぇ」


そして、俺は足長の旅行話の続きを聞きながら仕込み作業に戻った。

手長(てなが)


・厳つい堅物親父みたいな顔

(ハチマキ似合いそう)

・スポーツ刈りで灰色の髪

・姿形は人間だけど腕は長い

・性格は古風

・ 酒と料理好き


足長(あしなが)


・ちょいワル親父な感じ

(サングラスが似合いそう)

・茶髪で少し髪が長いから後ろで縛っている

・髪を縛ると短い鳥の尻尾みたいに見えるかな

・手長と同じ姿形は人間だけど脚が長い

・性格は軟派

・酒と旅好き、あと手長の料理も好物



〜以上です( ̄^ ̄)ゞ〜

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