第十ニ刻 国軍へ 戦場
「これより二次試験の内容を説明する!」
試験官が説明を始めた、内容はこうだ。
1.三人一組の小隊にて試験用に建設された仮想の敵陣地への攻撃作戦の実施。
2.敵の最重要拠点の破壊又は敵大将への攻撃をもって合格とする。
3.魔法の使用は許可、但し二階級魔法まで。
また武器に関しては、軍支給の物のみ使用を許可する。
4.全員の戦闘不能が確認された段階で不合格。
『二階級魔法』
魔法はその用途に合わせて五段階に分類されている。
一階級:日常生活で役に立つ位
二階級:人体に傷を負わせることが可能
三階級:人体に大きな傷又は殺害が可能
四階級:多数の人間を殺害が可能
五階級:一国の機能を破壊可能
「……以上で説明を終了する、諸君の健闘を祈る」
試験官の説明も終わり、各々動き始めた。
「俺達も行こう、他の組に負けちゃいられない。」
二人を促した。
「セスさん待って下さい!」
レインの声、彼女は続ける。
「さっきはメリッサさんにからかわれてしまいましたが、私達はお互いの事を知りません。
試験官も時間の制限は言いませんでした、得意な事や苦手な事少し話して行きませんか?」
彼女の言う通りだ、少し気を急ぎすぎていた。
「すみません、焦っていました。レインさんの言う通りです。そうしましょう。」
「私も賛成、レインちゃんってば意外と冷静なのね。」
メリッサも続けた。
「ありがとうございます。では私からお話しますね。
武器はほとんど扱ったことありせん。魔法は火と水の二種類が使えます。
あと薬学を少し……前線ではお役に立てませんごめんなさい!」
レインは頭を下げる。
「レインちゃん二種類も使えるの?凄いじゃない!前線なんて出来るやつに任せとけば良いのよ。」
メリッサが驚いたように言った。
確かにメリッサの言う通りだ、軍の魔法師団の大将でも三種類と言われている二種類でも十分な才能だ。
「次は私ね、レインちゃんと違って魔法は全然よ。
武器は一通り全て扱えるわ、あとは…」
メリッサは言いかけて止まる。
「呼び方はメリッサで良いわよ、敬語は無しで!」
言いたくない事もあるのだろう、深く追求するのはよそう。
「最後は俺ですね、武器は剣が使えます。
魔法は分類がよくわかりません、ただ身体能力をあげることが出来る魔法です。」
分類が分からない。
自分の事だが事実だった。
基本四種と呼ばれる魔法の火、水、風、土のどの魔法も使えないがこの魔法だけは使えている。
「分からない?それ本当に魔法なの?まさか思い込みじゃ…」
メリッサが不思議そうに尋ねる。
「いや、魔法みたいです。精霊の力も感じます。」
「じゃあ無事合格できたら魔法師団で調べてもらいましょう!私も聞いたことがありません、気になります!」
次はレインの目が輝いている、彼女はどうやら魔法好きのようだ。
「それとこれからはメリッサの言うように敬語は無しで行きませんか?折角の同期なんですから。」
戦場では少しの時間が命取りになることもある、丁寧に喋ってる暇も無い。
「分かった、それじゃセス君、メリッサ頑張りましょう。」
「セス君、レインちゃん頑張りましょ!」
「レイン、メリッサ、よろしく!」
改めてお互い手を合わせた。
読んで頂きありがとうございます。
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初投稿なので右も左も分かっておりません。
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