始道
2050年戦争は終結した。
相変わらない戦いの日々が終わったのだ。
戦う術しか持たされず平和の何処に居場所があるのかと問いたくなる
戦争がなくなったのはいい事
それはわかる
でも私の居場所は?
わたし達の帰る場所は?
何処にも無い
頭によぎるのは最悪な事ばかり
「やめよやめよ!! 変なこと考えるのは」
少女は不安からか思考を停止させる
彼女はリリス
リリス=ワンダー
またの名を亡国の破滅者
「リリス〜 どこ行ったの〜?」
後ろからリリス呼ぶ女
彼女はアリサ=ブックルス
またの名を亡国の電帝
「どうしたの?アリサ」
「いっしよに帰ろーよ」
リリスはまぁいいかと呟きながらアリサの元へ歩く....
「そう言えばリリス〜 戦争終わったけどどうするの?」
考えていない。いや考えれないだけか
「考えてない」
私は一言いうと話をそらす
「アリサは平和になった訳だし移住するなら何処がいい?」
アリサはそんなこと決まってると言わんばかりにリリスの隣に入れるなら何処でも!!とない胸を強調しながら言う。
私としては嬉しい。正直に、でもない胸を強調しながらというのが可愛らしくて笑えてくる。
アリサはそれを見て察したのか怒りながらいじける。
それもまた可愛らしい。
アリサに謝りながら偽りの家へと帰宅しようとしたその時....
空気が張り詰める
重たい....押しつぶされそうになる
目の前の[ソレ]はなんだ?
思わず見とれてしまう。深い深い紅色
血が騒ぐ 本能が警告を出す 体が痺れるように熱い
手を伸ばす。手を....
アリサがなにか叫んでるがノイズが混じって聞こえない
肝心の[ソレ]は届きそうで何故か遠くにある感じがする。
後少し....後もう少し....
そこで私の意識は無くなった




