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転生先は三代目魔王さまです  作者: 神坂将人
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受け入れられる、魔族

 それから、と言うもの魔神軍は休み時間がドンドン減っていって、今やらなきゃいけないものが書類の山のように積もって、ようやく休めるようになったのは、2週間後だった。

 その間、少しずつではあるがヴォルヘンの住民は魔神軍を受け入れつつあるようで、ヴォルヘンは魔人との共存できる国として、大陸中に色んな意味で有名な国になった。


 「はぁ~」


 大きな溜息と同時に自室のベッドに倒れ込む。


 「お疲れ様でした、魔王様」


 「うん、まさか自分までエキドナ様の部屋作りに手伝わされるとはね…建築なんて初めてなのに、リネアも慣れない事で難しかったんじゃない?」


 「先生は、難しいこともやって得意にならなくてはならない、そうしないと油断から自分から動くことがなくなってしまう、と口癖をよく言ってたので人手不足になることが無いんですよ、それで疲れる人は多いようですが」


 それはそうだよ、慣れない事は慣れている人とやるか任せるのが一般的だからな、建築の仕方も分からない人にレクチャーする人もなしでどうしろと…

 まぁ、それでもやれることはした方だ。木材の調達だったり、釘打ちだったり、軽作業だけどそれでも疲れた。


 「一休みしたら、また、ヴォルヘンで新王女様にでも会いに行こうかな」


 「そんな、数日間休んでいてもいいのでは…」


 「そうすると、だらけ過ぎちゃうからね、少しでも面倒ごとは早めに取り除きたいし」


 まぁ、反逆の福音の情報とか探ってもらってるし、それの目途がついたら、偵察部隊でも動かそうと思うし、一応、クリスタルの電波が届くように中継局も作ってあるけど、ほぼエキドナ様の部屋作りに回しているから、完成は遅れるだろうな。



 ヴォルヘンの玉座では…


 「ここに、書類置いておきますね」


 「ありがとうございます、マーリンさん」


 マーリンはしばらくラファエルの補佐としてヴォルヘンに住んでいる、リーリア家の立ち上げなどの功績からか、国民からのファンクラブも出来ているようだ。


 「ですが、いいのですか?お金とかではなく、英雄の武器の情報だけで、こんなにお世話になってしまってなんだか、申し訳ないように思っちゃいます」


 「王女であるならそれ相応に経験を積んだ人がいる方がいいでしょう、それに英雄の武器の話を聞けるなら、いくらでも働きますよ、さて、そのお話をするためにも、ブレイクタイムとしましょうか」


 ヴォルヘンの城下町では


 「見てみて、モニカちゃんとギリア様よ」


 「あぁ、ギリア様なんてクールなのかしら、あの綺麗な横顔…隣でじっくり見たい」


 「抱っこされているモニカちゃんも可愛いおねぇちゃんって呼ばれたい~」


 警戒心が薄かった人たちはそれぞれ将軍格の虜になったらしく、老若男女問わず人気だそうだ。


 「…ずいぶんと視線を感じますね」


 「ぎりあおにーちゃんうれしそうだね、よーし、よーし、いいこいいこ」


 「そんなことされても昼食代はおごりませんよ」


 「なーんだ、ざーんねーん」


 「そういえば、ホビルが見当たらないのですが見てませんか?」


 「朝に色んな人から握手を求められて、途中から逃げた姿を見たよ」


 「…まぁ、外見だけは良いですからね、あいつ」


 将軍格の虜になったのは民だけではなく、兵も強さによる憧れを持っているようで、協会の女聖騎士たちの話題もそれで持ち切りだという。


 「で?やっぱりあんたはマーリン様が好きなの?」


 「すっすすすすすす、好きというか、あ、あああのあの、助けていただいた恩がというか」


 「ふふふっ顔真っ赤子供のころに何回も助けてもらったもんねー、迷子の時とー?いじめにあっていた時とー?一番は魔族から守ってもらった時よねーそれで、偶然を装って同じ店で同じものを食べたり」


 「なな、なんでその事をっ!?」


 「むしろ、なんでバレてないと思ったの?私たちどころか民の半分以上は知っているんじゃない?聖騎士になったのも、マーリンさんの影響でしょ?まさか、魔人とは思わなかったなー本当にビックリした」


 「確かに、私も驚いたけど、それでも私は…いや、本当に私はマーリン様に恋してたんだな、魔人とか人間とかそういうの関係なく、マーリン様だから、私は好きになれたんだと思う」


 「…皆様?警備中にそんな会話するなんて不謹慎では?」


 「そう言いながら、あなたも懐にレン魔王様の写真三枚くらい持ってますよね」


 「っ!!」


 「おっと、拳を向けないでくださいそうすると、前にもらった魔王様の偶然取ったあなたとのツーショットを渡しませんよ」


 「うっ、な、何よたかがツーショット写真の一枚や二枚では私の心は変わらな…」


 「では、三枚ならどうでしょう」


 「さあ、さあ、見回りするのも疲れたでしょう、カフェで一休みでもどう?」


 「「「これでも、聖騎士団長なんだよなぁ」」」


 「というか、その写真なんで持っているの?」


 「前にバッタリ会った時に友達感覚で話し合った時にそういう写真取れない?とか言ってみたらしてくれた、魔王様って言う割には結構心の広い人だったな」

次回4月6日月曜日予定

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