閑話 ユウサリの思い出話。
閑話です。
最近他メンバーが出てこないので…←
「…おーい。ユウサリ!」
黒髪の少女が私に飛びついてきた。人懐っこい笑顔を浮かべながら私に話しかける少女。
「またリットがミネルから借りた資料なくしたみたいで…退屈しのぎに来た!」
…内容は色々アレですが。←
「いいのですか?リットを手伝わなくて」
「それなら平気!だって本人がそう言ってたからな!」
「本当に大丈夫でしょうか…」
リットは今までそうやってきて何度ミネルに叱り飛ばされたのか。
でも…あれは……
◆
ドタン!!
「っ…痛い…」
「あわわ…だっ…大丈夫?」
私が体を起こすと慌ててレディアが駆け寄ってくるところだった。
…どうやら本の執筆の途中で疲れたのでソファで横になっているうちに眠ってしまったらしい。
バランスを崩し、ソファから落ちてしまった。
「…大丈夫ですよ。レディア」
「ほ…ホントに?なんか疲れてるみたいだったから……起こさないでいたけど…」
…まあ…毎晩寝首かかれそうになって睡眠不足ですからね←
「やれやれ…夢の中は随分幸せそーだね?」
リットとは違う、でも聞いたことのある少女の声。
「…ミネルですか」
「そーよ。」
金髪をポニーテールでまとめ、金色の瞳の少女…ミネル。彼女もまた神々の一人だ。
「というか、勝手に人の記憶を見ないでくださいよ…」
私がそう言えばニヤリとミネルは笑みを浮かべた。
「いいじゃない。ちょっとくらいは」
別に減るもんじゃあるまいし。と彼女は腕を組ながら私に近づく。
「……なんですか?ミネル。」
「…なんか、寂しそうね。」
「え…」
「ひょっとして…時雨がいないから?」
ニヤリと笑いながら彼女は目を細める。
「……そうかもしれませんね。」
否定はしなかった。
それに、時雨がいないから寂しいというのも事実。
あとは…夢の中で考えていた事の続き……あれは…
(……あれはきっと、リットなりの気遣いだったのかもしれませんね…)
そう考えるとつい頬が緩んでしまう。
「ほんっと…あんたは天然だわ…」
溜め息をつきながらミネルが呆れたように言った。
でも
時雨からあの笑顔を奪ったのは
他でもない…私なんだと……
その事が脳裏をよぎった。
次回は本編です!←




