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姪とオンライン!  作者: 漆之黒褐
第一節 『VALKYRJE SONG』
28/115

メイド to non player character

 方円陣を敷いて敵主力と思われる部隊と交戦する同盟(アライアンス)PT。それを指揮するNPCの衛士カダルという人物は、見た目それなりに経験のありそうな壮年の男性だった。それは四番目とはいえ、この200人を超える大部隊の指揮を任された事からも分かる。

 しかし戦争規模の部隊運用経験はなかったのだろう、空を飛んできた昆虫や鳥などの敵強襲部隊に対して何ら明確な指示を出す事が出来ず、カダルはただただこの事態に慌てているだけだった。

 その彼のサポートとして付けられたのだろう若い女性衛士の副官シェーン嬢が見かねて空の敵への攻撃を後衛の弓士や法術士達に指示を飛ばす。が、先程まで全力で暴走していた法術士達の精神力は既に底を付いており、また弓士などの散財系職の数は圧倒的に少なく、たった数人ではとてもさばけるような数ではなかった。

 加えて、目の前の敵で精一杯の盾役達は、高空から陣中央へと向かっていった敵空軍へと挑発スキルを叩き込む事が出来ず。結果、女性衛士の指示に反応して矢を放った弓士達は真っ先にその敵空軍に狙われ、命を落としていく事となる。

 次いで、同じく弓士達と同じような位置取りをしていた法術士達が敵空軍に狙われていく。その頃には最前線で闘っていた前衛達もちらほらと下がってきたが、紙防御の法術士達はたった数度の攻撃を受けただけで簡単に命を落としてしまう。勝手に持ち場を離れた幾人かの前衛達の救助活動は、結果的に場を更に混乱させただけであまりその効果は上がらなかった。

 そんな折に活躍したのが、マリリンが指揮する複合(アドホック)PTに所属していた6人組だった。

 方円陣の外郭で動く事の出来ない同盟PTの盾役とは異なり、自由に動く事が出来る彼等のPTにいた盾役2名は、颯爽と方円陣内をそれぞれ時計方向、半時計方向に走り回り、陣形内部で暴れる飛翔系の敵戦力へと多彩な挑発スキルを繰り返し敵を引きつけていく。そのまま彼等二人は疾走し続け、方円陣形内に二つの円上を走る敵密集地帯を作り上げてしまった。

 それにはNPC衛士のカダルやシェーン嬢だけでなく、外と内で闘っていたこの第四陣メンバーのほぼ全員が驚いたのは言うまでもない。

 敵空軍の動きは当然の事ながら速く、陣形内を疾走する盾職2名に遅れずに付いていく。そのため、その速度差の御陰で敵がばらけるような事はなかったが、数十にも及ぶ敵から無数の攻撃を彼等は常に受け続ける事となった。

 いくら何でもそんな事がいつまでも続く訳がない、と誰もが思ったのだが、その盾職2名は大量の敵を引きつけておきながら決して倒れる事がなかった。

 その理由は、残る4人のPTメンバーにある。彼/彼女等4人は全員が回復法術持ちの前後衛兼任可能のオールラウンダー職だった。

 多数の敵に挑発スキルを繰り返さなければならないためその敵達を引き付けている盾職2人の維持ヘイトはあまり高くはないのだが、その回復役4名は低位の回復法術を使用してMP消費対効果兼低ヘイトを狙ったり、一度かければ暫くの間自動的に体力を回復させる法術を効果が切れた瞬間に再掛けしたり、それらを4人で順番に使用してヘイトを分散させるだけでなく、ヘイト減少、ヘイト発散などのスキルまで所持しており、更にその管理まで非常に上手かった。

 見事という他ないヘイト管理の上手い盾職2名に、これまた見事という他ない回復技術とヘイト操作を見せるサポート4名。どう見ても生粋の熟練プレイヤーがそこにはいた。

 ――しかし。

 残念ながら、その彼等が引きつけている敵第三勢力を狩るだけの戦力が、この第四陣には残されていなかった。

 マリリン達複合PTの面々は、陣中央から追加で沸いた泥人形達の処理で手一杯だったし、カダル指揮下の同盟PTも全方位から襲い掛かってくる敵主力を抑えておくだけで一杯一杯。

 その結果。

「浮いてるよなぁ」

 シン君の護衛なしでは泥人形を相手にしたくない俺一人だけが、その敵空軍に対し後ろからチクチクとつついているという非常に目立つ状況が生まれていた。

 ぶんぶんと羽を鳴らして飛ぶ蜂を手に持ったナイフで刺してる初期装備姿のプレイヤー。時と場合を選べば実に微笑ましい光景なのだろうが、今はそんな時と場合では決してない。

 流石にこれはちょっと恥ずかしいので顔をフードで隠してはいるものの、そんな俺の姿を通り過ぎる度に見る羽目になっている回復役4人の視線は間違いなく痛いものだった。その目は「素人が、早く死ねよ」みたいな色合いを帯びているのは間違いなし。怖くて見れません。

 そんな針のむしろを続けること、約10分。長かった……。

 刺突系にも部類される短剣武器の攻撃は飛翔系の敵には特効扱いなのか、意外と早くにというかようやくというか、チクチクと攻撃を繰り返してダメージを与えていた蜂さんがヒョロヒョロとその高度を下げていき遂に地面へと落ちる。当然、やり遂げた感よりも周囲から感じる苛立ち感の方が強く感じました。

「お待たせして申し訳ありません、カズミ殿。ようやくあちらも一段落しましたので、これより助太刀致します」

「……助かる」

 勿論、色んな意味でだけど。ササメさんが助太刀に参上してくれました。

「ですが、私の火力では流石にターゲットを彼等より取ってしまいそうなので、さてどうしたものか……」

「カズミ氏の低い攻撃力だからこそ、この敵のターゲットを取る事なく無傷で片付ける事が出来たんですよね」

 と、ササメさんに続いてシン君も助っ人に現れた。しかしその言葉はかなり大きな声。少しでも俺の悪いイメージを払拭しようという気遣いなのだろう。でももう手遅れな気がしてならないけどねぇ。

「火力で押し切るにはもう一人欲しい所ですね。安全に闘うならレイさんを待つしかありません」

「ならばその火力に私がなろう」

 その突然の聞き覚えのない声に振り返ると、そこにはやたらと素肌を露出したNPCの女戦士がいた。

 既に30歳は越えているだろう整った顔立ちには獰猛な笑みが浮かんでおり、手にぶらさせている剣には大量の血の跡。マリリンの複合PTにはNPCは混じっていないので、間違いなくカダル指揮下の同盟PTに所属しているNPCだろう。

 そういえば敵空軍に襲われた法術士達を助けに前線から下がってきた者の中に彼女の姿があった事を思い出す。どうやらそのまま前線に戻らなかったようだ。

「アイナだ。フリーの傭兵をやっている。といっても、エルファシルには休養がてら家族に顔を見せに寄っただけだったんだがな」

「それは運が悪いな」

「いや、むしろ私は運が良かったと思ってるよ。こうして親父とお袋と爺さんのいる故郷を守る戦いに参加する事が出来て。いつの間にか故郷が魔者(ましゃ)の軍に滅ぼされていた、と聞くよりは遙かに良い」

「前向きなんだな」

「一度、近しい人をそういう理由で亡くしてみるといい。ショックで暫く何も考えられなくなるよ。私の場合、夫と弟がそうだった」

 ぎらつく犬歯を見せながら笑う女戦士アイナにいったいどのような言葉を返していいのか当然分からなかった。過去を振り返って悲しむよりも、その時に感じた怒りを力に変えるタイプなのか。その笑みには薄ら寒い恐怖すら感じた。

 なので、ぎこちなく鼻で笑ってその話は終わりだという風に視線を外す。

 ちなみに、エルファシルというのは俺達のいる街の名前です。ちゃんと覚えてました? 俺はちょっと忘れてました……。

「とりあえず、嬢ちゃん達のPTに加わらせて貰うよ」

 嬢ちゃんって、もしかして俺の事? 俺は男です。などと言ってると、一人ぼっちのPTにアイナの名が白色で表示される。

 このゲームでは、自分以外の者のステータスは基本的に何も見る事は出来ない。全て見て察しろという事になっている。それはモンスターのステータスも同様だった。しかしPTに加わったNPCだけは例外であり、些細な情報ではあるが、表示されている名前の色によってそのNPCのだいたいの体力を察する事が出来るらしい。

 白色という事は体力はほぼ満タンという事。これがもし瀕死であれば名前が赤身を帯びて表示される。死に近いほどその色は赤くなる。

 という事を、ササメさん、シン君、アイナの三人が一匹の蜂を相手取って闘っている時に初めて理解した。だってNPCキャラとPTを組むのは初めてだし……。

 ちなみにNPCのアイナは俺達プレイヤーのようにPTというシステムは認識していないようだった。PT内に俺しかいなかった事にも、ササメさんとシン君とは別PTとして闘っていてもアイナはまるで気がついた素振りも気にした様子もない。このゲームのシステムが空きのある俺のPTへアイナを勝手に加入させてその情報を表示させているだけなのだろう。

 なので、俺もあまりそんな事には気にせず、蜂くんへと適当に攻撃を加えていく。これまでは逃げる蜂くんを追って必死に走ってつついていたのだが、この3人がターゲットをかわりばんこに取って蜂くんの位置を固定してくれる御陰で走る必要がなくなって楽ちん楽ちん。

 と思ってたら蜂くんがいきなり範囲攻撃をしてきたので、危うく一撃死する所でした。超速い速度で円を描くという捨て身な特攻必殺技を使ってきた蜂くんに、スクワットみたいにサッと頭を思い切り下げて急死に一生を得る。

 なおササメさんはバックステップで回避、シン君は両腕のトンファーを構えてガード、アイナはカウンターばりに攻撃を仕掛け肉を斬らせて骨を断つ戦法でした。アイナの名前が一気に赤みを帯びる。

「ちっ! タイミングをちょっと外したね。次はさせないよ!」

 などと元気に声を張り上げるアイナ。しかし本当に次はありません。だってその一撃で蜂くん死んじゃったし。

「次!」

 って、挑発スキルを使った!? 回復する間もなく敵を呼び寄せたアイナに、一息吐こうとしていたササメさんとシン君が慌てて武器を構え直す。そこからまた泥沼の火力合戦が始まる。

 ササメさんが一撃の威力重視の必殺技を叩き込みつつ回避を主体とした戦いを好むのに対して、シン君は超接近戦で連続攻撃を入れつつトンファーによる防御と往なしを行うという戦闘スタイル。当然、敵からのダメージの受け方も、ササメさんが大ダメージをたまに受けるのに対して、シン君は小刻みにダメージを重ねていくという形になる。

 まさに対極にあるかのような二人の戦闘スタイル。しかし互いに経験を積んでいけばその両者の欠点を補いあう事でなかなかに安定した戦いぶりを見せてくれるのではないか。そういう期待感が、徐々に連携を強めていく二人の戦いぶりを見ていて俺は感じ始めていた。

 ――が。アイナがいる事で、その連携はなかなかうまくいく事がない。なぜなら、アイナは二人の事など目にもとめず、防御を無視して力任せに攻撃し続けるからだ。

 アイナの豪腕から生み出される破壊力は、恐らくササメさんの持つ薙刀から繰り出す鋭利な一閃よりもダメージが上だろう。そう思わせるだけの気迫がアイナにはある。だが代わりにアイナは被弾している回数も三人の中でダントツトップ。それでもほとんど五体満足で立っていられるのは、見た目そのまま身体の作りからしてまるっきり違うのか、それとも職業レベルの差によるものなのか。兎に角、アイナは頑丈だった。これにはササメさんもシン君もちょっと苦笑いを浮かべていたくらいに。

 そうこう思っている内にカブトムシみたいな昆虫くんの体力が底を尽き、ヘロヘロと高度を落としていく……と思われた瞬間にアイナの剛剣がうなりをあげて振り下ろされ、硬いカブトムシもどきくんの身体ごと地面へと叩き付けて文字通り叩き潰してしまいました。それ、剣だよね? ハンマーじゃないよね?

 というツッコミを思わず心の中で入れている間に、またアイナが次の敵を挑発しようとしたので、慌ててササメさんとシン君が待ったを入れる。間一髪間に合った。

 と、一息入れた所でアイナから一言。

「そういえば、あんた達の名前って何て言うんだい? 聞いてなかったね」

 自分は名乗ったのだからそちらも名乗って欲しい、礼儀もなっていないならあんた達もまとめて斬り殺すよ、というようなニュアンスの危険な野獣の笑みを浮かべた露出狂のお姉さんがそこにはいました。これ、俺の主観ね。アイナにはそういうつもりがなかったのかもしれないけど、ちょっと獣に睨まれたような気がしました。

 周囲では今も激しい戦闘が繰り広げられている最中、ササメさんが丁寧に自己紹介をし、続いてシン君がちょっとだけ緊張した面持ちで自身の名と感謝の言葉を述べる。そして俺が自分の偽名(ヽヽ)を名乗ろうとすると……。

「ああ、あんたは知ってるからいいよ。カズミだろ?」

 ――いや、何故俺の名を知っているのですか。あ、もしかしてアイナにも実はPTシステムの表示が見えていて、それで俺の名前が分かったとか?

「爺さんから聞いてるよ。何でも、最近エルファシルを賑やかにしてる外から来た連中の中で、特に一風変わったお嬢さんがいるって。それってあんたの事だろ? そのフードは兎も角、聞いてた容姿と人物像にだいたい一致してたからすぐに分かったよ」

 何ですか、それ。というか俺は男だ。

「そうそう、それ。自分の事を男だと言い張る美人ちゃん」

 やべぇ……変な所で有名になってる。何かに付けて言い過ぎたかも。オーマイガッ!

「日中はいつも家に一人でいる爺さんが言ってたよ。最近よく家に来る嬢ちゃんが茶飲み友達になってくれて嬉しいってな。ただ爺さんが年甲斐もなく「きっとこれは恋じゃな」とか言ってたから気をつけなよ。襲われて子供が出来ても私にゃ責任取れないから。死んだ婆さんと一緒になったのも、それが原因とか言ってたし」

 ひぃっ!? 俺、いつの間にか一世一代の地雷を踏みかけてた!? 男なのに男に襲われて、しかも子供なんて! ここここのゲーム、プレイヤーでも下手したら子供出来ちゃうの!?

『倫理コードはないみたいなので、カズミ氏も十分に注意してくださいね。えっと、その……既に少なからず、そういう行為、が実際に可能だったという報告も、あるそうなので……』

 ちょっと躊躇いがちに言葉を端々で切りながらシン君がちょこっとだけ顔を赤くしながらそう教えてくれる。可愛いな。

 ってか、倫理コードないの!? それ、どうやって商標登録出来たんだよ! このゲーム、Rー18指定じゃないよ!?

『えっと……もしそういう事態に陥ったら、すぐにログアウトすれば逃げられますので安心して下さい。自殺という機能もありますし、回避方法は結構多いみたいですよ?』

 逆に言えば、合意さえあればそういう行為もいたせると……。

『かなり厄介なデメリットもあるみたいですけどね。そうそう都合の良い事はないみたいです』

 それを聞いて安心していいやら、ちょっと残念に思ってしまうやら、何だかとっても複雑な気分です。

「……アイナ。爺さんには暫く顔を出せなくなりそうだ、と言っておいてくれ」

「ははは。是非そういう事が言えるように、無事に守り切った街に帰りたいものだね」

 俺はアイナのその言葉を聞いて思い出す。

 俺達にとって、この戦いはゲームであり、仮想キャラとはいえその命を失う事は決してないのだが、NPCであるアイナ達はそういう訳にはいかない。NPCは、死ぬと本当に死ぬ。当たり前の死が彼女達には待っている。

 それはサービス開始に実験と称して暴挙を働いたプレイヤーの手によって証明された。

 ただその道をたまたま歩いていた女の子の尊い犠牲という悪夢によって。

 そのプレイヤーはすぐに衛士によって捕らえられ処刑されたが、その次の瞬間に復活ポイントから顔に笑みを零しながら現れた。そしてまた衛士に捕らえられその場で処刑されるというループを繰り返したと聞く。

 流石にそれではゲームが楽しめないという事で、そのプレイヤーはキャラを一度消去して新キャラを作成し、また何食わぬ顔でプレイを開始したという。但し無事にその後もプレイが出来たという話は聞いていない。何でも酷い称号と職業とステータス異常が付けられ、とてもではないがゲームを楽しめる状況にはならなかったとか。

 このゲームは他のVRゲーム同様に脳スキャンによる個別IDを発行しているため、新キャラを作成しようとVR機器を変えようと、ID自体に刻まれてしまった情報による影響から免れる事は出来ない。故に、NPCへの意図的な殺戮行為等を行ったIDは、以後は要注意人物として特殊処理されてそのゲーム内で一時的/長期的にまともな活動は出来なくなる。NPCの少女を意図的に殺してしまったプレイヤーは、間違いなくID自体に罰則(ペナルティ)を与えられてしまったのだろう、二度とこのメイドオンラインという仮想世界には姿を現さなかったという。

 以上、シン君情報でした。

 元々そんな事をするつもりなんて俺には毛頭ないけど、聞いて良かったと心の底から思えた瞬間でした。犯罪はダメですよ? いくら美人キャラだからといって、男の俺を襲わないでね!

♪御意見、御感想をお待ちしています♪


リン「リンちゃんと」

チー「チーちゃんの」

「「ネオあとがき劇場!!」」

リン「わー、わー、ぱちぱちぱちぱち」

チー「ドンドン、ぱふぱふ」


リン「バリバリな第28話! 無理矢理まっしぐらするよー!」

チー「猫さん、にゃーなのです」

リン「む……そういえば、まだ猫さんが登場しないね」

チー「です。可笑しいですよね。猫さん大好きなのに」

リン「まさか趣旨変えした!? 浮気!?」

チー「それはたぶん絶対にないと思いますから、もう少し長い目で待ってましょうか」

リン「もう随分長いこと待ってる気がしないでもないけどね」

チー「それより、今日はどんなお話をしましょうか?」

リン「ん~と……この前少し話しかけた、PTの話でもする?」

チー「アドホックPTやアライアンスPTの話ですか?」

リン「うん。このシステムって、必要なのかな?」

チー「と言いますと?」

リン「最大42人のアドホックPTならまだ分かるんだけどねー」

チー「私的にはもう一声あってもいい気がしますけど」

リン「でもアライアンスは流石に必要じゃなくない? 210人も集められない!」

チー「ん~。でも現にこうして集まってる訳ですけど……」

リン「だけど指揮してるのはNPCの人だよね?」

チー「流石にプレイヤーが指揮するのは、脳味噌パンクしちゃいます」

リン「だよね。それに絶対にみんな従わないし!」

チー「例えそのうちギルド戦が出来るようになっても、100人規模は流石に」

リン「それがレイドPT級になると、もう流石にありえないよねー」

チー「むしろそのレベルの人数が必要になるボスさん現れて欲しくないです」

リン「やっぱ、こういう軍隊戦クエストってこれからもあるのかな?」

チー「あるんじゃないです? チュートリアルクエストでも軍指揮戦闘ありましたし」

リン「あ、そういえばそんなものあったかー。すっかり忘れてた」

チー「あれから影も形もそういう話を聞きませんからねー」

リン「やっぱお城とかに行って、仕官とかしないと出来ないのかなー」

チー「かもしれないです。お城自体、まだ誰も行った事ないみたいですけど」

リン「途中に越えないといけない山にいるボスさんが強いからね」

チー「空中からの一方的な攻撃は酷いです。あれに勝つのは大変です」

リン「もう一つぐらい職級をあげて、レベル上げればいけそうなんだけどね」

チー「でも体力が底なしクラスかもしれませんから……」

リン「あ、そっか。となると、やっぱレイドPT組まないと無理なのかな?」

チー「そう考えると、この軍隊戦クエストは丁度いい訓練かもです」

リン「意外と戦えてるしね。方円陣だっけ?」

チー「です。全方位からの攻撃には最も有効な陣形です」

リン「と言っても、そもそも全方位から攻撃を受ける時点で最悪の指揮なんだけど」

チー「所詮NPCさんですし……何より数の差が……」

リン「敵さん達は、軍だったっけ?」

チー「です。千人……千匹以上の軍団PTの更に上、二千匹以上いる軍です」

リン「対する私達は、第一陣でもレイドPT。第四陣でアライアンスPT」

チー「合わせてもまだ軍が出来る二千人には達してないですね」

リン「やっぱ質より量なのかなー」

チー「王道なのは確かですね」

リン「私は覇道がいい! 私に逆らう人はみな、みなごろしじゃー!」

チー「そして最後には私が討ち取って、すべて横取りです♪」

リン「あ、酷い」

チー「横取りついでに、今日の締めも貰いますね♪」

リン「そうはさせないよ! みんな、今日も御来読ありがとー♪」

チー「それではバイバイなのです」

リン「まったねー」



♪(こっちも)御意見、御感想をお待ちしています♪

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