68話 嘘をもって嘘を制す
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成りすます相手に成りすますという、まさに盲点を突く作戦。
特にマサムネとキッドには、堅実さよりも大胆な奇策を好むギャンブラー基質を秘めた人物なので、すぐさま作戦を確定した。
「つっても、敵が3人で行動してりゃ成りすましもクソもねぇんだが。【単眼の偵察射】」
視界共有アーツを使いつつ撃った弾丸が、放物線を描くような軌道で上空に向かう。
銃声でこちらの位置も悟られかねないのであまり撃ちたがらなかったが、待ち構えるのではなく攻めの姿勢となった今は躊躇はない。
「フッ、いたな。だいぶ遠いが、右に2人、左に1人、敵の連中は別行動してるぜ」
上から見下ろす景色から位置を確認。
ハグたんはその情報を頭に入れ、マサムネは本能的に上機嫌となる。
「ほー、好都合とはこのことでぃ! 便利なもん持っとりますなぁ、旦那ぁ〜」
「だ、旦那っ……!? ギギギ……」
「ん? ひょっとして三番目くらいに言っちゃいけなかったっすか?」
このクランバトルで三番目くらいの禁句に昇格した単語に、キッドは苦虫を噛み潰したような表情となっていた。
マサムネを撃つよう唆した偽物も、しまいには旦那呼ばわりしてはキッドをヨイショしていたからだ。
閑話休題。
「そうと決まれば行きやすか! ウチらも二手に分かれて!」
「だな。3対3なら、俺達3人でいりゃその時点で敵ってバレちまうしな」
「あっこれから別行動になっちゃうんですね」
悪巧みという点になると思考が一足遅れるハグたん。
「おっとすまなかったな。やっぱ守りが減るってのは、ハグたんにゃちょいとまずいか」
すぐにキッドが気遣いを見せ、作戦を撤回しようとしたのだが。
「いえ、私もその作戦でいきたいです」
「な、ハグたん……? 変身か……?」
予想に反して力強く同意したハグたん。
これにはキッドは思わず偽物だと疑いかける。
それを、キッドの体のマサムネが肩を置いて、答えた。
「変身したんすよ、前よりも前のめりな自分に」
キッドよりも長くハグたんと過ごしているため、理解の深い答えをマサムネなりに示した。
「……クセぇなマサムネ。そんなクセぇセリフされちゃあな、男のハートはヒートしちまうんだぜ?」
「今のキッドさんは女の子ですけど、あっいえハートは男の人のままでしたすみません……」
「心配ねぇぜ。すぐに俺っちは、世界中のレディがトキめく世界一イケてる色男に戻ってみせるから、よ」
「すみませんよく分かりません」
久々に聞いたテンプレートの反応を聞き、ハグたんは成長してもハグたんだなとキッドは安定というより安心感を覚えていた。
全員の心が1つになったので、早速メンバー決めだ。
「HPがそこそこあるウチ、あとはおじさん&ハグたんペア。ほい以上」
「まとめ上げんの早いなオイ」
「いや……やっぱりそれで大丈夫です」
全員異論はないようだ。
ハグたんも2人と思考が近寄ってきたのかもしれない。
マサムネの方がハグたんを守りやすいとか、そもそも自分達の成りすまし作戦自体そう上手くいくのかと多少思ったくらいだが、これからやるのは戦闘ではなく騙し討ち。
ハグたん一人ぼっちでなければ支障はない。
「そんでもって行く前にひとこと。ウチはもう二度と合流しないんで、ヨロ」
「えっ、そんな……」
どことなく冷たい方針にハグたんは慄いたが。
「そりゃ偽物だっているわけだしさ、合流しないって決めとけば合言葉無しでウチが10000%偽物ってはっきりして楽っしょ」
マサムネの覚悟は固い。
それでも、心意気を買ったキッドは元より、ハグたんも少しだけ不安を見せたが。
「次にマサムネさんと会うときは、クランバトルが終わった後ってことですね」
そうハグたんも、マサムネの意見を尊重した。
このクランバトルに勝っても負けても、偽物だと疑うようなことを二度としなくて済む世界で再会する方がよっぽど嬉しいと信じて。
「おじさん、ハグたんの子守りは頼んだっすよ」
「おう。後悔はさせねぇぜ」
キッドもまた、マサムネの立派な決断を尊重し、多くは語らない。
「それじゃ最後に……リトルフラワー・ファイオーニセモノ許すまじ! あっ叫んじゃった合言葉変えよ」
「おいおい合流しねぇんだろ? バカやってねえでさっさと行こうぜ」
「私、もう泣きません。絶対に勝って終わらせましょう!」
ようやく戦う覚悟を決め、心新たにそれぞれの戦いに赴く。
これまで翻弄されてきた分、こちらが翻弄するために。
マサムネは敵が1人の方へ、キッドとハグたんペアは敵が2人いる方へ、互いに振り返りはしない。
経過時間50分を迎えようとしている今。
クランランクバトル、最終局面が間近に迫る。
▽▽▽
「おーい! こっちこっちー! ……敵かな?」
遺跡地帯の地下室。スライムのカムイ使いの目の前に現れた人間に対し、言い慣れた挨拶の後に怪しむ。
敵クラン・リトルフラワーは残り3人。
そのうちの1人、西部劇のガンマンスタイルのプレイヤーの正体が敵なのか味方なのか、彼にはまだ区別がつかなかったからだ。
「おーい! こっちこっちー!」
されど、そのガンマンは間髪入れず同じ挨拶を返した。
まるで捻りも個性もない山彦のような内容だが、しかしそれこそが相手の狙い。
「……なぁんだ、仲間だったん」
――本当に騙せた!?
キッド(中身マサムネ)は、そう心の中でほくそ笑む。
ハグたんの予想通り、敵クランも合言葉を使って敵味方を識別していることが判明した。
仲間と思い込ませればこっちのもの、と言いたいが。
「そうそう仲間仲間。ウチ……オレチはおじさん……キッドに成りすましてるんだ……ぜ」
このマサムネ、早くもキッドの口調が崩れている。こんなしどろもどろでは、最早ハグたんの言動に近い。
普段はウケ狙い第一のコミュニケーション能力があっても、それとは別に他人を演じようと思うほど演じきれなくなるほどには大根役者らしい。
どうしようもない事態になったが、それでもスライムのカムイ使いは緊迫感のあった雰囲気を緩める。
「とにかく、お話しするならそんな遠くにいないでこっち来なよん」
「分かった、ぜ」
キッドは言葉全部を気取ってることはないはずだが、ともかくマサムネは促された通りに歩いて近寄る。
逆・成りすまし作戦はここまでが下拵え。
刀のカムイの間合いまで近づけた瞬間に、無防備な背中を一太刀のもと斬り捨てる。それが成りすます最大の意味。
相手と同じ手段でやり返すのだから卑怯ではないはずだ。
そもそもマサムネはどんな下劣な手段でも奇策だと開き直る人間なのだが。
そして刀の間合いの数歩手前に差し掛かった時。
「……ん?」
水たまりとは少し違う何かの液体。駆け寄る足がそれを踏んだ音が響いた。
不思議がって自分の足を上げてみると、そのブーツの裏には粘ついている紫の液体が糸を引いていたのだ。
この不快な感触、マサムネには覚えがある。
最初に体が入れ替わされた時に、全身に纏わりついていてしつこく剥がれなかった毒々しく禍々しい粘液。
「あのぉ、罠張ってるなら仲間に教えてくれないとさ……」
強力な接着剤のように取れないそれに困惑しながら訊いてみると。
「とっくにバレてんだよおおお! こんのタコスケが!!」
「ウソおおおん!?」
完全に欺けたと有頂天になっていたマサムネだったので、態度を豹変させた相手の凄みには腰が抜けそうな衝撃を受けた。
「ずっと笑い堪えてたんだからね! 『おーいこっちこっちー!』は、このオレさまちゃん専用の合言葉なんだよアホタワケ!!」
「そうだったん!? オワタ!」
自分で認めた通り、ここで作戦は破綻した。端から失敗が確定していたのだ。
相手を嵌めるどころか、逆に罠に絡め取られてしまっただけであった。
敵側に合言葉があったところまでは正解だが、味方かどうかというより個人を識別するために使っているまで。
発想の筋はあったが、稀代の悪童マサムネが利用するには狡猾さと年の功がまだ足りてなかったようだ。
「戦略的撤退! ウチでは勝てましぇん!」
トリモチに絡め取られたキッドのブーツを脱ぎ捨て、マサムネは踵を返して出口へと走り去る。
「ちょっとぉ逃げちゃうん? このオレさまちゃんの話を聞いてよぉん」
「うるせー! 今ウチは挑発されればされるほど逃げ足早くなるんで!」
精神力を鋼と化し、敵の言葉に聞く耳を持たないよう徹する。
奇襲が不発となり、HPが残り少ない以上は正面衝突は避けるべきだと判断したためだ。
あとはハグたんとキッドのペアに丸投げし、自分は制限時間まで逃げ回って生存点になる。
二度とメンバーと合流しないと誓った手前、なので決意は固かったが。
「キミのお友達の話だよん? 確か、クーちゃんって愛称だっけ」
「クーちゃん?」
信頼する幼馴染のPNを出された途端、足を止めたマサムネ。
興味関心を引いたにしてはどこか険しさも入り混じる表情。
「だいたいこんな格好だったかな【変肢体】」
変幻自在の液体が纏わりつき、変身のアーツを発動。過程は割愛。
するとそこには、目元を隠すほど深く被ったフード付きの黒いローブである中性的な顔立ちの人物。
「まんまクーちゃんじゃん。やるじゃん」
その瓜二つの幼馴染の姿には、マサムネはやるべきことも忘れて感心する。
「そんで、クーちゃんがオメーになんかやったん?」
「それをこれから話すんだよ。キミのいうクーちゃんが、開始5分でどんだけバカげた末路を辿ったかをねぇ」
悪辣な物言いを全開にして、心は悪役に変身して演じ始めた。
「オレさまちゃんが今まで戦ってきた中でも断トツで噛ませ犬すぎて笑っちゃったよ。しかもあれ、厨二病ってやつでしょ(笑)、邪気眼(笑)、アァ……俺の右手が疼く……(笑)」
クロの姿のまま、クロを冒涜を続ける。
厨二病など一般的に奇異の目で見られてもおかしくない対象だ。
だからこそ、挑発の恰好の材料になる。
「今時そんなんバカバカしくて誰もやらないっての! キミもそんなやつと友達付き合いしてるとかマジで同類じゃん? いじめられちゃうよ(笑)」
徹底的に扱き下ろした後に、マサムネ自身をも巻き込んだのだ。
マサムネは友情に厚い。これだけならリトルフラワー全員に言える気がするが、マサムネの場合それに加えて尋常ではない短気な性格もある。
こうやってクロをダシにおちょくれば、早かれ遅かれマサムネは必ずや激昂し正面から突撃するだろうと。
なおマリーの姿もついでに利用しようとも考えたが、2人が不仲であることは序盤にマリー本人との会話から聞き出しているので押し留める。
「最後にはさぁ『死にたくない〜』だの、情けないことばっかぬかしてさぁ〜なぁにあれ? 厨二病のくせにダッサ! ヘタレすぎて笑うなって方が無理なんだけど。ププックスクス!」
脱落したクロを嘲笑う。マサムネの怒りのツボを押し込むために道化を演じる。
激昂させ、自分の元へと突撃させればそれだけでマサムネは勝手に自滅して脱落するのだから。
なにしろこの男の周辺には、大理石の床に偽装した数多ものダメージトラップが敷きつめられている。
キッド相手では怒らせてもその場から動かず銃で射撃してくるので使えない手だが、刀のカムイを使うマサムネだからこそ罠を避けては通れない。
「怒った? ねえ怒った? けど雑魚が地獄のハードコースを選んだせいなんだよん? だから次からは、レベルの低いコースに挑みなw」
完璧な煽りが決まった。
計画的な勝利だ。
クランバトル終盤まで生き延びた彼だが、マリーとクロに続き3人目ともなるキルは箔が付く大戦果だ。
あとは自分から仕掛けず待ち構えるだけ。
サーバー04の草生える語り草であるマサムネの罵倒芸が楽しみになったほどだったが。
「……ほーん、いいこと聞いちゃった」
するとマサムネ、挑発に乗るどころかその場で何か悪い顔をする。
無論、足は一歩も動かしてない。もっと言えば動かす必要もないと、挑発から拾っている。
「いいことだって? キミにこの先いいことなんかないんだよ! 運だけのカスが!」
あまりにも頭が悪すぎて挑発したことを理解してないのか、と、相手もムキになって今度は挑発から罵倒へと転換したが。
「カスになったのはオメーじゃん。だってあのクーちゃんとバトったんだからさぁ」
「はぁ……?」
――頭が悪すぎたのは自分の方だったか? ともかく、マサムネをトラップ地帯に引きずり込めない事実は彼にとって不味い展開。
それどころか、悪巧みを思いついたような薄ら笑いをどんどん薄気味悪くさせてゆく。
実はマリーだけでなくクロとも不仲だったりするのかと、完全に掴めたはずのマサムネという人間のパーツがバラバラに散開してゆく。
「クラン『半真半偽』所属
その二つ名は『扇動溶酸』
来いよド三流! 刀なんか捨てて格の違いってやつを見せてみなよ!」
しびれを切らした相手は名乗りをあげ、ステゴロ勝負の構えを取った。
姿形を変える能力が取り柄の彼も、いよいよ形振り構わなくなってきている。
マサムネが挑発に乗れば勝利だが、つまり挑発に乗らなければ殆どの確率で勝てない。
その理由を深掘りすると、彼にはある弱みをどうしても偽らなければならないから。
「オメーの方こそ、逃げとかなくていいん?」
また、マサムネがやたら余裕ぶっているのは、その相手の弱みを掴んでいたからだ。
「なんなん、さっきから偉そうに御託並べてさぁ! このオレさまちゃんが逃げることなんか……」
「だってオメー、HP全然残ってないんじゃねーの?」
「……オレさまちゃんは、そんなことないデスヨ?」
弱みをつく指摘を咄嗟に否定してみせた。
されどマサムネは踊らされない、信じるべきものを信じる。
「ま、オレウッチが一発ぶっこめばいっか。そうすれば女の子にモッテモテのウッキッキー。ウキー!」
これがほんとの猿真似とでも言いたいのか、キッドのモノマネを猿みたいに再開するくらいには勝った気でいるマサムネ。
そう、接近戦特化の刀のカムイだが、前回のクランバトルでも使った遠距離攻撃のアーツも存在している。
それを使えば、罠に踏み込む必要がない。
遠距離攻撃狙いはどことなくキッドの外見らしさがあるが、相手はそんなマサムネの明るすぎるテンションが却って闇深く恐ろしくなってゆく。
「逃げなきゃ……今は、攻撃されちゃダメなんだよおっ!」
とうとう根負けした敵は、震える足で後ずさりを始める。
絶対に罠にかけられないと察したが、もう後の祭りだ。
マサムネはその場で体を一回転させ、トドメを刺すためのアーツの発動準備を終えていたからだ。
「バイバイベイベイベー! 【禍舞い太刀】!」
発動したのは刀のカムイの唯一の遠距離攻撃アーツ。
銃弾に匹敵する速度で真空の刃を飛ばし、その直線上にいる敵を切り裂く攻撃だ。
狙われた以上、避けることなど不可能。
「がーぎぐげござじずぜぞばびぶべぼ!」
かくして逃げる背中に到達した相手は、クラン内で断末魔の叫びを統一してるのか3回目のデジャヴともなるダメージボイスを発し、その場で倒れる。
そのまま相手は、もう二度と立ち上がれなくなっていた。
「よっしゃあ! ブッ殺したぜい!」
キルを「殺した」などという物騒な言い回しをしがちなマサムネ。ともかく、完全勝利を納めた喜びを弾む声で宣言した。
アーツ【禍舞い太刀】は遠距離攻撃出来るだけであり、特に威力が高いわけでもない。
ただ、それでも、この一撃だけで、HP0の仮死状態に陥ったのだ。
嘘も偽りもない紛れもない事実だ。
「な、何でこのオレさまちゃんのHPが少ないって、どうやって気づいたん……?」
息も絶え絶えとなった相手は、最大の疑問を訊く。
「ウチのクーちゃんはさ、たとえ死んでもタダじゃ死なねー奴なんすよねぇ」
そう、ただ幼馴染を信じていた。
マサムネは薄情でも冷酷でも闇深くもなかった。
ただ、幼馴染への誰よりも厚い信頼があったからこそ、幼馴染の抜け目なさならば何か有利になる置き土産を残していると。
自分が怒り狂う意味よりも相手の弱点を見破る方に努められた。
相手が回復していれば全て破綻していた危うい理屈だったが、それでも倒せたのだから文句はない勝利だろう。
「おーいクーちゃん見てるー? ウチがいいとこ取りしてやったぜい!」
マサムネ1人ではなくクロのバトンが繋げた勝利とアピールするため、何も無い空間に向けてVサインを送ってはしゃぐ。
といっても何も無いというのはマサムネ目線であり、クランバトルで先に脱落したプレイヤーは控え室に戻った後はバトルの中継を視聴出来る。
今頃クロ(マリーも)は、画面越しに賛辞の声を送っているだろう。
ところでだ。
相手はまだ仮死状態。ここから死亡状態にするには一撃でも攻撃しなくてはならなくなる。
「よーし、んじゃ、トドメ刺しにいこっと……あ」
踏んでしまった。
罠を。ドジを。
そもそもマサムネは、クロを信じ抜いただけで罠を見抜いたわけではない。
目の前のトリモチを迂回しただけで罠をすり抜けた気になっていたマサムネだったが、心理的な罠にはまんまと引っかかってしまっていた。
「【食う気泡】。キミも道連れにさせるよん」
地面から吹き上がった紫のシャボン玉の数々。
幻想的な光景を堪能する間もなく、それぞれが吸い寄せられるようにマサムネの体に張り付いてゆく。
「いで!」
すると、皮膚や肉を齧ってこじ開けるように侵食を開始したのだ。
本体が力尽きても、カムイは死なない。罠に引っ掛ける敵の目論見は実現していたのだ。
「やめえええ! おじさんの体は食べてもマズいっすよ! どくとくのにがみがきいたおとなのあじわい……いでででで!」
キッドを冒涜する食レポをかましたが、後の祭りだ。
ピラニアもかくやの咬合力で、マサムネのHPはみるみる内に0へと近づいてゆく。
「オ゛ッ! 死ぬっ♡ オラアッ!!」
「おぎゃあ!!」
最後のあがきとばかりに刀を投げつけ、スライムのカムイ使いは死亡状態に。
同時にマサムネのHPは削りきられ、泡が一斉に破裂した衝撃によってデス。
平等なる勝敗、相討ちとなった。
「ハグたん、あとおじさん、ウチは草葉の陰からリアタイしてるぜぃ……」
キッドのアバターにも関わらず珍妙なセリフを散々吐いてきたマサムネだったが、最後の最後だけは元の姿に戻ったまま消滅。
可もなく不可もなく、格上相手に健闘した結果を残した。
2対2。
果たしてハグたん&キッドのコンビは、敵のプレイヤーを出し抜いているのだろうか。




