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地上の魔物達が壊滅的な損害を受け
散り散りに逃げ始めた矢先
地面が爆ぜた。
地上を這いずり回る魔物達の
進路を塞ぐ様に火柱が四方八方に立ち上がった。
もちろん空中に未だ飛翔する
魔物達の進路も塞ぐ様に。
「あはははははは」
ジンは朗らかに笑う。
彼は死中に生を見出していた。
この絶望的な状況を悲嘆するでもなく
これを想定していたエリーゼを恨むでもなく。
ただ一つ間違いないのは
何もしなければ死ぬという事。
上からは圧倒的な質量を持った死が。
しかもそれを掻い潜って上空に逃れたとしても
焦土と化した大地が更に熱されている所に
この氷塊が落ちるとなると
どうなるかなんて安易に想像出来るだろう。
試しにダモクレスの柄に手をかけるが
抜くことは出来ない。
意を決したジンはコカトリスを足場に
空中を駆け、まだ悪足掻きを続けていた
ワイバーンの内の1匹を炎の壁に誘導し
自ら口の中に飛び込み
そのまま炎の壁へと突っ込ませた。
―――グギャアアアア
ワイバーンは断末魔の叫び声をあげ
頭の先から灰へと化していく。
「皇流 凩!!」
ジンは
ワイバーンの胃袋の中から居合いを放ち
推進力を得た状態で壁を裂き
炎に焦がれながらも危機的状況を
一先ず脱した。




