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「実は☆前の会議で
条件付きで解放されることになりました!」
エリーゼは
パチパチパチと手を叩きながら
とんでもない事を言い出す。
「王家としてもねぇー
資質ある人には頑張って欲しいから☆」
それを聞くなり撫子は帰る支度を始める。
聖域といえば王国からかなり遠方に
しかも東西南北に別れて存在する。
緊急用の転移魔法陣は
存在するらしいが王家がそれまで
開放するはずがない。
つまり、聖域に向かう道中の警護や食糧
宿の手配など様々なセールスチャンスが
転がってる。
「ちなみに、その情報の公表はいつや?」
「明日でーす☆」
ふっざけんなーと叫びながら
撫子は大慌てで部屋を駆け出していった。
撫子が去り、静かになった後
エリーゼはそうだっとポンと手を叩く。
「リリたん☆
間違っても人に精霊を吸収出来るなんて
いっちゃダメだよ!」
ニッコリと笑っているが目は
全く笑っていない。
リリスは底知れぬ恐怖を感じて
首を縦に降るのだった。
ーーーその夜。
王宮に忍び寄る1つの影があった。
それは自身の目を疑う。
いるはずのないエリーゼが王宮の廊下を
歩いていたからだ。
ちっ……とそれは舌打ちをし
闇夜に消えていった。
See you next Nightmare




