↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界帰りの最強魔術師、現実世界でも無双する。 ~唯一魔法が使える俺、なぜか英雄扱いされて困ってます~【26年5月発売】  作者: 茨木野


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
91/125

91.



 贄川を鎮圧した。

 だが、反則剣チート・キャンセラーによるデメリットを話したら、妹に泣かれてしまった。


 うーん。なんで泣いているのか。

 悲しませるようなことをしただろうか。


 したつもりはないんだが。


 うん、じゃあもうデメリットの話はしないようにしよう!

 そうすれば解決だ。


『おお……勇者よ……人の心を失ってしまったようじゃ……お労しや……』


 なんかしらんが、脳内で魔王に同情されてしまっている件。

 なんでや。


「まあ、それは置いといて」


「……ほんとは置いとけないけどね。超重要なこと黙ってるし……」


 咲耶がハンカチで目元を拭いながら、ジト目で俺を睨む。

 その頬はぷくっと膨れていて、不満げな小動物みたいで愛らしい。


「まあまあ。で、贄川が襲ってきたってことは……他の妖刀使いどもも、やってきてるってことだよな?」


 俺らは現在、新宿の地下に来ている。

 カビ臭い湿った空気と、薄暗い照明。

 ここで、妖刀集会(妖刀使い12人による集まり)が開かれることになっていたんだよな。


 俺、咲耶、ももか、玉姫たまきの四人は集会に来て……そこで襲撃に遭ったわけだ。


「そうだね。わたしたちが襲われたって事は、ももかや玉姫たまきさんのほうにも、敵が来てるかも」


 咲耶が不安そうに眉を寄せる。

 俺たちと、ももかたちとで、分断されてしまったのである。

 俺らに贄川が来たように、ももかたちのほうにも、妖刀使いがいてもおかしくはないってことか。


「じゃあまあ、大丈夫だろ」


「妖刀使いって雑魚だし」


 今回の襲撃によって、改めて、俺は確信を得たね。

 妖術師……雑魚説。


「まあ、お兄ちゃんの言いたいことはわかるよ」


 と咲耶。

 おや、怒ってない様子。

 彼女は小さくため息をつき、諦めたように肩をすくめた。


才賀さいが? だっけ。そんなあからさまな邪悪の力でパワーアップしても、妖術師はお兄ちゃんの敵じゃあなかったから」


『うむ、掛け算するものが1000だろうと、掛ける元が1でしかなければ、大したパワーアップにならないしの』


 ま、そういうことだ。

 妖術師は基礎がなってないのである。


 基礎、それすなわち、肉体だ。

 妖刀がいかに強かろうと、とどのつまり、外部の力に他ならない。


 扱う人間が強くないと、意味が無いのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
掛け算の1000は1でも高いやろ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。