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スキル・ステータスオープンはステータスを見るだけ  作者: ぐざいになったねこ
第三章 やるべきこと
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短編 責任逃れ

あの日、私がフィリアに強く当たってしまった。エデルジート団長が放っている好意の[色]が、フィリアに向いていることに苛立ち、責任云々で糾弾した。そのせいで、フィリアは責任に押し潰されて消えた。



最近は自分の部屋で、フィリアの件に関して、自分のせいではないと自分に言い聞かせている。そうして、自分がフィリアを探すその日まで、自分の精神を安定させて。でも、もう限界かもしれない。だから今日は、自分のせいじゃないっていう理由を捏造しようと考えた。もちろん、そんなことなど出来ないが、考えているだけでも一日が過ぎて行く。そのまま、私が罪を清算できる日まで。



どうしてフィリアは消えたのか。ここに居たくなかったから、とか?それは自分のせいじゃん。やっぱやだなぁ。なんでこんな事になったんだろう。


「......そういえば、あの日の朝は元気だったかしら?」


なんでだろう。そう疑問を抱く。少し時系列を整理しよう。



一、フィリアに強く当たった。

二、そのまま夜を越えて、昼食にデラストレイレスの報告を受ける。

三、私達が討伐に向かう。その途中に魔法の基礎を教えたと叔母様が言っていた。

四、そこから帰り、私達は寝た。その途中でフィリアは風邪をひく。

五、風邪が発覚した後、叔母様に糾弾される。

六、そこから寝た後、朝になってフィリアが消えた。



デラストレイレスの報告を受けた時は、そんなに思いつめている感じはしなかった。帰りを出迎えてくれた時も、ヴィンデートに、大丈夫だった?と、聞いてくるぐらいで......。そしたら、異変が起こったのはその日の夜か。


......少し、体が軽くなった気がする。


もしかしたら、自分のせいではないかもしれない。願望であり、自分の都合の良い解釈だが、思い込むだけで楽になれる。


......デラストレイレスで思い出したのですが、何故エデルジート団長は[ステータスオープン]の特性を知っていたのでしょうか。


遠くの相手にはステータスが見えないとの説明をヴィンデートからされていたのに、わざわざ連れて行った理由がわからない。実際にスキルは使えたのだが、その時は絶対に使えなかった確証があったはずだ。



しばらく考えても、思いつかなかった。でも、そんなことに思考を回せるぐらいには楽になれたのか。そう思考を巡らせると、カーテンから光が漏れているのに気がついた。朝になっている。


......今日の会議は出てみようかしら。


昨日の火事について、報告があるはずだ。

私はすぐに着替え、お茶会部屋に向かった。

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