夜天とひかり。
若干短いです。_(._.)_
「ありがとう!」「♪」「うわ、綺麗!」「♪」
プレゼントを交換し、お互いに感想を言ったり、実際に着けたりしながら賑やかに過ごしている。
「…ふふっ、はははっ」湊が突然笑いだした。
「え。なに。どしたの。」紬が戸惑いながらもごもっともな問いを投げかける。
「いや、なんか、宗教みたいで。」
「あー…」
「楽しいから良いんだけどさ。ははは」
電気は今でもまだ止まっている。そこで湊ママがアロマキャンドルを用意してくれた。湊ママは仕事でキャンドルを使うために、家にストックが大量にあるのだ。今も家の中の要所要所で灯が揺れている。
そう、この-キャンドルを囲み談笑するような-状況がどことなく宗教じみている、ということだ。
「宗教だったら…なんだろ。イチノセ教?」
「やぁー、絶対入んない。」
「湊音、辛辣ー。」
ははは、と誰からともなく笑いが溢れる。
「あ、電気ついた!眩し!」
「おー良かった良かった、じゃあ、俺らはここで。」
「そうだね~。おじゃましました~。」
「おじゃましましたー!」
女子二人を送り、廉も途中まで見送ってから気がついた。
「月光…強いな。」
▼▽▼▽▼
「…んでなー、昨日も停電があったり。異常気象とか言われてて、アクシデントも増えるだろうけど、春休み中にお前ら自身が問題起こすなんてのは無いようになー。じゃあ解散ー!」
今日は修了式。担任の最後の話も終わり、いよいよ春休みに突入だ。昨日起こった停電は、世界中で同様に起きており、大混乱だったようだ。治安のわるい地域では犯罪も増えたらしい。
しかし、何はともあれもう春休みだ。
やりたいことはたくさんある。
「紬?大丈夫?ボーッとしてたけど。」
「…あぁ、廉、大丈夫大丈夫。どしたん?」
「年末から、二年参り一緒に行かない?」
「いいね。行こ行こ。」
どーも、イルミネです。
彼女と二年参りとか、、、くっ(泣)
次、年があけます~。