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明日世界が終わる日の今日  作者: イルミネ
第三章
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愛情と独占欲。

 「んー、携帯も通じないわ。圏外。」

 「どーしよーかね~。」


廉と湊音みなとが、あーでもないこーでもないと話しているのとは、わずかに離れた別の場所で、残り二人・つむぎと湊が作戦を練っていた。先程の星の話題は、珍しく五分ともたなかったのだ。そこで、切り替えて連絡手段をまさぐっているのだった。

 作戦はこうだ。ここ-駅前から近い紬や湊の家に互いに彼氏彼女を招く。停電のため電車は大幅に遅延しており、駅に居たところで動きようがない。ならば、落ち着くまで近場に避難しておくのは無難かつ当然の処置だろう。

 それでも決めあぐねているのは、家に行ったところで連絡手段は使用不可能、異性を家に呼ぶ、さっき話が続かなかったなど大小様々な理由が在るからだ。


 「紬の家とか行けない?あ、変なことはしないし、さ。ここに居てもどうしようもないし。」

廉のこの一言が決め手となった。が向かうのは紬の家ではない。

 「もう暗いし、この時間帯に女子の家に、この人数でいくのはちょっとマズイだろ。俺の家でどう?」

「さんせー」「いいね」「そうしようか」

満場一致で湊の家に行くことに決まった。

(さりげなく女子に気を遣うって、結構ポイント高くね?あ!やべ、家に連絡できねーじゃん!)

凡ミスだが、ここで退いたら男としての器が廃る。

▼▽▼▽▼

 「いやぁ、OK 貰えて良かったね、湊~。」

 「湊音…、お前微塵も心配してなかったろ。」

 「バレた⁉でも、ほら、湊のママン優しいしさぁ。」

彼女に、お母さん優しいねと言わせて嫌な気はしない。実際、停電でみんなも困ってるだろうしね~と、ほぼ二つ返事の了承をくれた。心配したのか、紬も家の許可をもらってきてくれたが、しばらくは大丈夫だろ。


 「それで廉?いきなり大胆にお家デートを考案したのは?」

 「あー、ほら、プレゼント。あのままじゃ渡せなかっただろうし。」

 「な~るほど。じゃ俺も。ムードとか全然無いけどな。」

「紬!受け取ってくれる?」「湊音、あげる。」


「「ありがとう!嬉しい!私たちからもあるよ!」」

紬と湊音のセリフは完全にシンクロしていた。

…打ち合わせでもしてたのだろうか。


 「ありがと、開けてみて良い?」

 「うん、もちろん。私も開けるね。」

小異はあれど、二組ともプレゼントを交換し、開けるにまでの流れはスムーズだった。


廉は、紬から黒いマフラー

紬は、廉から白いマフラー

マフラーには、「あなたが大好きだ」という意味もある。

湊は、湊音から蹄鉄のネックレスとミサンガ

意味は「幸運のお守り」と「エール」


そして湊音は、湊から指環と腕時計

意味は「あなたを独り占めしたい」と「同じ時を刻みたい」

どーも、イルミネです!


更新遅れてて申し訳ない。


プレゼントの意味知ってました?

まあ、諸説あるうちのひとつです

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