表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明日世界が終わる日の今日  作者: イルミネ
第二章
10/26

奮起させよう。

※男子会です

キーンコーンカーンコーン


「んじゃあ、お前ら、週明けからの期末!頑張れよ!解散!」

担任の激励もどきで、皆わらわらと動き始める。

そのまま教室を出ていく者、友達の所に行ってグダる者。今日の私は前者だ。今日はまっすぐ帰らないと期末ヤバい。

「廉。さすがに今日は急いで帰るわ。じゃっ!」

「おー。頑張って~!」



彼女こと清水紬つむぎが手を振り、駆けていく。

(ん~…。ひとりか~…)

少々落ち込みつつ、帰宅準備を進めていると

「廉!今から、ちょっと時間ある?」

湊だ。元気だな。

「んー。まあ。」

「そっか!じゃあ、ちょっと付き合え!」

「…告白?悪いけど、俺彼女居るし。男色だんしょくの趣味はないし。。」

「ちっがうわ、馬鹿!つか俺も湊音みなと居るし!」

「のろけてんじゃねーぞ」

「今、振ってきたのお前だろ⁉」

「はいはい。んで本題は?」

「あー、ここじゃ難だし、中庭で。」

「えー、俺勉強したいんだけど?」

「どうせ、俺らは抜かれねえって。」

やめろ。そう言うことを口走るんじゃない。周囲からの視線がいたい。

「…悔しかったら、抜いてみろお前らー!」

あ、馬鹿。すると周囲からは

「くっそー!ぜってー抜く!」

「会長も湊も引きずり下ろしてやるぁ!」

「宮代、一之瀬!あんたら、首洗って待ってなさい!」

ヤル気に満ち満ちた目標が飛び交う。湊は人を惹き付け、やる気とかそういったプラス面を引き伸ばす不思議な魅力がある。正直、羨ましい。本人は、盛り上がるな~くらいにしか感じてないらしい。

「つぅーこった。行くぞ廉。」

「えぇ!ちょっ!おい!」

俺の手を取り、湊が駆け出す。

…こういうのって、男女でやるやつ…。


▼▽▼▽▼

「んで?ここまで引っ張って来てどうしたよ?」

「ん、まあ。」

「口ごもって、可愛い娘ぶってんじゃねーぞ。」

「んな?はぁ?ちがうわ!」

「なら、理由を述べよ。」

まくし立てたところ、はぁと一息吐いてから湊は訊ねる。

「重いのと軽いの、どっちから聞く?」

「重い方で。軽いのは帰りながらで。」

「オッケオッケ。重いのはアレだ、世界終末時計。」

「ニュースのやつな。それが?」

「ああ、気になって調べたんよ。そしたら、」

おい、そこで切るなよ。

「そしたら…?」

肩に力が入ってくる。

「終末までは、あと4ヶ月。Xdayは3月30日。」

「…情報源ソースは?」

「現在の太陽光の強さ。過去百年の強さの推移。過去百年分の気温変化。と、現在の世界中のCO2排出量から、NASAとかJAXAとかが計算したんだとさ。」

まあ、世間的には、あんま信じられてないみたいだけどなと続く。

「まあ、だから、その、後悔すんなよ。つぅこと。」

歯切れが悪いのは、こいつは信じてるからだろう。

「…わかった。お前が言うなら信じるよ。」

正直、信憑性は低いのかもしれない。が、ここ最近のニュースや気象状態からするに、あながち嘘ではないだろう。


「んで?軽い方は?歩きながらな。」

と言うが早いか、俺は校門へと足を運ぶ。付いてきながら湊が答えるには

「んー、廉と紬は付き合ってるじゃん?」

「うん。」

「ってことは、お二人もリア充と呼ばれる部類なわけよ。」

「おう。」

「…なんか、二人揃って、俺らに厳しくね?」

「のろけてるからだろ。」

「のろけてないわぁ!」

「のろけてますぅ。」

どちらからともなく、笑い出す。

「ハハハ」「あははは」


…!

「っ!」

「おい、どうした、廉? まぶし、痛っ!」

「言っとくけど、俺はなんもしてねーぞ。」

「わかってるよ。なんだ今の。」


「「もしかして」」

(嘘だろ、おい。)

「もしかするよな。」

「ああ、さっきの話、信憑性が出過ぎてきたな…!」



どーも、イルミネです!


男子会です

稚拙な文章ですが、読んでやってください!


3/22 少し訂正しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ