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チートゴースト  作者: 未知風
最終章「約束を果たすために」
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13話(最終話)「世界崩壊開始」

私たちが小さな船に乗ってどの時間が経ったのだろうか。

辺り一面、どこを見ても何もない海の中。私は揺れるゆりかごのような船に身を任せていつの間にか眠りについていた。そして女の子の驚きの声で目が覚めてしまった。


「きゃあ!!何よ、あれ。私のチート能力でもあんなの無いわ」

「うるさいわね、花咲さん。幽霊なんだからもう少し静かに部屋の隅っこ……あら、ここは海の上のもずくよりも無駄に大きい船でしたわ。うふふ……ってあれは何でしょう?」


有川さんと花咲さんが騒がしいと思って目を覚ます。


「なん……だよ、これ」


私が言ったその目の前に聳えるものは私たちの何十倍、いや、何百倍の大きな扉だった。そしてそこには大きな文字で『世界崩壊之門』という六文字が黒字で書かれていた。


「ひとまずこの棒で何とか抜けるぞ?」

「あら、嫌ですわ。はしたない……っていう男の人が好みそうなネタにツッコミを入れるのは後にして。この大きさではさすがに無理がありますわ」


ユキさんの言う通りにさすがに難しそうだ。だが、それでもどうにかしなくては。


「ねぇ、なんかあの門……」


花咲さんの言葉と共に、私たちの見ていたその門は急に開き始めた。そしてその拍子に大きく揺れる波。扉の向こうは何もないかのように暗かった。


「みんな、振り落とされないように船に掴まれー!!」


私のその言葉にみんなは従った。しかし大きな波に揺れてみんなは海に一人ずつ落ちていく。それでもしがみつく私たちの仲間。しかし吸い込まれるかのように一人ずつ門の中へと消えて行く。そんな私もいつの間にか海に落ちて門の中へと入ったのだろう。私はその時、この海の衝撃で気を失ってしまった。ただ今言えることは現時点で事実上、一時的に私たちのパーティーである『ダークホース』は解散したのだった。


-続-

今までお立ち寄りありがとうございます。そしてこのまま引き続き完全続編である『チートゴースト2 アナザーワールド』をお立ち寄り頂けると幸いです。

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