表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートゴースト  作者: 未知風
4章「その名はダークホース」
PR
27/47

5話「何で、そのお面にしたんだよ?」

私は目が覚めた。

レッドアイと呼ばれた彼女が椅子に腰をかけて机の上に足を乗せてなにか一枚の紙を見ている。


「へぇ、こいつらがダークホースと言って英雄パーティーか。王都、懐かしいわ。ふーん、あの女王死んだのか。へぇ、これがアポ……何だ、このかわいい生き物。私が面倒見てあげまちゅからねぇ……」


そう言ってその紙切れを足に置きながらなでなでするなり、私と目を合わせてしまった。

ユキさんが「最低」という言葉をよく口にするのが分かる。原因、この女だ!!ユリさんあたりが母親に対して言っていたのを幼い頃のユキさんが覚えちゃっ

たとかかな。


「私は何も見てないです。安心してください。でもかわいいですよね」


私の言葉に対して彼女はしかめっ面になった。


「何も見てないというのは失礼であり、矛盾してるではないかな?もしあなたがここで私が全裸で死んでいたとしよう。君は私の体をいやらしく触ってから警察に連絡したとしよう。そして警察が来たら私の体に指紋が残っていた。それでも君は見てないと言えるのか?いや、見たと断言して刑務所で三途の川に溺れながら地獄に行かないとダメだ。そうだろ?」

「子を産んだことのある女性の全裸を触りたいとは思いませんよ?」

「どうせ、私は熟女よ」


彼女はそう言って椅子から降りて体育座りして顔を伏せてる。そしてすすり泣きをしてる。なんというかいじけてるのわかりやすっ。


「全裸は恥かしくて見れないということですよ?」

「だってよ、みんな」


後ろから「最低」という言葉が三人くらいから連呼される。中には「空気が汚れるので一緒に吸ったり吐いたりして欲しくないんですけど。もしかして環境破壊予備軍ですか?」と言う者……明らかにユキさんだろうと思いながら後ろを振り返る。もちろん彼女だった。他の全員もそばにいて手当てをしてもらい、治ってるようだ。

そしてちょうど目が覚めた二人が声を出す。


「よく分かんないけど、何で私、ここにいるのかしら?あっ、母君!!」とユリさんは言う。

「有川先輩じゃないですか?桜姫さくらひめ、どうしてこんな場所に?」と白い翼の子は有川さんに聞いてるようだ。

「最低男さん、ちょっといいかしら?」とユキさんに無理矢理耳打ちをさせられる。


片方には有川さんの口からの話し声を聞かされる。

彼女たちとの内容はこうだ。


「彼女たちをどこかに移動してほしい」と有川さん。

「私がいた場所でどうかしら?」とユキ。

「初めての町ね。賛成よ、お願いね?」

「仰せのままに」


私はまた”ワープジェット”を繰り出した。ユリさんはユキさんに「必ず帰るべき場所で待ってる」と伝えた。桜姫ちゃんの方は何が何だかわからないまま送ってしまった。彼女が説明してくれるだろう。さて、これで解決……。


彼女たちの視線が痛いさりげなく私は先ほどレッドアイが見ていた紙を見てみる。そこには『王都の救世主パーティー”ダークホース”現れる。そして王子は花嫁姿』という大きな見出しが付いていた。写真にはカラーでピンクのドレスを纏うアポロニアの姿と立派な服装を着ているテンマの姿が見えた。日付を見ると、一日経っていた。


「『あなたの答え、どんなことでも受け入ります』だってよ」と有川さんは言う。

「そうか」


私は慎重に生返事をした。


あれ?花咲さんは?


私が周りを見た時、扉が閉じられるのを見た。しかしちょっとしたら目が赤くなって戻ってきた。裾も何やら濡れてるようだ。服の色がそこだけ濃く見える。


「お前らの治療は終わった」


レッドアイは私たちに言う。


「治療費は?」

「人が苦しんでるのに助けない医者がおるか?自分から手を出したのにお金をもらう医者がおるか?……というわけで上のヤツらを倒して”ピアルゴ”を倒せ」

「どういうわけだよ!!」

「嫌か、そうか。王都を救った英雄なのに嫌か?」

「やるよ。最初からそのつもりでいたからねぇ。いいよな?」


私が言うと、他のメンバーは首を縦に振る。


「若いっていいわね。あそこのホールドを使いなさい」


私たちは指示された階段を何段も駆け上がる。すると一つの部屋に出た。


黒い鬼……アポロニアの言った通りだ。そしてお面……。


「何で、そのお面にしたんだよ?」


そのお面は大きな目に片目はとしてるかのようで口はタコのようにすぼめていて……いわゆるひょっとこのお面てある。


「悪いか?このタコが潰れた際の顔が好きなのよ」


好きなのよ……。

じゃねえよ、タコじゃなくて人間の顔。そしてこの鬼、ピアルゴってメスかよ!!


「そうやってみんなしてキスしようとするんだー。ゴーストビッグハンド!!うわーん」


花咲さんの白い大きな手に軽々と潰されてしまうピアルゴ。どうやら私たちの勝利ではあるらしいが。なぜ彼女はそこまで悔し泣き?をしてるのかは今の私には分からなかった。しかし後ろの女二人のため息を聞く限り、彼女たちは分かっているようだ。

私たちがこの部屋を出ると、本当にすべての敵を倒したのだ。


「ウザかったけど、口だけではなかったわね。アニサキスだっけ?」

「違うわよ、有川さん。アーモンドに潰れたホコリよ。確か?」

「アルファだぞ、二人とも」


そう言って私たちは機械でほとんど出来上がってるこの部屋を出た。

そして新たな町に向けて出かけようとしたらユキさんの母親であるレッドアイさんがいた。

明日と本日に限り朝の7時と午後3時の2回更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ