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転生者Y  作者: SilkHat4177
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3

お久しぶりですね。

当初、完全にダークな世界を構想してたのですが、諸事情(私がダークな世界を表現できない事件)が発生したため、ギャグ…とまではいかないけど、割とシリアス展開がありません。

ていうか、どうしてもシリアス展開にできません…。

いやちょっと…。


「なんでわたしが魔王として指名手配されてるのよ!」


◇◇◇


時は少し前…。

わたしが冒険者ギルドに入った瞬間、周囲の空気が一気にピリついた。

なにかおかしいなと思いながら、依頼ボードを見ていると、真ん中の方に、こんな依頼が張り出してあったのだ。


【討伐依頼】


•対象:冒険者ギルドに所属していた、「ユイ」と名乗っていた、新生魔王。


•特徴:濃い茶色の長髪、深い緑色の眼。ランクS。クラス227。


•18歳の女。魔導士だった。


◇◇◇


「なんで過去形?」


ぼそっと呟いたら、近くにいた人が、恐怖に引き攣った顔をしながらも教えてはくれた。


「指名手配だからだよ。…頼むからこっち向かないでくれ…!」


いやいやいや!

【討伐依頼】なんて人間に使うものじゃないでしょ!


と考えていたその時、


「手を挙げろ!武器を下せ!」


「あのー。わたし武器持ってないんですけど。」


「その杖だ!」


「?。いいですけど…なんで?」


「そりゃ、拘束中に攻撃でもされたらひとたまりもないからだ!Sランクだぞ!?」


「あちゃー。」


ねぇ、逃げるだけならいいよね?攻撃してないからいいよね?


「じゃ、そーゆーことで。…〈転移〉!」


「なんだと!ギルド内では魔法、特に転移魔法など使えないはず…!」


あ、ごめんね。そういう魔法妨害を妨害するスキル持ってるの。わたし。


◇◇◇


…それで逃げてきたんだけど。ここはどこ?なんだか建物の中なのはわかるけど。


「…」


「あのー。ここはど…」


「ぎゃー!出た!あいつが魔王様が言ってたやつ!」


「なんだと!」


と、急に火球が襲ってきた。ざっと30個くらい。

全部わたしに向かってきた。


まあこの程度、別に食らってもいいんだけど、服が燃えるから恥ずかしいなぁ。


そう考えて、周りの情報を探るついでに、火球を打ち消しておく。


火が消えた後、そこには、心底理解できない、というような顔をした魔神と、恐怖で引き攣った顔をした魔族がいた。


「うわー。魔神と魔人ってかぁ!」


…おもんな。自分で言っときながら。


ちょっと悲しくなってきたので、適当に氷漬けにしてから粉砕しておいた。


ついでに、建物内にいたすべての魔族を殲滅しておく。

ほとんど弱かったけど、1匹だけ、わたしの火炎弾を2発も耐えたのがいた。3発目で死んだけど。


「なんか最後意味深なこと言おうとしてたなぁ…。なんだったんだろ。」



『おのれ!このままで済むと思うなよ!俺様の上には魔王より上の存在である魔神、その上には魔神王がいる!せいぜい震えt…グハァ!』


『待って、間違えた!さっきなんか言った?』


『…』


『あっ、死んじゃった。』



「うーん。なんだったんだろ。魔神とか魔神王とか言ってたけど。それに、魔神って、さっき倒した奴だよね…。」


うーん。考えてもわからないなぁ。

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