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お久しぶりですね。
当初、完全にダークな世界を構想してたのですが、諸事情(私がダークな世界を表現できない事件)が発生したため、ギャグ…とまではいかないけど、割とシリアス展開がありません。
ていうか、どうしてもシリアス展開にできません…。
いやちょっと…。
「なんでわたしが魔王として指名手配されてるのよ!」
◇◇◇
時は少し前…。
わたしが冒険者ギルドに入った瞬間、周囲の空気が一気にピリついた。
なにかおかしいなと思いながら、依頼ボードを見ていると、真ん中の方に、こんな依頼が張り出してあったのだ。
【討伐依頼】
•対象:冒険者ギルドに所属していた、「ユイ」と名乗っていた、新生魔王。
•特徴:濃い茶色の長髪、深い緑色の眼。ランクS。クラス227。
•18歳の女。魔導士だった。
◇◇◇
「なんで過去形?」
ぼそっと呟いたら、近くにいた人が、恐怖に引き攣った顔をしながらも教えてはくれた。
「指名手配だからだよ。…頼むからこっち向かないでくれ…!」
いやいやいや!
【討伐依頼】なんて人間に使うものじゃないでしょ!
と考えていたその時、
「手を挙げろ!武器を下せ!」
「あのー。わたし武器持ってないんですけど。」
「その杖だ!」
「?。いいですけど…なんで?」
「そりゃ、拘束中に攻撃でもされたらひとたまりもないからだ!Sランクだぞ!?」
「あちゃー。」
ねぇ、逃げるだけならいいよね?攻撃してないからいいよね?
「じゃ、そーゆーことで。…〈転移〉!」
「なんだと!ギルド内では魔法、特に転移魔法など使えないはず…!」
あ、ごめんね。そういう魔法妨害を妨害するスキル持ってるの。わたし。
◇◇◇
…それで逃げてきたんだけど。ここはどこ?なんだか建物の中なのはわかるけど。
「…」
「あのー。ここはど…」
「ぎゃー!出た!あいつが魔王様が言ってたやつ!」
「なんだと!」
と、急に火球が襲ってきた。ざっと30個くらい。
全部わたしに向かってきた。
まあこの程度、別に食らってもいいんだけど、服が燃えるから恥ずかしいなぁ。
そう考えて、周りの情報を探るついでに、火球を打ち消しておく。
火が消えた後、そこには、心底理解できない、というような顔をした魔神と、恐怖で引き攣った顔をした魔族がいた。
「うわー。魔神と魔人ってかぁ!」
…おもんな。自分で言っときながら。
ちょっと悲しくなってきたので、適当に氷漬けにしてから粉砕しておいた。
ついでに、建物内にいたすべての魔族を殲滅しておく。
ほとんど弱かったけど、1匹だけ、わたしの火炎弾を2発も耐えたのがいた。3発目で死んだけど。
「なんか最後意味深なこと言おうとしてたなぁ…。なんだったんだろ。」
◇
『おのれ!このままで済むと思うなよ!俺様の上には魔王より上の存在である魔神、その上には魔神王がいる!せいぜい震えt…グハァ!』
『待って、間違えた!さっきなんか言った?』
『…』
『あっ、死んじゃった。』
◇
「うーん。なんだったんだろ。魔神とか魔神王とか言ってたけど。それに、魔神って、さっき倒した奴だよね…。」
うーん。考えてもわからないなぁ。




