街に狼がやって来た
ルナ「楽ちんなのです」
アレクの困惑気味な視線の先にはシャドウウルフに背に乗りご機嫌なルナの姿があった
「これは一体どうなってるんだ」
シルビア「どう見てもルナに懐いてるわよね」
3人と一匹のシャドウウルフが街の入り口に着くと警備兵が腰を抜かす
「ひえっ シャドウウルフだ助けてくれー」
シルビアがシャドウウルフとルナについて慌てて説明する
「驚かせてごめんなさい 魔物だけどこの子が居れば大丈夫みたい」
警備兵「たッ確かに大人しいな 私は街を守る為ならどんな強敵にも怯む事はないが先ほどは少し取り乱した」
アレク「滅茶苦茶怯んでたじゃねえかよ」
警備兵「とっとにかく その魔物を街に入れるかは冒険者ギルドの判断次第だ、少し待っていろ」
アレク「へいへい 相変わらずお役所仕事だな」
シルビア「仕方ないわよ 魔物を手懐けるなんて聞いたこと無いもの」
ルナ「他の人には出来ないのです?」
「普通は出来ねぇよな だが世界は広い」
熊みたいに大柄の男が会話に入ってきた
アレク「ギルド長のガイアスさんじゃないですか」
ガイアス「アレクもシルビアも昇格試験ぶりだな」
シルビア「お久しぶりです ギルド長」
ガイアスはシャドウウルフの影に隠れているルナに目を向ける
「それで そこのお嬢ちゃんが、噂のテイマーか?」
アレク「テイマーって何ですか?」
ガイアス「魔物と心を通わせ魔物と人間が力をあわせ共に戦うジョブそれがテイマーだ」
アレク「そんなジョブ初めて聞きました」
ガイアス「俺もギルドの資料で知っただけで実物を見るのは初めてだ」
シルビア「どうすれば街に入れてくれるの?」
ガイアス「流石にそのまま街には入れないが本当にテイマーなら小型化のスキルが使えるらしい」
ルナ「ワンちゃん小さくなるのです」
ルナの言葉を聞いたシャドウウルフが次第に小さくなって小型犬ほどのサイズになり小柄なルナでも抱き抱えることが出来るようになった
アレク「マジかよ すげえーな」
ルナがシャドウウルフを抱っこして街を歩いていると、街中から「可愛い」「私もワンちゃん欲しい」など羨望の声が掛けられた
アレク「可愛いってBランクの魔物だぞ」
シルビア「でもこの大きさなら私も飼いたいかも、私たちのパーティルームで飼わない?」
アレク「勘弁してくれ」




