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戦国大戦  作者: ワンコインランチ
第2章 桶狭間編
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猪か鬼か


1560年 5月19日 正午


信長率いる2万の軍勢が桶狭間山を視界に捉えた。

辺りには視界を遮るほどの雨が降り行軍の音をかき消す。

そして小高い山の頂上に義元がが陣を敷いている様子が見えた。


「勝家、6千の兵で正面から攻撃

長秀と藤吉郎は2千ずつ計4千で左方から長政は5千で右方へ回れ

一矢は儂と共に5千で後方へ迂回するぞ」



「「「「はっ!」」」」



信長の指示で各自が現場を離れた。


正面から攻めるのは織田家重臣 柴田勝家

6千の兵でこの戦の一番槍を務める。


そして勝家とは時間差で右左方へ回り込み挟撃の形を取るのは

同じく織田家重臣の丹羽長秀と木下藤吉郎合わせて4千の兵と

信長の妹 いちを娶り織田家に従属した

近江の浅井あざい 長政ながまさと兵5千


最後に逃走する今川軍を逃すまいと後方へ迂回する

織田家主君の織田信長と岩森一矢と兵5千


総勢2万で今川軍を殲滅する布陣をたてた。



対して義元は桶狭間山頂上に500の兵で本陣を敷き

遠方から悟られないように約5千の兵をすぐ近くに伏せさせた。


更に残りの2万は信長が攻撃を仕掛けたきたあとに後方から

挟撃の形をとれるように円形状に分散させていた。



「義元様、織田軍が姿を現しました

正面に6千!率いるのは柴田勝家です」


雪斎が正面から向かってくる勝家の姿を捉えると

周囲にいた兵に迎撃態勢をとらせた。


「6千か、予定より少々多いがまだ想定内だ

周囲に伏せた兵を集めよ!一人とて逃がさず殲滅せよ」


義元も愛刀左文字を抜き戦闘態勢に入った。





「柴田様!敵本陣に5千!周囲に伏兵の気配もございます

いかがなさいますか」


「構わん!信長様より正面攻撃を命じられた以上

正面から攻撃するのみ!全軍突撃だあああ!!」


勝家の号令で6千もの柴田軍が一斉に突撃を仕掛けた。

勝家を先頭にした軍勢を見た今川軍をその光景を見て

こう揶揄した。


「お、鬼じゃ・・・鬼が向かってくるぞ」



勝家と対峙した先陣の兵たちは混乱していた。


「みな落ち着きたまえ

所詮は猪武者じゃ私に任せなさい」


今川軍先陣に一人の男が現れた。

名は葛山かつらやま 氏元うじもと

今川家の有力家臣の一人。


「私のスキルで足止めを行う

みな弓の準備を」


氏元は両手を開き地面に触れた状態になった。


「アクティブスキル【土牢縛どろうばく】」


氏元のスキル発動後岩の腕が地面から無数に生え、

勝家をはじめ敵の両足を掴んだ。


それによって勝家たちの動きは完全に止まった。


「むう、小癪な!」


「今だ!総員弓放てえ!」


氏元の掛け声で今川軍が弓矢を放たれ、

放たれた矢は無情にも身動きが取れない織田軍に突き刺さった。


「ぐわあああああ」


「柴田様お逃げくだされ!」


一度の攻撃で織田軍は混乱に陥った。


「馬鹿共め・・・言ったであろう

信長様は正面攻撃を命じられたと


全軍全身だ!

アクティブスキル【鬼砕兜割きさいかぶとわり】!!!」



勝家は大槍を振り上げ地面に振り下ろした。

その一撃は氏元のスキルの岩の腕ごと大地を叩き割った。


「この猪武者め・・・

総員弓放てええ!あの猪を近づけさせる出ない!」


氏元は負けじと弓兵に指示を出し勝家の攻撃を止めようとしたが

勝家が氏元の前に立ちふさがるのにそう時間はかからなかった。


幾人もの今川兵を殺し、返り血を浴びた勝家が氏元の前に立ちふさがった。


「【土牢縛】【土牢縛】【土牢縛】」


スキルを連続で発動させ勝家の四肢を完全に封じ、

更に首元にも岩の腕を這わせ首をへし折ろうとした。


「さすがのお前もこれだけ動きを封じられたら動けんだろう

このまま息の根も止めてやろう!」


氏元は岩の腕を操作し勝家の首に手を掛けたとき

勝家は小さくため息をつき言い放った。



「こんなおもちゃで儂の事をどうにかできると思ったか」


「へっ」


氏元が一瞬動揺し首に掛けた手の動きが止まった瞬間

勝家は全身に力を込め自力で全ての岩の腕を割った。


「な、なんだと・・・

ちょ、ちょっと待ってくれ!少し話を・・・」


「【鬼砕兜割】!!!」


無情にも振り下ろされた槍は氏元の脳天から股下までを真っ二つに分け

衝撃で内臓がはじけ飛びそこに氏元の原形は残らなかった。


「我、鬼柴田なり」



名前:柴田しばた 勝家かついえ  

レベル:50 HP:650 SP:110 ATK:540 DEF:380

アクティブ【鬼砕兜割】…大槍を振り下ろし大地ごと叩き割る

パッシブ 【不動金剛】…状態異常無効


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