ルカによる福音書2章 イエスの誕生秘話04
ごめんなさい!!
期末のドタバタでかけてませんでした!!
数日後のことである。
町にはローマの命令が広がっていた。
人々はざわめきながら噂している。
「皇帝の命令だそうだ」
「先祖の町へ行って登録するんだと」
「なんて面倒なことを……」
その命令を出したのは――
ローマ帝国の皇帝、アウグストゥスであった。
そのためヨセフもまた、先祖の町へ向かわなければならなかった。
それはダビデ王の生まれた町――ベツレヘムである。
家の中で、マリアが少し不安そうに言った。
「ヨセフ……」
「どうしたんだい?」
「本当に……行くのですか?」
彼女はお腹にそっと手を当てる。
「私は……もうすぐ出産です」
ヨセフは少し考え、そして穏やかに答えた。
「心配なのは当然だよ」
彼はマリアの前に座り、やさしく言った。
「でも大丈夫。無理はさせない」
「……本当に?」
「ああ」
ヨセフは微笑む。
「ゆっくり進もう。休みながら行けばいい」
マリアは少し安心した表情を見せる。
「でも……もし途中で何かあったら……」
ヨセフは静かに首を振った。
「その時は、私がなんとかする」
そして少し照れたように笑う。
「大工だからね。家も作れるし、寝る場所くらいどうにかなるさ」
その言葉に、マリアは思わず小さく笑った。
「……そうですね」
やがて旅の朝が来る。
ロバの背に荷物を積み、
ヨセフは手綱を持った。
「準備はいいかい?」
マリアはゆっくりロバに乗る。
「はい」
ヨセフは少し心配そうに聞く。
「大丈夫?辛かったらすぐ言ってほしい」
「ありがとうございます、ヨセフ」
彼女はやさしく微笑んだ。
「あなたがいてくれるなら、大丈夫です」
ヨセフは少し照れながら言った。
「それならよかった」
そして遠くの丘を見つめる。
「さあ、行こう」
マリアが尋ねる。
「どこまで?」
ヨセフは穏やかな声で答えた。
「ダビデの町へ」
そして二人は歩き出す。
乾いた道を、ゆっくりと。
まだ誰も知らない。
この旅が、世界の歴史を変える旅になることを。
そしてその子が――
やがて人々に希望をもたらすことを。
今日の名言は「人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない」です。
人には偏見を持たず公平な目で見ていきましょう!
では皆さん良い一日を!




