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灯台のひと夏  作者: 塔上月扉
13/14

13 貝

 白い貝を拾った。掌ほどの平たい貝。波打っている。海の波のようだ。

 めずらしい。

 まるで波が置き忘れていったかのよう。

 しかも欠けることなく形を保っている。

 洗えば、小物入れにでもなりそうだ。

 拾ったきれいな小石でも入れてみようか。

 この小島を灯台ごと貝の中に閉じ込めてしまえたら良いのに。そうしたら、街へ帰っても……小さな灯台を眺めながら、自分がその中にいるのだと想像できる。

 この島の岩と砂で、小さな箱庭を作ってみようか。

 そんなとりとめのないことを考えながら、白い貝を海水でゆすいで砂を落とし、灯台へ持ち帰った。窓辺において乾かしておく。


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