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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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メイド居住区七不思議!?

必死で逃げてもアイツらどこまでも追いかけてくる!っていうか数増えてないか!?


『君が怖いと思うから増えるんだよ

へぇーコイツら生意気にも恐怖を糧としているみたいだね

闇のボクを差し置いて良い度胸してるじゃないさ!

予定変更、バシバシ食べちゃうよ!』


おお!クロや!ファイト!


『うわぁ、恐怖を糧にしといてここまでゲロ不味くできるとか……ある意味才能だね』


黒い靄に包まれたかと思うと

廊下からボトン ボトン と音がする


『さあて、本体が来るよ』


「人形じゃなければ問題ない!」


出てきたのは……

等身大の人形だった


「にぎゃあああああ!!」


しかも、この顔は王妃様そっくりだし!


『あれ?王妃の気配がする

うーん、この人形持ち主は王妃自身だね

自分そっくりの人形を作るなんて流石ナルシスト王子の母親だけあるね』


クロ!冷静に分析してるんじゃない!

扇を手にする姿とかもうソックリとしか言えないんだけど

あれは王妃だ……人形じゃない……あれは王妃……人形じゃない……

すぅ……はぁ……すぅ


「いくぞクロ!ぶった切ってやる!」


『わぁい!やる気だね!そうこなくちゃ!』


クロで刺しましたとも

黒い靄に包まれた途端、ガチャンと倒れる人形

倒れ方も……本当に、人間っぽくて気持ち悪い

そして吐き出されるメイドさん達……


「実は王妃自身でした!……とかないよな?」


いやだよ

王妃暴行の容疑をかけられるとか絶対やだ!


『うん?本物の王妃なら只今美容の為の入浴中だよ

何覗きたいの?』


いや、いらない


「とりあえず2体倒したぞ!

クロ!あとは何体いるんだよ!」


『まあだまだ、10匹はいるかな?

でも、コイツら共食いしてるからもう少ししたら6匹程度にはなるんじゃない?』


「10匹も!?

待ってたら相手を食ってより強くなるんだろう?

それなら弱いやつを倒していった方がいい

ただでさえ、私とクロお前しかいないんだからな」


自分もいると言わんばかりに首を絞めるハチスケと

フードの上で暴れるシロ

……お前達、そういうことをするなら少しは役に立て!!


『さあ!ちゃっちゃとやっちゃおう!』


もうヤケクソ混じりで斬って斬って斬っていったとも!

人形じゃなければ怖くない!ゆ、幽霊!?そ、そんなものいないんだ!

だって歌でもあるじゃないか!お化けなんてってな!


『あーあ、共食いさせちゃって少なくなったところをやった方がいいのにー』


「クロ次はどっちだ!」


弱いやつならハチスケの風魔法でも倒されるやつもいるくらいだ

……これで本当役に立たないのはシロだけになったな


フシャアアア!!


現れた人体模型擬きに引っ掻きにかかるシロ

……あれは誰の持ち物なんだ?


『王妃じゃないことは確かだね』


人体模型擬きもクロに食べてもらった

今度は大味だったらしい

残りは5体になったところでソレは聞こえてきた


ポロンポロン ポロンポロン


『ピアノだねー』


あるよな

学校の7不思議とかでさ

ひとりでに鳴るピアノとか動き出す壁に飾ってある音楽家の肖像画とか

そういえばさっきの人体模型擬きも走る人体模型って有名だよな


どうでもいいことを考えながら

扉を開けるとそこにはなんというか誰もいなかった


『あ!ヤバい!ボス耳を塞いで!』


クロの声に急いで耳を塞ぐとピアノから凄い不協和音が響いてきた

なんだこれ?

頭の中がグルグルする

目が回るぅう!


「キュイ!」


ハチスケがクルリと体の周りを回ると不協和音は聞こえるが

体の変調が治る


『ピアノの音から催眠をかけてくるとは油断した

ハチスケがボスの周りの風を操らなかったら

ボス、耳から血を出して発狂してるところだよ』


よくやった!ハチスケ!

役に立たないなんて言って悪かった!

お前はどこかのネコミミ精霊と違って役に立つ風の精霊だ!


「さあて、ネタはあがったんだ

そろそろピアノは眠る時間だろう?

ゆっくり休め……永遠にな」


ピアノにクロを刺してやったとも!


『酸っぱい!!』


さあ、あと4体待ってろよ!

王妃様の侍女!私をここまで怖がらせた責任はとってもらうからな!

フハハハハ、ハハハハハ!!


読んでくださってありがとうございます

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