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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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2歳になりました

またあれから一年経ち

相変わらず名前は○△□のまま

もう、自分の名前だってことはわかるからいいかなと

半ば諦めのような気持ちになってくる


2歳になって変わったこと

歩けるようになりました!

やったね!

暇さえあれば屋敷中を走り回って、いや、探検している

おかげで家の隠し通路も家の構図もバッチリ頭に入っている

ただ、困ったのは隠し通路に入ったはいいが出れなくなったことだ

あれは焦った

入った扉から出ようとしても開かないんだもの

力の限り泣き叫んだら執事のセバスチャンが来てくれた

流石セバスチャン、執事といえばセバスチャンだよね


セバスチャンも一緒に隠し通路に入って来てセバスチャンのナビゲートのもと

安全に出てこれた


セバスチャンはお爺様の代からうちに支えてくれている執事で

白髪のナイスミドルである

なんでもできるし私が助けを呼ぶと助けてくれる

お説教が長いのがたまにキズだけど私の大好きなお爺ちゃんだ

「お爺ちゃん」と呼ぶと「お嬢様、私めはまだまだ現役でございますよ」と

笑顔で凄まれるので心の中だけで思ってる


こんなことがあった翌日

今日も元気に探検だと思っていた矢先

セバスチャンに捕まってしまった

そして紹介されたのがアンシェリーちゃんだ


「今日から○△□様付きになりましたアンシェリーと申します」


アンシェリーちゃん10歳

明るい茶色い髪がお日様の光にあたってキラキラしてる

おお!肌も白い!

将来絶対美人さんになりそうな感じ!

母といい私の周りは美人さんが多いな、はっ!これがハーレム!


「お嬢様…お嬢様!」


セバスチャンに呼ばれて正気に戻ると驚いた様子のアンシェリーちゃんと目があった。

ここは笑顔で


「よろしくね、アンシェリーちゃん」


「ちゃん付けなんてとんでもないです、アンとお呼びください」


ちゃん付けはダメらしい

可愛いのにな、ちゃん付け


「オッケー!じゃあアン今日からよろしくね」

「お、け?」


さあ、そうと決まれば探検だ

今日からはアンも一緒 アンの手をとって私は走り出した


「「お嬢様、廊下は走るものではありません!」」


…セバスチャンとアンから怒られたのはいうまでもない

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