オワリ ノ ハジマリ ノ ツヅキ
読者参加型小説のキーワード(タグ)を消して、友人とのリレー小説に。
一話の中で、何箇所かが友人の尖角とキュベレイが書いた部分です。
K君とキュベレイさんに感謝!
私「食べる物も食べたし、出かけてみようかな」
雲1つない快晴、と言うわけではないが、そこそこ良い天気。
行く当てなんかないけど、お金を使わないように散歩する。
歩いていくうちに見つけた、1つの細い道。
左は竹やぶ。右はコンクリートの壁。道幅1mほど。先は暗くなっていて、よく見えない。
私の知的好奇心が騒ぎ出す。
1歩、また1歩と、その道を進んでいく。6月下旬の気温が嘘のように消し飛ぶ。進むたびに気温が下がる。
数10m歩き続ける・・・。吸い込まれるような暗闇。進むと、ドンッ と何かにぶつかる。
手で恐る恐る探る。そうすると、取っ手らしき出っ張りを感じ取った。
ゆっくり・・・そう・・・ゆっくり確実に回した。ギィ・・・と扉の軋む音がして、“ガタン”と扉は全開になった。
溢れるような光が、私の正面から一気に向かってきた。
目にしみる・・・。だが、その感覚も、すぐ消える事になる。
扉の奥に広がる赤い赤い何かが、私の痛覚を消した。
私たちが普段使っている教室が、10個は入るであろう広い広い場所。
何かに使う・・・使われていた倉庫だろうか? 壁や床に赤色が付いている・・・。何だろう?
1歩、また1歩と歩み続けると、何かが私の靴についた・・・。
少しの恐怖と少しの好奇心で、私は靴の裏に手を伸ばす。
ああ・・・やっぱり・・・私の想像は的中した・・・。いや、当たって欲しくはなかった。
ペンキか何かだと良かったが、何度確認しても同じだった。
血。赤い『それ』は、どう見ても、血。
膝が震えて、戻ることもできない。進む事もできない。
すると、どこからか足音が聞こえてくる。それと共に打撲音。
それも1つではない。2つ、3つと増えていく。
どうにかして逃げ出さないと。と、思ったが、やはり足が言う事を利かない。
だんだんと大きくなっていく足音、打撲音。
痛みはない。薄れていく意識。
床がどんどん近くなって・・・。
ドンッ という音と共に、私は気を失った。
気付いたのは狭い部屋。暗いわけでもなく、明るいわけでもない。
白熱灯1つの明かり。教室の4分の1くらいの部屋。鉄で出来た扉。
金網のついた通気口。
手や足の枷・・・重いが、私の力でもギリギリ上げることができる。
部屋をぐるりと見渡す・・・。
しばらくして、ぐぅ~、とお腹がなった・・・。
虚無の中で響く音が1つあった。
どこが私の文で、どれが尖角の文、キュベレイの文かわかりますか?
ちなみに「キリがいい所で交代」ではないので、少し多く行が開いていても、それは小説の内容自体の区切りであり、
書いてる人が交代された訳ではありません。
以下裏話・・・
尖角「書くの遅いな。早く書けよw」(私に対して)
作者「いや、お前が書くの早いんだよ」
尖角は書き上げるの早いです。私の1.3倍くらい・・・。