ダルマサンガコロンダ 2
二十種類以上もの風呂を楽しんだ三人は、浴衣姿で、その広い空間を歩いて回った。
お土産屋、食事処などがあり、また宿泊できると言う。
これではもう銭湯というよりホテルである。
外はもうお月様が美しく輝いている時間。部屋も空いているとの事なので、一部屋とることにした。
これだけ館内がすごいと、部屋もまたすごい。
いわゆるスイートルームといった部屋。(作者はスイートルームになんか泊まったことがないので、わかりません)
キュリウムは目を輝かせて、部屋中を見渡している。テンションは最高潮である。
ラグ「こんな豪華な部屋、寝るだけには勿体ないですね」
キュリウム「見て見て! ジャグジー付きのお風呂が三つもあるよ!」
ラグ「ふふ、子供みたいですね」
フロシア「…私の家の物置より狭い」
ラグ「えっ?」
フロシアの思わぬ発言に、おかしな声を上げてしまうラグ。「あなたは一体何者ですか?」という目でフロシアを見つめる。
キュリウム「トイレも広いですよ! ちゃんと三つあるし!」
ラグ「そ、そうですね。いいですね」
その後キュリウムは大ジャンプ。ベッドへとダイブしていった。もちろん下着は着けていない。
ラグ「そろそろお腹空きませんか? 食事するところもありますし、食べにでも」
キュリウム「イくー!」(カタカナなのは仕様)
ラグ「じゃあ行きましょうか」
フロシア「私の意見は?」
ラグ「行きましょうか」
キュリウム「れっつごー!」
風呂も豪華で、部屋も豪華。これで食事がしょぼい訳がない。
出てきたのはフランス料理のフルコース。(作者はコース料理など、食べたことがないのでわかりません)
メインディッシュは肉の塊…いや、牛肉のステーキ。
そして最後には、食べるのが勿体なく感じるほどのデザート。
バニラアイスにストロベリーソース。メロンやらなんやらのフルーツまで、盛りすぎであるのに決して汚くない芸術。
腹を満たした三人が部屋に戻ろうとするときには、廊下を歩いている人は少なく、店を閉めているところもあった。
ラグ「時間も時間ですしね…。私たちも戻りましょうか」
廊下の明かりと自動販売機の明かりだけがある、すっかり静まり返ったそこは、恐怖が隠れ潜んでいるようだった。
重要なお知らせ
結論だけを先に言うと、小説の更新が困難になる可能性があります。
理由としては、PCでネットが出来ない。ネットが非常に繋がりにくい。
更新を楽しみにしている方、本当にすみません。