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壊レタ夏  作者: 狂風師
13/57

黒化

俺 →ひろし

彼女→エリー

銀髪→ラグ

ひろし「待て待てまてまて。おかしいだろ? なんで俺だけ平仮名なんだよ」


エリー「日本人だから」


ひろし「お前も日本人だろ!!」


 名前は重要だ。ここで引き下がるわけにはいかない。


 いくら「名前」+さん付けで呼ばれても、「い」さん(遺産?胃酸?)とか「ぷ」さん(中国のアレ)


 とか嫌だろ。「ああああ」とか嫌だろ!


 なら俺は必死に抵抗する。己の魂が揺れ動くような、ガツンとした名前を決めるまで絶対に抗ってみせる!


エリー「名前なんてどうでもいいから。さっさと先に進むわよ」


ラグ「少しくらい決めさせてあげたらどうです?」


 さっすがラグ! わかっていらっしゃる。まさに天使。いや、女神様。


エリー「まあ、ラグちゃんがそう言うなら仕方ないわね。5秒で決めなさい」


ひろし「ご…5秒だと…」


エリー「よん」


ひろし「ちょ!! まって!!」


 時間は5秒しかない。考えろ、考えるんだ俺。


 あるはずだ。魂に響く名前が。俺の魂を燃え上がらせる名前が。


 集中しろ…。この世に1つしかない名前。


 息を殺せ。無駄な思考を投げ捨てろ。1つの事だけに全てを捧げろ…。


エリー「ぜろ。はい終わり。行くわよ、ひろし」


ひろし「は!? ま、待て、あと5秒!」


エリー「ダメ」


 くっ…こうなったら仕方がない。アレを使うしかないようだな。


ひろし「決めさせてくれないのなら、俺はここを動かない。絶対に先になんか進んでやらん!」


エリー「何行ってるのよ。行くわよ!」


ひろし「嫌だね」


ラグ「ガキみたいな事言ってんじゃねえよ。名前が何だって言うんだよ。カス」


ひろし・エリー「!?」


ラグ「うだうだ言ってねぇで先に進むぞ。わかったか生ゴミ」


ひろし「…」(開いた口が塞がらない)


エリー「ラグ…ちゃん…?」


ラグ「では、行きましょうか」


ひろし・エリー「…はい」


 ラグ怖い…。すいません…ラグ様…。女神様…。魔女様…。

これ書いてたときは、相当テンション上がってたんでしょうね。


そして会話多め。

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