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「ラナ様。あなたの言い分ではわたくしが教科書と制服を破って、わたくしがあなたを階段から突き落としたんですよね?」
「そうよ!」
「証拠はありますの?」
「ラナが嘘つく訳ないだろ!」
二人は私に向かってそう言った。
(うっわ、話にならないわ…てか、この世に絶対嘘つかない人間なんて居ないのよ…)
「でもヘンリー殿下、証拠あった方がもっとラナ様の発言が強くなると思うんですわ。探さなかったんですか?」
「う… だが、私はラナ信じてる。何せ彼女を運命の人だ。嘘つく理由がない。」
「ヘンリー様…♡」
「ラナ…」
また二人は抱き合ってイチャイチャし始めた。
(いや、急にイチャイチャしないでくれる?話逸れてるわよ…)
「だからお前がやったに決まってる!」
(うっわ!?びっくりした!急に2人の世界から戻って来ないでよ!)
ヘンリー殿下は第一王子だ。言わば将来国王なる可能性が高いお方なのだ。
(本当にこの国の未来大丈夫かしら?そして空気読め~)
会場に居るほとんどの人はヘンリー殿下達に嫌気を指してる。
「なら、おかしいですわね~。わたくし、昨日まで隣国に留学してたんですわ。どうやって2週間も馬車でかかる距離がある隣国からラナ様を虐められるのでしょう?」
「え?」
「は?」
二人は間抜けな顔して驚いた。会場がまた凍りついた。
「え、知らなかったですか?」
(マジかよ… ほとんどの人達は私が留学してるの知ってるぞ…)
「嘘つくな!?」
(明らかにヘンリー殿下は動揺してるわね…)
「嘘と思うなら、国王陛下に聞けばいいですわ。国王陛下が許可してくれたから行けたんだもの。」
まず、隣国の留学なんて簡単に行かせてもらえない。なにせ貴族が違う国に留学するって事は国を代表するって事だ。少しでも変な行動をすると国の品格を疑われるのだ。だから他の国に留学する時は国王陛下の許可する必要がある。
(それも知らないのかしら…)
「まず、私はヘンリー殿下が学園を入学したと同時に隣国に留学しました。どうやってラナ様の存在を知って虐めるのです?」
「だ、だから、お前は取り巻きにラナの存在を知らせて貰い指示したんだ!取り巻きを使ってラナを虐めたんだ!」
(だからじゃないわよ!明らかに言い分が間違えてるって気付け!!!私の取り巻きなんて居ないわよ。てか、要らない!厄介ごとしか起こらない気がする!)
「あら、それもおかしいですわ?だって、ラナ様の言い分では私がやった事になってるみたいですが?取り巻きではなく。話が違うじゃないですか?」
「う…」
(お、押せてる~♪)
ヘンリー殿下は奥歯を噛みながら悔しそうに睨んでくる中、ラナ様はまだ混乱してるのかまだ黙ったままだ。
(多分ヘンリー殿下は信じたくなかったのだろう。ラナ様が嘘ついてると…)
そして、また疑問だと思った事を私は口にした。




