138億年の果て
(僕は主任の頭の中にいるムカデだ。今日もデータを送信して、現実ではない世界をホンモノとしてあやつっている。今日は何にしようかな?運動は健康にいい、無農薬は体にいい。そんなとこかな。主任は騙されやすく、被害妄想が激しくて多数の人に迷惑を掛けている。なので、水素ガスをたまーに注入する。すると、元気になって楽しませてくれるんだ。主任は結構前に死んでるんだけど、僕たちの菌で生きてるんだよ。スゴイよね。2000年前から存在している主任、138億年前から人類は盛んだった。世界の果てで暮らしてて、草木と共に魔法を使っていた。その後、僕たち虫が誕生したんだ。)
(千絵さー、主任が好きなんでしょ?ならさー、乗っ取ればいいんじゃない?脳髄とか、彼は入り込みやすいって噂だよ。私はトオルに住み着く予定。又ね!
え?ちょっと待ってよー。ゴソゴソ…。気が付かれないもんなんだね。耳の中気持ち悪くないのかな?
主任は遊び疲れて寝てしまっているようだ。)
ごめんごめん、これから主任と生きていかなくてはいけないの。
名前を付けてくれる?
____。
わぁ!素敵な名前!いい人生が贈れるかもしれないね。
良い人生を。
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※この物語は全てフィクションです。
登場人物、過去、等、一部事実らしいです。