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人機のアストライア  作者: 橘 雪
EP2 『流転する形勢』
19/121

19: EP2-7 日常: アリア・K・ウィルクス/ルイナ・ルプスレフィア

西暦3020年2月某日、協定宇宙時(STC)2300

木星(ジュピター)近傍、木星近傍コロニー(JPC)002

セイバー連隊支部、第2艦隊宿舎、高級将校棟



全く酷い目にあった


...ごほん、さて所変わってここは木星、JPC002

セイバー連隊は第2艦隊、その高級将校宿舎ではこちらも人には見せられない日常があった

...これは素直にプライベートで、プライバシーの問題だ


「...ふぅ、今日も変わらないな。」


セイバー第2艦隊長、アリア・K・ウィルクスは部屋のモニターに映し出された木星の望遠映像を見ながら呟いた


「...ここのも変わらないな、木星は。 ...ん?」


続いて呟いたアリア

ふと部屋のドアロックが解除される音がする


この部屋のドアロックのキーはアリア本人を除けばただ1人しか持っていない


「艦隊長...寝れないの...」


普段はツインテールのその黒髪を下ろした赤目の女性


「寝れないか、おいで、ルイナ。」

「うん...」


第2バトルワーカー大隊長、ルイナ・ルプスレフィアだ


2人は同じベッドに並び、腰掛ける

アリアがルイナのさらさらとした髪を撫でる


「んっ...お姉さま...」


ルイナの声音、口調も常のそれとは違う


「ルイナ...何かあったか?」

「分からない...でも、何か、不安。」

「そうか。 大丈夫だ、私がこうやって、ここにいる。」

「うん...」


ルイナの服は、寝巻きというよりは...肌着とでも言うべきだろうか

薄く透けた生地からは地肌が見える

それでいて...決して他人に見せぬ部分は隠されている


見る者が見ればこう思うだろう

『意中の男性に女性が見せる姿』と


そして、それは正しい


もちろん、アリアが実は男性などという話ではない

ではどういう意味か


「...ねぇ...お姉さま...」


ルイナが上目遣いでアリアを見る


「あぁ、いいとも、ルイナ。」


2人がベッドに横になる



...まだ、夜は始まったばかりだ

今日も、夜は、皆に等しく訪れる

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