20: EP2-8 日常: オルグ・C・エンスウェン/リグ・マルコシアス
20話へようこそ
人によっては懐かしい奴がいるぞ。
西暦3020年2月某日、協定宇宙時2000
海王星近傍、海王星商業コロニー群1-001
ベンゼルク通り、バーラウンジ『熾天使の絆』
NCCS1-001でも高級店が立ち並ぶベンゼルク通り
その一角のバーラウンジに彼らはいた
「オルグ、飲みすぎじゃないか?」
「...そんな日もある、リグ。」
「そうか。 まぁそれもそうだな。」
セイバー第3艦隊、艦隊長オルグ・C・エンスウェン、バトルワーカー大隊長リグ・マルコシアスだ
「ところでオルグ、この間の健康診断だが。」
「あぁ、総合判定はBだったな。」
「見たが、あれは...過労だな。 オルグ、お前が優秀なのは分かってる。 優秀すぎる。 だが、もう少し休むことも覚えたらどうだ?」
「...考えておこう。」
リグの口調は普段のそれでなく、砕けたものだ
「若いからと無理をすると歳を取ってから響くとも言うからな...」
「受け取っておくさ、リグ。」
オルグが透き通った酒の入ったグラスを傾ける
「おや、今日は芋かい? オルグの旦那。」
「あぁ、そうだ。 ...で、何の用だ?」
「いや? 最近よく来るからさ。」
彼らの腰掛けるカウンターの内側からフレンドリーな様子の店員が話しかける
「...そうだセラフ嬢、今日のおすすめはなんだ?」
「今日か? あぁそうだ、いいチキンが入ったんだ。 5等級のだ。」
「...それはいい。 折角だ、頂こう。」
リグがセラフと呼んだその人物
オレンジ色の髪に緑の目というあまり見ない特徴的な女性だ
「はい、お待ち。 シンプルにチキンステーキだ。」
「あぁありがとう。」
夜は更けていく
この一時もまた、貴重なものだった




