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二つの王国②

 私の考えは絶対、口にできないなぁ。正直、隣国に乗っ取られた方が、国民は幸せになれるんじゃないか、なんて。

 ユートピアは信じない。絶対、向こうにも欠点があるはずだし。第一に、奴隷制度があるらしい。これは、大きなマイナス。

 でも、向こうには、水洗トイレと、貧民は無料で診る病院があるらしい。嘘か誠か。本当なら、すばらしい! 特にトイレ!! そこにこだわる王女は変ですか?

 神様(?)たちの意向とは、だいぶ違っちゃってるとは思うけど。私は、そういうふうにしか考えられない。まあ、いろいろ与えられたはずの力はまだ発現してないし、国一つをどうにかしろってことではないんじゃないかと、勝手に解釈してる。

 あとは実際問題、いまの私に権力なんかない。へたすれば、物理的に首が飛ぶ。

 もう一つ、この年まで口にできなかったのは、スケールは小さくなるけど、私にとっては大切なこと。

 ユリリアの子供ってどうしてるの? ふつう、乳兄弟って一緒に育つよね? そうでないにしても、そろそろ遊び友達として紹介されてもいいはず。

 悪い想像ばかりしていたけど、なんてことはなかった。ユリリアは独身。未婚の誓いを立てている。

 じゃあ、なんで私に授乳できたんだって話だが、そういう魔法があるんだって。

 《暗示》に《成長促進》を重ね掛けするとかなんとか。創意工夫は認めるけど、使い方間違ってない?

 なんでも大昔に、王の乳兄弟が権力にぎって、あれこれやってくれやがったので、いまの体制になったんだとか。

 気持ちはわからないでもないけど、副作用とかないんだろうか? ちょっと怖いなぁと思いながら、その日もよく寝た。

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