キャラクター
今回はキャラクターについて。
考察を多分に含むのでこんな事を考える奴がいるのか程度に。
物語においてキャラクターはとても重要だ。
何故重要なのかと言うと『蜘蛛ですが何か』辺りを見て貰えれば分かるが、主人公が延々とボッチを続けた場合、シーンが作れないからだ。
あれを演劇にするとキャストが一人で延々と独り言を言い、黒子がモンスター風のオブジェを持って獅子舞の様に暴れまわるだけで数時間の演劇が繰り返される事になる。
もし、小説で早期に主人公以外のキャラクターを登場させずに続けるのなら、地の文に主人公が考えてる事、これからの行動指針等を書く必要が出て来る。
最初の登場キャラには、これを緩和する効果が有る。
『お供アイルー的性質』等と呼ぶのが良いだろうか。
『盾の勇者の成り上がり』だと『ラフタリア』、『幼女戦記』だと『セレブリャコーフ』辺りのキャラがこれに当たる。
『ねこひろし』の一発芸と、漫才の『ボケと突っ込み』みたいな関係だ。
早期に二人目のキャラを登場させる事の重要性は分かったと思うが、これが案外難しい。
具体的には、独りぼっちになると問題が再燃する事。
なので、何かしらの理由を付けて延々と主人公のストーキングをさせなければならない。
学校や軍などのある種の組織に所属する事でこの問題は簡単に解決可能だ。
だが、それを使うと、それ以外のストーリーが書けなくなってしまう。
家族なんてのも延々とストーキングする動機になるが、旅に出る事が出来なくなる。
また、使い捨てにして旅立つ時は、新しいストーカーを用意する必要が出てくる。
漂流や転生だと安易に同郷の者を主要キャラに据える事も有るが、敵対者や殺される役になる事も多い。これもストーリーに制約がかかっている。
解決法として提示されるのが、ストーカー気質のヒロイン、主人公より能力の劣る幼馴染、奴隷辺りか。
目的意識ややりたい事が無い、あるいは持つ事が不自然なキャラ。中々に酷いです。
発展すると、モンスターを仲間にする。スライムや狼辺りが多いか。喋るペット。進化したお供アイルー。
一緒に居る事の必然性。
これを考えないと『ロマサガ』辺りの仲間と同じになってしまう。
「君のサブイベントは終わったんだが、いつまで付きまとうつもりだね?」
こんな疑問が出ない様に考えよう。
特にハーレム物のヒロイン、全員が付きまとって来るストーカー軍団。
貴族女子も王族女子も何故か実家に帰らず付きまとう。怖っ。
『必然性』や『共通の目的』王道を外した時に強く認識される問題だ。
他に気を付ける事はキャラをたたせるエピソードを入れるぐらいか。
別視点の話。
小説の会話文は順番に別の人間が喋ると言うルールが有る。
これは二人の会話だと問題が無いが、登場人数が増えると問題だらけだ。
漫画や劇辺りは登場人物が居る為に、誰が話しているか混乱が起きないが小説ではそれが起こる。
必然的に一目で分かる工夫が必要になるわけだが、これが『語尾』だ。
頭のイカレタ語尾が出て来たら小説からのメディアミックスを疑っても良い。
因みに語尾に隠れがちだが、一人称と二人称も独特の物にして分かり易くする事が出来る。
『小生はバッタのかき揚げ丼が食べたいでござる』なんて。




