表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
56/2152

勘十郎殿・林・柴田御敵の事其壱

 天文二十四年六月二十六日、織田光京に代わって守山城の城主となった織田孫十郎次京が、龍泉寺下の松川の渡しで若侍を引き連れて川狩りをしているところへ、若い侍が一人で馬に乗って通りかかりました。


「どこの馬鹿者だ、城主様の御前を馬に乗ったままで通りおって」


 次京の家来の洲賀才蔵という侍が弓を取り、矢を射かけると、その矢は若い侍に当たり、落馬してしまいました。


 次京達が川から上がって落馬した若い侍を見ると、驚いた事にそれは左京の弟の喜六郎秀孝でした。


 歳は十五、六で、肌は白粉を塗ったように白く、赤い唇で柔和な姿、容姿端麗、世の中にそれ程居るとは思えない美形でした。


 次京達はほぼ同時に仰天し、蒼ざめてしまいました。


 次京は取るものも取り敢えず、守山城にも戻らずに、その場から馬に鞭入れてどこかへ逃げ去ってしまいました。


 それから数年、次京は不遇の時を過ごすのでした。


 この一件は、秀孝の兄である行京の耳にも入りました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ