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めぐる世界は凶か吉か

 おはようと言えば、とろりと笑う。

結局生まれ変わっても何も変わらなかった。

自分を哀しい人間だと思い込んでいる人を、依存させることをやめられなかった。

なんて、あぁ私が望んだことだ。


 さざめくような黄色い声が大きくなった。

この学校は一応お貴族様が通う学校だから、あからさまに騒ぐような事はしないんだろう。


 たった今通り過ぎた校門を見れば、なんともキラキラしい人間が入ってくるところだった。

プラチナの髪に翡翠の目。まるで童話の中から出てきたようないかにも王子といった風貌の人。



 今年から、社会見学という名目でこの学校に通うことになった王子サマ。



 聞けば、男女問わず随分と人気があるらしい。

勉強が出来て運動もできるし、魔力も強い。



 あぁそれにしても、完璧すぎる人間だと思う。



 すっと横目でさりげなく彼を見る・・・・・目があった。

にこりと微笑めば、すぐに目をそらされた。


 なんとなく嫌悪の入り交じった視線は、とても印象的だった。




「・・・あぁなるほどね。」





 2つは年下だというのに、彼は人を見る目があるようだ。






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