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今日ものんびり平和です! シーズン1  作者: 蒼凪 悠


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7話最近大人が多いです!

「みんな!帰ったら大黒屋(だいこくや)行こうよ!」

「賛成です」

「いいわよ」

「私も大丈夫だよ」

「じゃぁ雫(しずく)誘いに来て!」

「わかったわよ、仕方ないわね」


「大黒屋、最近人多いです」

「お、駄菓子ブームでも来たか?」

「そんなブーム聞いた事ないわよ」

「ここか?かおりんの家」

「わぁ、おっきいです…」

「金持ちだな」

「きっとそうね…」


ピンポーン


「薫子(かおるこ)ちゃぁん!来たです〜!」

「はぁい!すぐ行く〜!」

「このピンポンの上に付いてるのはひょっとしてカメラです?」

「だろうな」

「警備も完璧です!」

「お待たせぇ」

「今日もまたいつもの買うのか?」

「いつものってなによ?」

「こいつ大黒屋行くと同じのばっかり食べてるんだよ」

「美味しいの?」

「味は杏(あんず)が保証するです!」

「じゃあ私も杏ちゃんのおすすめを買ってみようかな」

「絶対美味しいです!」

「わぁ、今日も人多いな」

「しかも大人が多いわね」

「ははん、私の優秀すぎる頭脳が答えを導き出したです…」

「その答えってのはなんだよ?」

「よく見るです秋(あき)ちゃん!男の人ばかりです…」

「本当だ、男の人ばっかりだね」

「そうです薫子ちゃん、そして年齢も20歳から30歳ぐらいの男性と見受けられるです!」

「ほうほう、それで?」

「ここから導き出される答えはただひとつです!」


『それわっ!?』


「きっと女です!」

「…お前また昼ドラ見てるだろ?」

「何を言うのかと思ったら杏らしいわ」

「あはは、杏ちゃん昼ドラみてるんだ」

「ぬぬぬ!信用してないです!?では答え合わせといくです!」

「こんにちわぁ〜です!」

「あら、いらっしゃい!」

「実(みのり)姉ちゃん、今日はお手伝い?」

「そうよぉ、お母さん腰痛めて動けないからねぇ」

「おばちゃん大丈夫です?」

「うん大丈夫よ、心配してくれてありがとうね!お母さんにも杏ちゃん達が心配してたよって言っとくわぁ」

「うん、早く元気になってほしいです!」

「雫ちゃんもいらっしゃい」

「こ、こんにちわ!」

「ん?雫ちゃんのツンはどこへ行ったです?」

「あれだよ杏、雫は昔っから実姉ちゃんが憧れだから照れてるんだよ」

「そうなんです!?残念ながら性格も容姿もまったく違うです…将来は期待できないです…」

「ちょっと!聞こえてるわよっ!」

「あらあら、嬉しいわよ雫ちゃん!大人になったら一緒にお茶でもしましょ!」

「は!はいっ!」

「それから…見かけない子ね、転校生?」

「あ、海野薫子って言います!先日引っ越してきました」

「薫子…ちゃん?なーんか聞いた事ある名前ね…」

「実姉ちゃんも絶対会ったことあるよ、姉ちゃんと保育園の時に一緒に遊んだことあるもの」

「薫子ちゃんは小学生になる前に東京に引っ越して最近戻ってきたです!」

「あぁ、そう言うことなのね!あんまり無い名前だし、覚えてるわ!」

「覚えててくれて嬉しいです……」

「しかし最近、大黒屋なんでこんなに人多くなったの?」

「さぁ、なんでかしらね?」

「まぁいいや、お菓子選ぼうぜぇ」

「あ、実姉ちゃん!海老のお菓子はまだ入ってこないです?」

「海老…あぁ!あのすごい海老海老してるやつ!?」

「そうです!海老海老のやつです!」

「あれは確か…ちょっと待って」

「かおりん、これ美味しいそうじゃないか?」

「ほんと!なに味なんだろ」

「せんべいのくせにコーラ味だって!」

「見た目はこんなに美味しそうなのに…」

「面白そうだから買ってみようかな」

「お、かおりんはチャレンジャーですな!」

「ごめんお待たせ。あのお菓子、今は販売中止になってる」

「えええ!なんでです!?」

「どうも人気すぎて一度メーカーが出荷を止めたみたい。」

「で、ではもう食べられないです!?」

「うーん、多分だけどたくさん作って余裕ができたら販売始まるんじゃ無いかな」

「残念です…」


「すいませーん!」

「あ、はぁい! みんなゆっくり選んでね」

「ありがとですー」

「海老のお菓子入ってこないって?」

「そうみたいです…」

「おろ?杏達じゃん」

「柚(ゆず)ねぇ!こんなところで何してるんだ?」

「なんだよ秋、私が駄菓子買いに来たらダメなのかよ!」

「んな事は言ってないじゃん」

「あれ、ひょっとして薫子じゃね?」

「え!柚ねぇわかるの?」

「ん?いや似てるなーと思ってさ」

「は、はい薫子です!お久しぶりです!」

「やっぱり!でもあんまり覚えてないんじゃね?まだ保育園だったよな?」

「はい…ごめんなさい、うっすらとしか」

「いいよいいよ!戻ってきたの?」

「はい!またよろしくお願いします!」

「うん、また遊ぼうな!」

「それで、柚ねぇはお菓子買いに来ただけです?」

「いや、果音(かのん)と遊ぶから待ってる間にお菓子買いに来ただけだよ」

「果音姉ちゃんと友達とは…果音姉ちゃんもかわいそうです…」

「なんでだよ!?お前は自分の姉をなんだと思ってるんだ?」

「それは大きな声では言えないです」

「……そうか。まぁいいや、しかし実ねぇが店番したら人増えるなやっぱり」

「この男の大人が多いのは実姉ちゃんが原因です?」

「当たり前だろぉ!?あんな美人が店番してたら誰でも買いにくるわ!」

「確かに…でもどうやって知ったんだ?」

「なんだ秋知らないのか?」

「何を?」

「実ねぇは短大のミスコンで優勝して、雑誌にも載って芸能事務所にスカウトされた有名美女だからな!」


『………ええぇえ!!!』


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